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2015年12月21日

13 年下君×私=不倫

一ヶ月、いや、二ヶ月…?

激しい葛藤が続いた後に私が取った行動は、手を滑らせた振りをして年下君に電話を掛けるというものだった。(なんという事でしょう)



LINEの通話ボタンを押し、一瞬で切った。

すかさず直後に、

「ごめん!押し間違えた!」との言葉を添えて。



心臓の鼓動が止まらなくって、苦しくて苦しくて、仕方がなかった。

それは昼の事だった。しかし、夕方になっても返事が来ない…



(うっ、吐きそう。あんな馬鹿な事、するんじゃなかったよ…冷静に考えてみれば、エッチをするだけしておいて、勝手に結婚して妊娠までしたら都合良く無視をした私だもんね。嫌われているに決まっているよ。あーあ…ほぎゃああああ)



だけど、どこかで忘れられていないだろうとの期待感は有ったんだ。

夜になって、年下君から返事があった。

「許さぬ。」



涙が出そうなくらい、嬉しかった。

心、飛び跳ねた。

12 年下君×私=不倫

妊娠中は常に情緒不安定で有る上、直ぐに疲れ易くなる等、あまり良い思い出が無い。

それでも、お腹に手を当てて子供の事を思うだけで、温かい気持ちになれたものだった。



母子共に健康な状態で出産をし、新たな幸せを掴んだ私。

しかし、子育ては想像以上に大変なものであった。



旦那は仕事が忙しく、あまり家に居ない。

初めての子育てに、とにかく私は無我夢中だった。



髪は伸びきり、化粧をする気力さえ、無かった。

そして。産後の体重は、妊娠前より数キロ増えたままの状態。



だが、母性とは不思議なもので。過去は極度の恋愛体質だった私も、そういった類のものに対し驚く程まで無関心になっていた。

私も子供も大切にしてくれる旦那と、可愛い子供が居てくれるなら、それで良かったのだ。



…良かった筈だったのだ。が。

産後一年が経過した頃、私は体力が回復して、子育てにも余裕が出てきていた。

つまり、本来の自分自身へと戻ったのだ。



丁度、その時期に年下君のLINEのプロフィール画像が、本人の写真へと変更されていた。



(うわあ。年下君、こんな顔だった…相変わらず、格好が良いなあ。うへえ…)



幾度となく、年下君の写真を眺める日々が続いていた。(ストーカー気質)



(年下君と、また何処かで出逢えたら嬉しいな。あの時の合コンで誕生したカップルの結婚式が近年中に開かれる筈だから、そこで会えるかも。私は太ってしまって自信は無いけれど、年下君を一目見られるだけでも幸せだよ…)



気が付けば、年下君の事ばかり考えていた私。

そして、もう一つ。年下君に関して引き摺ってしまう理由が私には有ったのだ。



それは、合コンを終えて数週間後の時の話。

同じく合コンに参加した会社の同僚から、

「私ちゃん。年下君の事、気に入っているでしょう?」と聞かれたのだ。

「えっ…まあ、格好良い人だったよね。」

「やっぱり。あのね、年下君は止めた方が良いよ。年下君、未だ遠距離の彼女と続いているみたい。」

「ええっ。…そうなんだ。」



(彼女と続いているだなんて。だから私と付き合おうとしてくれなかったんだ。いや、私も彼氏が居てお互い様だけどさ。でも、それなら本当の事を教えてくれたって良いじゃない!)



その晩、私は年下君に電話を掛け、怒りを露わにした。

「今日、同僚から聞いたよ!彼女と続いているんだってね?どうして本当の事を言ってくれなかったの?私も彼氏が居るって伝えているじゃん。嘘を吐く必要なんて無いじゃん!」

「…それ、誰情報?本当に遠距離の彼女とは別れたままだよ。俺の事、信じてくれないの?」

「だって、同僚が嘘を言う訳無いじゃん。年下君の事、信じたいけれど…分からないよ。」

「本当に違うよ。」



この時、初めて年下君は私に怒っていた。



(仮に同僚が私を騙しているとなると…同僚は年下君に気が有るから?いやいや、他の男性と上手くいっているから、それは違うよね。じゃあ、やっぱり年下君には彼女が居るのかな…でも、どうして嘘を吐く訳?)



頭が混乱したままの状態で私が出した結論は、



(年下君は危険な人物。謎に包まれているから、深入りしない事!彼氏が一番!)



といったものだった。

それでも。年下君から受ける愛情は、本物であるように感じていた私。

真実が、心の奥底では気になっていたのだ。



(年下君と少しでも繋がりたい。せめて、連絡だけなら良いかな?…いや、そうしたならば、止められなくなりそう…)



年下君に連絡したい気持ちが募っては、踏み止まり…その繰り返しだった。

11 年下君×私=不倫

翌朝、年下君が家まで送ってくれた。

車から降りる時、キスをされたんだ。



(恋人みたいだなあ…)



だけど。年下君とは、もう会わないと決意した。

きっと、こうやって人は簡単に道を踏み外してしまうものなのだ。

私も良い大人、それくらいの事は経験上、分かっていた。



目の前に在る旦那との結婚。私は、どうしたって守り抜きたかった。

年下君と関係を続ける事よりも、旦那の存在の方が、断然に大事だったから。



だから。

その決断は、今でも間違っていなかったと思う。

ねえ。絶対に。



その日から約半年後、私は旦那と入籍をする事になる。

それまでの間、年下君からは何度も連絡が着ていた。

電話も、よく掛かって来ていた。



「私ちゃんに会いたい。お願い。彼氏じゃなくって、俺の所に来てよ。」

「駄目だよ。彼氏は良い人なの。年下君は未だ若いんだから、結婚とか考えていないでしょう?私は、本気のお付き合いしか嫌なの(笑)」

「確かに結婚は未だ想像出来ないけれど…でも、私ちゃんに会いたくて仕方ない。好きだよ。本当なんだってば。」



人は我儘だ。

追われれば追われる程に、相手の価値を見出せなくなってしまう。

次第に、私から年下君への連絡は減って行った。



「今、私ちゃんの家の近くに先輩と遊びに来ている。会えない?」

「無理だよ。今、用事しているから、またね。」



でも。でもね。

本当は、会いたかった。

旦那と出逢っていなければ、確実に私は年下君の虜になっていたと思う。



(会いたい、会いたい、だけど…この人は結婚する相手じゃない。)



それが決め手だった。

それだけが、理由だった。

恋愛と結婚は違う。

そんな風に、漠然と考えていたんだ。



(彼氏を裏切る事だけは出来ない。年下君、ごめんなさい。)



旦那と私は、結婚式の日を迎えた。

皆からの祝福を受け、この人に一生着いて行こう、そう心に決めた。

涙が溢れ出てくる程の幸せを感じた、生涯で最も大切な一日。



新婚旅行を終えて、数ヶ月後、妊娠が判明。

私は悪阻で仕事を続けられなくなり、退社。

お腹の中に居る、未だ見えない我が子と静かに過ごしていた。



年下君からの連絡も少なくなっていて、忘れ掛けていた頃…最後の電話が鳴る。



「久し振り…」低い男性の声。

「…誰ですか?」



私は、妊娠を機に年下君の電話番号を削除していたのだった。



「酷いなあー。(名前)だよ。ねえ、足が無いから今から迎えに来て?」

「あっ、ごめん。年下君…かなり酔っているよね?私、行けないよ。結婚してるしさ…妊娠もしているんだよ。」

「…えっ?!妊娠?!まじかー…。何で結婚なんかするんだよ。妊娠なんかしてるんだよー。会いたいよ、会いに来てくれよー」



(年下君、相当に酔っている…懐かしいなあ。でも。そんな事、出来る筈が無いじゃんか…)



「無理に決まってるでしょ!タクシーで帰って下さい!じゃあね!」

無理矢理、私は電話を切った。

溢れそうな気持ち、封じ込めるように。



その電話以来、年下君から連絡の来る事は有りませんでした。

10 年下君×私=不倫

身体を重ね合わせた後、私は宙を見上げながら年下君に尋ねた。

「年下君は、私と付き合う気無いよね?」



年下君の数秒間だけ、時が止まった。

「…うん。」



正直、少々ショックだった。いや、結構に。



(そっか。…けれども、年下君は未だ若いし…いきなり家に来る女を彼女にしたいだなんて思う筈が無いよね)



「良かった。実は私、彼氏が居るの。年下君も、彼女居るんでしょ?」

「うぇっ?!やっぱり居るんだー…。俺は、就職してから付き合っていた彼女と遠距離になってしまって別れたっきり居ないよ。彼氏さん、長いの?」

「そうなんだ…。未だ付き合って少しだけれど、結婚したいって言ってくれているよ。」

「そっかー…。私ちゃん、経験豊富そうだもんね」

「何それ(笑)」



これって、よく有る話。

合コンで好みの異性と出逢いました。

一時の感情で体の関係を持ちました。

それ以上でもそれ以下でも無い、その場限りの関係。



(もう、遊びは止めよう。彼氏を絶対に大切にしよう。)



こんな風に良い感じになっても、なかなか付き合えなかったりするもんだ。

だけど私には婚約者が居る。

余計に旦那への愛が深くなった。

9 年下君×私=不倫

週末になって、年下君との約束の日を迎えた。

駅前に、年下君の車が停まる。車内に乗り込むと、年下君からの第一声。

「うわあ。良い香りー。何だ、この匂いは…」

思わず笑ってしまった。この人の事、やっぱり凄く気になる…



途中、お酒とおつまみを買いに寄って、年下君の家へ。

話は、どうしたって合コンの思い出話となる。

年下君は、二次会での私に相当嫉妬していたようで。

「女の子があんなに飲まされちゃダメでしょう!気が気じゃ無かったんだから。襲われたりしていないよね?!連絡とか着ているんじゃない?」

本当は、年下君と再会する前に、同い年の幹事の男性とも会っていた私。(若気の至りとしか弁明が出来ない)

そんな事は口が裂けても言えず、

「何にも無いよ!連絡は、ちょこちょこ着ているけれど…年下君としか基本は遣り取りしていないよ」

と、私は明るく返した。



お酒の勢いも有って、どんな話をしたか今となっては上手く思い出せないけれど、とにかく楽しかった事だけは鮮明に覚えている。

そして年下君が、

「私ちゃんって胸、何カップなの?…って嘘々!ごめん!(笑)」と白々しく言った。



(あっ、遂に来たな…)



「触って良いよ?」私は、年下君の左手を自分の左胸へと持って行った。



そこからは、最初から決まっていたかのように、事が運ばれた。

中でも印象深かった言葉が有る。年下君が私の身体を撫で回していた時に、

「こんなに柔らかい身体、初めて。筋肉が全然無いというか(笑)マショマロみたい。」

そう言って大喜びしていたの。



年下君は、一つ一つの物事に対して、深く深く喜ぶのだ。

赤ちゃんのように、純真無垢。

8 年下君×私=不倫

旦那には、仕事が長引き連絡が出来なかったとの嘘を吐いた。

「ご苦労様。明日は私ちゃんに会えるから、俺も残りの仕事を頑張るよ!」

何も知らない旦那。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…



翌日、年下君からLINEが着ていた。

「昨日、大丈夫だった?めちゃくちゃ飲まされていたけれど。」

連絡が着た時点で、年下君との繋がりは消えないとの自信が生まれた。



(また、年下君に会いたいな…性格も可愛かったし…)



それは、年下君も同じ想いだったようで。私達は直ぐ様、次に二人で会う約束を取り付けた。

場所は、年下君の家。仕事終わりに年下君が迎えに来てくれて、飲み直すと言った名目。



(きっと、年下君とはエッチをするだろうな)



一夜限りの関係。そう心に誓いながら。

7 年下君×私=不倫

合コンは盛り上がり、二次会へと続いた。

薄暗いバー…私の両隣には、何故だか先程は全く話さなかった男性二人。

年下君は、遥か遠くの席。



がっかりしながらも、二人の相手をしていた。

どうやら、どちらの男性も私に興味が有るようだった。

「私ちゃんが一番可愛いよ」と酔っ払った三十代の男性が耳元で囁いてきたり。

「私ちゃん、上に羽織っている服、暑いから脱ぎなよー」そう言って、同い年の幹事の男性から無理矢理シャツワンピを引き剥がされたり。

終いには二人からテキーラを一気飲みさせられ、開き直った私は、同僚達の株を上げる為にも汚れキャラを通す事に決めた。



(私、何をやっているんだろう。とにかく同僚達が、素敵な彼氏を捕まえられますように!)



時折、年下君が私に向ける重たい視線を感じ取っていた。



悪夢のような二次会も終わり、三十代の男性からの一緒にタクシーに乗って送るという誘いを必死に断り、私は帰宅した。

6 年下君×私=不倫

そして、年下君と私は更に急接近する。

席替えで、まさかの隣同士になった。



(ひゃああああ!こんな私が隣になってしまって、ごめんなさいいいい)



しかし思いの外、年下君は私にやたらと喋り掛けてきた。

「合コン、よく行くんですか?」

「いや、全然…だから緊張しちゃって。しかも先程は、ご飯まで取り分けさせちゃって本当にごめんなさい。合コン、やっぱり多いです?」

「あはははは(笑)取り分けたかっただけですから(笑)合コン、これが二回目なんですよ。前回のは三十代の女性が多くて。年下の俺なんか全然相手にされないというか(笑)」

「えー!格好が良いから絶対に女の人達が群がるでしょう!」

「全然ですよー(笑)私ちゃんこそ、モテますよね?彼氏、居ないんですか?」



(どうしよう。でも、ここで居るとは言えないよ…)



「居ないんですよ。」

年下君の前では、事実を伝えたくない私がいた。



それからも、たわいない話をし続けていると、年下君からLINEのIDを教えて欲しいと言われた。

早い内から聞かれて、向こうも私を悪くは思っていないのかな?なんて思ってしまった。



携帯を取り出すと、丁度、旦那からの着信画面。

一気に現実へと引き戻され、罪悪感が沸き起こった。



(だけど。今日だけは。ごめんなさい。)



私は年下君に連絡先を教えた。
×

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