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2021年07月22日

僕がウォール街で学んだ勝利の投資術

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お金を増やすことができれば、人生の選択肢が増えると思います。不本意に思う仕事を辞めて新しい仕事にチャレンジできるかも知れない。愛する子どもを留学させることができるかも知れない。素晴らしい育成システムを持つスポーツクラブや音楽プログラムに送り出すことができるかも知れません。お金を増やすことで、人生の選択肢が増える可能性があるのです


海外で物価が上昇しているのに日本では上昇していないということは、相対的に日本の生活水準が下がっているということになります。日本はとてもよい国ですが、経済が弱っているのです


投資はリスクではなく、投資しないことがリスクなのだということ。そして、リスクの大きさはコントロールできる、ということを知ってください。もちろん、投資は自己責任で行うべきなのは言うまでもありません。


ベトナムやインドネシア、フィリピンなどを見ると、成長意欲が高く、日本企業に追い付き追い越していく企業も出てくると思います。 日本も、日本企業も、日本人も、危険感を持つべき時が迫っています。日本は移民の受け入れに消極的ですが、移民を受け入れなくても、仕事を海外に奪われる可能性は低くありません。


僕は自身の投資戦略を、「ライオン戦略」と名付けています。 その最も大きな柱は、資金の7〜9割を「長期積み立て」、1〜3割を「短期投資」する、というものです。 僕はアフリカを旅した時、ライオンを観察しました。 ライオンは、ふだんは無駄に動かず、じっとしています。そして、獲物を視界に捉えると、素早く獲物を捕まえます。ライオン戦略というネーミングは、ここからヒントを得たものです。ふだんは長期積み立てでじっくり投資する。そして、チャンスがきたら短期投資をする。これが、ライオン戦略です


自分の得意なことをするのは、メンタルを強く保つためでもあります。 得意でないことをすると、自信を失い、メンタルが弱くなり、挫けてしまいがちであり、得意なこと(利点)を持ち、それを追求した方が効率的に生きられると思います。苦手なことをやると競争が難しくなるので、「何が得意で、何が苦手か」ということには、できるだけ早く気づいた方がいいと思います。学生のうちに気づくのが望ましいですが、何歳であっても気づくに越したことはありません


僕は投資に関する多くの本を読みましたが、お金持ちになった投資家に共通しているのは、成長性の高いところに投資をする、ということです。 ウォーレン・バフェットは、今のアメリカではなく、50年前、60年前のアメリカで投資を始めました。途上国とは言えませんが、アメリカで高成長が始まった時代に投資を始めたからこそ、大きなリターンを得たのだと思います。


東南アジアを旅して極端に貧しい人も見て、僕は世界が広がる想いがしました。生意気な言い方になるかも知れませんが、「僕が暮らしてきた世界は急成長しない。今は貧しいこの人たちが未来の大金持ちであり、ここに身を置いた方がいい」と感じたのです。


認識して欲しいのは、日本株を持っていなくても日本経済の影響は受ける、ということです。日本経済が成長すれば給料が増えるなど、プラスの恩恵がありますし、逆のことも起こります。つまり、自国の経済はもともと人生に深く影響しており、あえてポートフォリオの大きな割合を日本株にする必要はない、というわけです。


もうひとつ、守って欲しいルールがあります。それは、ひとつの商品への投資額は、資産全体の5〜10%を上限とする、ということです。それ以上になると、多様化の効果が得にくくなり、ポートフォリオ全体のリスクが高くなってしまう可能性があります。投資できる資金が少ない場合は、どうしても1つの商品が占める割合が高くなってしまいますが、そうした場合も、ひとつの商品に集中的に投資しないよう、工夫するのが望ましいといえます。


長期積み立ては、長期的に資産を増やしていくことを目指しますが、短期では、その時々でトレンドに乗り、リターンを上乗せしていくイメージです。つねに短期投資をするというより、機会を見つけて実行します。


利益と損の比率をコントロールすること、言い換えれば、大きな利益を得て、損は小さく抑えることが重要なのです。 損切りしなければならない回数が多くても、そこで生じる損が小さければ、大きな問題ではありません。重要なのは、利益は大きく、損は小さく、という「大きさ」であり、「損切りの数」ではありません。得する確率が高い投資家がいい投資家だと思いがちですし、実際、僕もそう思っていましたが、重要なのは「数」ではなく、成功と失敗、それぞれの「大きさ」なのです。


波に乗って、大きな利益を出し、波が変わったら損を小さく抑える。損切りすることになっても、他人も、自分も責めない。


移動平均から得られるシグナルに「デッドクロス」があります。 例えば5日移動平均線と25日移動平均線があり、2つとも下がっていて、短期の移動平均線(5日移動平均線)が、長期の移動平均線(25日移動平均線)を下に突き抜けている場合、ここから下落のトレンドが始まるサインだと考えられています。とくに75日移動平均線も突き抜けていれば、トレンドの傾向はより強いと考えられます。


とくにこれからを生きる若い世代には、投資はリスクだというマインドセットを徹底的に変えて欲しい、変えたい、と思っています。投資はあなたの人生の選択肢を広げ、不安を解消する、とても素晴らしいものです。投資は自己判断と自己責任で行うべきことを理解し、しっかりとした1歩を踏み出してください。 「投資はリスクではなく、投資をしないことがリスク」なのです。




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