雑多な社会記録にちょっとした雑学 〜あなたの知識を1mg増やすブログ〜

韓国から8年ぶりに帰国して受けたカルチャーショックに大きな反響が。「韓国では基本、カード1枚、スマホがあれば買い物ができた」とXに投稿したいんちょーさん（@Bacon_Danshaku）に、日本とどう違うのか話を聞きました。

「韓国ではポイントなども電話番号で登録しており店頭の機械に打ち込むだけなので、買い物に行くときは『スマホ・外国人登録書・クレジットカードだけ』」とイラストで紹介。コンビ二、スーパー、病院などに鞄いらずで楽々お出かけができるのだとか。

しかし、日本で暮らしはじめた途端、「Pontaカードや楽天カードはお持ちですか？」にはじまり、買い物をするたび、毎回「（施設名、ドラッグストア名）のアプリやカードは？」「〇〇ブランドのアプリは」「当月ポイントアプリで…」と様々な勧誘や声かけが。わずか2〜3週間で、財布もぎゅうぎゅう、スマホ画面もアプリがずらーッと並ぶことに。

さらに「お支払い方法は何になさいますか」と、支払い方法が選べるお店もあれば、現金かカードか〇〇Payのみ使用可のお店、ICOCAなどの交通系カードが使えないお店など支払い方法も様々。その上、いざクーポンを出してみると「当店は対象外となっております…」と言われてしまう始末。

日本で生活するのが8年ぶりのいんちょーさんは「なんか…すごくややこしくなってた」と思わず本音を漏らします。

■韓国もポイント文化は活発ですが…

カード決済のみの店はコロナ前からありましたが、もっと増えてきた感じがしています。現金を出したらダメだと言われることはないですが「お釣りないのよねー」とは言われたことがあります。「現金のみだ」と店が言った場合、通報もできます（※）。

8年前は、脱税のため現金が好まれ、1200円のものも、現金で払うと1000円になったりするなどしましたが最近はあまり見かけません。特に観光地ではよくありました。また、屋台等では日本同様に現金が多いのですが、最近は銀行口座が掲示されていて目の前で携帯を操作し、振り込んで買うことも多くなりました。

（※）韓国では年商240万円以上の店舗にクレジットカード決済対応を義務化

その場で携帯から振り込み！屋台ではそんな買い方もあるのですね。また、ポイント付与に電話番号を打ち込むことにもびっくりしました。

会計後、「カードで」と差し込んで目の前のタッチパネルに番号を入力します。すると、「○○様であってますか？」と確認されてポイント付与完了です。結構ポイント率も高くて、10％程ついたりします。それに慣れると日本はポイントけちだなって思ってしまいます笑。

今回の投稿に、「健全な市場競争の結果なのかも？と感じるところもあります」「日本ではキャッシュレスだけでは心もとないと思います。それでも昔よりは選択肢が増えてていいと思うんだけどな」など、日本の状況に対して好意的に受け止める考えも。

しかし、それ以上に、「ほんとそれ。非効率的過ぎる」「これ店員も割と困ること多いから早くなんとかしてほしいんだよなー」「カウンターでダウンロードとかアップデートとか余計な時間かかってしまうのも気まずい」「ポイントカード作れば20％引きですとか言われると作っちゃってたけど、キリがない」といった共感の声がたくさんあがりました。

まとめ

日本でもキャッシュレス決済が一般的になり利便性はUPした一方で、ついつい「お得かも！？」と増えていくお店のカードやアプリ。韓国ほど簡潔に…とはいかないかもしれませんが、身軽に出かけるか、あれこれしっかり携えて備えるか。カードか現金かコード決済か。自分の生活に合う便利なものをチョイスしながら有効活用していきたいですね。

いんちょーさんは、現在の日本での帰国生活、韓国での生活や日韓の文化の違いなどをイラストにしてブログやSNSで発信され、カルチャーや習慣を知るきっかけに。また現在はイラストレーターとして活躍中です。