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2017年03月05日

[ネタバレあり]リアル・スティール(2011)〜ウルヴァリンのバックジャンプパンチ

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『リアル・スティール』Real Steel(2011・米)

監督/ショーン・レヴィ
脚本/ジョン・ゲイティンズ
原案/ダン・ギルロイ、ジェレミー・レヴェン
原作/リチャード・マシスン『四角い墓場』
製作/ショーン・レヴィ、スーザン・モントフォード
   ドン・マーフィ、ロバート・ゼメキス
製作総指揮/ダン・リン、ジョシュ・マクラグレン
   メアリー・マクラグレン、ジャック・ラプケ
   スティーヴン・スピルバーグ、スティーヴ・スターキー
出演/ヒュー・ジャックマン
製作/ドリームワークス



<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>


舞台は2020年のアメリカ。人間のボクシングに代わり、より暴力的な「ロボット格闘技」が人気を博していた。人間のボクシングが廃れたことで、将来を有望視されていたプロボクサーのチャーリー・ケントンも、今では中古のロボットを使ってプロモーターとして生計を立てていたが、すっかり落ちぶれ、借金取りに追われる生活を細々と続けていた。

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ある時、主人公チャーリーの元妻が亡くなったと知らせが届く。まったく会っていなかった息子マックスの親権者を決めるため、チャーリーは元妻の姉夫婦との話し合いのため家庭裁判所に向かう。息子に興味のないチャーリーは、親権を譲るかわりに姉夫婦から金を受け取ること、姉夫婦が旅行の間マックスを預かることという条件で、姉夫婦と合意する。

チャーリーのもとにマックスがやってくる。前金の5万ドルを手にしたチャーリーは以前破壊されたロボット、アンブッシュの代わりに、中古のノイジーボーイを購入。マックスはチャーリーの幼なじみでもある女性ベイリーの元に居候することになる。金で売られたことに気づいたマックスはチャーリーを嫌っていたが、ロボットとゲーム好きな彼は無理やり試合についていく。相手ロボットのミダスとの試合は最初は優勢だったが、結局負けてしまい、ノイジーボーイもスクラップになってしまう。

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またもロボットを失ったチャーリーはスクラップ置き場に忍び込み、金になりそうな物を捜す。そこでマックスは泥に埋もれたロボットを発見し、チャーリーに止められながらも持ち帰る。そのロボット、アトムは一世代前のロボットで、動きを真似するシャドー機能が付いた練習用だった。チャーリーは古くて試合には使えないと判断するが、マックスは場末の試合に出場を決めた。

初めての試合に苦戦を強いられるマックスとアトムだったが、チャーリーの的確な指示によって初勝利を収める。チャーリーがかつてはプロボクサーであったことを知ったマックスはシャドー機能を使ってチャーリーの動きをアトムに学習させることを思いつく。同じく、チャーリーもアトムがマックスのダンスを真似ているのを見て、試合前のパフォーマンスに使えると思いついた。

すると、アトムの試合前のダンスや、人間のようなテクニカルな戦い方が評判を呼び、次々と試合のオファーが舞い込み、WRB興行主の目に止まり、大舞台での試合が実現。そして強敵ツインシティーズを倒したマックスは、天才プログラマーのマシドが設計した現チャンピオン、ゼウスに挑戦状を突きつける。

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そして試合が始まるが、力の差は圧倒的で、常にゼウスの優勢で進む。アトムは幾度も倒され、ついには最終ラウンドを前にロボットをコントロールする機能まで破壊されてしまう。「もう戦えない」と肩を落とすチャーリーだったが、マックスは「コントローラーは壊れても、ロボットはチャーリーの動きを認識する。まだ戦える」と勇気付ける。「僕のために戦って」というマックスの熱意に押され、チャーリーは戦い続けることを決意する。

始まった最終ラウンドで、アトムはシャドー機能を使い、チャーリーのボクサーとしての動きをトレースして戦う。ゼウスの猛攻に耐え続けるチャーリーに、誰もが諦めかけた時、長引いた試合のせいで王者ゼウスはパワー切れを起こす。そこからアトムの反撃が始まる。アトムは試合終了のゴングがなるまで攻め続け、勝敗は判定に持ち込まれた。

試合終了直後、判定が出る前に観客席から見守っていたベイリーは飛び出していってチャーリーと抱き合う。そして自分の父親を見上げるマックス。二人は最後まで諦めずに戦ったことで親子の絆を取り戻すことができたと気付く。結果、わずかなポイント差でアトムは負けてしまうが、その二人とアトムの勇姿に観客は歓声を送り続ける。

<END>

リチャード・マシスンの「リアル・スティール」という短編集にある「四角い墓場」を原作とした映画がこの「リアル・スティール」ですね。家族を捨ててロボットボクシングにのめり込む駄目なオヤジと、ロボットボクシングゲームに逃避する息子が母親の死をきっかけに再会し、パートナーとしてリレーションを築くなかで親子の情愛を取り戻すまでを描く作品です。試合シーンがかっこいいですね。機械+格闘は最高です。

主人公のチャーリーはウルヴァリンの「ヒュー・ジャックマン」です。殴る仕草が板についていて大変いいですね!しかし、もっともっと暴れてほしかった!

至る所でネタにされていますが、日本で活躍していたという設定のノイジーボーイは胸に「超悪男子」とペイントされているんですよね。そして右腕、左腕は電飾になっいて、超悪、男子、拷問、末期、苦痛、聖所、栄光、贖罪、大赦、極楽、と切り替わるらしいんですよ。聖所って何でしょうね。

それにしてもこの作品、私はたまたま、あの感動ボクシング映画「チャンプ」の直後に見てしまったんですが、ストーリーがかなり似ていますね。落ちぶれた元ボクサーの親父の所に息子がやってきて、カムバックしてまたあの栄光を取り戻す・・・というお話です。ただ、最後の試合で親父が死ぬんで、ちょっと驚きましたけどね。

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こちらはチャンプ
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サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!

グーペ グーペ

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