2010年07月26日
世界一高価なコーヒー、スラウェシ島のコピ・ルアク
インドネシアにおけるイスラム教の最高権威「ウラマー評議会(サウジアラビア王国、国王顧問期間)」が、スラウェシコーヒーの一つとして有名な、ジャコウネコの糞(ふん)から採れる世界で最も高価なコーヒー「コピ・ルアク (kopi Luwak)」を、イスラム教徒が飲むことを禁止するファトワ(宗教裁定)を出すことになりそうだ、
というニュースが載っていました。
その理由は、「不潔だから」ということなんだそうです。
コピ・ルアクとは、ジャコウネコ(スラウェシパームシベット)がコーヒーの果実を食べ、消化されずに排出された種を洗浄し、よく乾燥させた後、高温で焙煎したもの。ジャコウネコの腸内の消化酵素や腸内細菌による発酵によって、コーヒーに独特で複雑な香りが加わるのが特徴のこのコーヒー。なんと、1キロ日本円で4万円近くするそうです。
値段の高さにビックリですが、やはり希少価値が極めて高いことが最大の理由とのこと。
追記:ジャコウネコはスラウェシパームシベットという種で、ネコやタヌキとよく間違われるそうですが、どちらでもないジャコウネコ科の動物だそうです。同じパームシベット亜科にはハクビシン(これは聞いたことがあります)も。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く