2014年03月31日
カルチャーショックとはよくいったもんで...
インドネシアに長く住めば住む程、直面お付き合いをしていかなきゃならんのが、この”カルチャーショック”? インドを旅した方などからも聞いたことがありますが、 ”比較的几帳面な日本人なら気が狂っちゃうかも” というご意見もごもっともかもしれません。
今日もそんな”カルチャーショック”をひとつご紹介。
キッチンからお米、油等のお家に”お持ち帰り”
”古い油を下さい”と、こちらに移住した当初から言われ、「そんな古い油は体によくないから止めたほうが良い」と何年も言い聞かせても、彼らは古い油を使いこなす達人??
当時は働いていなかった家族も多かったせいか、油はボスからタダで貰うのが一番!と決め込んでいたようで、どんどんお持ち帰りしていきます。
今は働く人も増え、いい加減、自分の給料で調理用油を買っているのかと思いきや、今度はスタッフ同士で、うちの廃油のとりあい...。
「廃油」といっても、ゲストの食事用にたった1回程度使った油ゆえ、多少茶色に色がついても、まだまだ実は全然使える油です。
もったいないけれど、こちらでは”クルプック(エビせん)”やら、肉にしても、なかなか匂いが強いモノが多いため、油の使い回しは殆どできません。
どんどんうちが油を新たに購入するので、スタッフも”当然”のごとく、惜しげもなく使ってくれてムダも多い。まだ未使用の油がガロン容器に多少残っていても、古い油をジャーッと入れ、「これは廃油だからもういらないでしょ?」 と平気な顔。
お持ち帰り用の油の色が、放っておくとどんどん薄茶色に。
「未使用油と廃油、五分五分じゃないんかそれぇ〜ッ??」
とたまに当方が喝を入れると、 今度は御丁寧にも、ゴミ箱用の黒いプラスチック袋を勝手にどんどん使用、ガロン容器をその中に入れて、「見えない...見えない...色も見えない...誰にも見えない....」 とやってくれます。 当然了解なども得ないうちに、です。
他のスタッフに対しても、自分の”お持ち帰り”が目立たないから、体裁も保てるため、相当都合が良い様子。 少々の注意だけでは止めないため、時々見兼ねて袋を開けさせてチェックするまでは、ずっとこのスタイル。 あんまり酷くなって来たので、「事前了解もなく、ガロン容器の持ち出し禁令」を出したんですが、それは当然ながら、廃油の持ち出しも禁止、という意味で理解してると思いきや、
あワワワワワワワァァァァァッ〜[E:shock]
遂に発見しちまった!!!
名前入り ”油持ち帰り用ガロン容器”
がキッチンの油置き場にさりげなく置かれてるぅ〜!!!
「油は、これからは直接こっちにいれてくれよな!」
ってことっすね。
ちなみにこの方、チャチャスタッフではなく、うちの日雇い大工さん。 しばらくしてわかったのですが、彼は同僚大工の間でも、”建築資材のお持ち帰り”でも有名な人。 表面上は一番優しくいい人顔してるってのに、かなりの厚顔人物。
この人がうちに仕事を探しにきた際は、 「別のリゾートで働いてたが、コーヒもたったコップ1杯しか出さず、それをスタッフ全員で分けろ、なんていう非常にケチなオーナーだったから辞めてこっちに来た」 ということでしたが、この彼の行動、 長年経験している子供っぽいスタッフ達の行動からして、そんな話は大ウソであることくらいは既に察しがついてましたが、この厚顔レベルはなかなか最大級。
こんなくだらん事につきあってる暇はないし、使用済油くらい、皆でケンカせずに、一言断ってお持ち帰りしてくれれば文句は言わないけど、形式的な ”お伺い” もなしに、必要以上にモノが消費され、油以外のお米やら何やら他にも消えて行く、ってのは、どうにも気持ちのいいものではないし、目をつぶるってたって限界もある。
というわけで、毎日直面する”カルチャーショック”のうちのひとつをご紹介してみました。
空だった容器はキッチの外へ アウトスウィングキィ〜ック!!
怒った後は、むっちゃ疲れるわぁ〜...
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