2017年04月17日
苫小牧東港のサクラマス狂想曲
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餌釣りで30センチ強のサクラマス
3月23日以来、約3週間ぶりに苫小牧東港を訪れた。日本海沿岸とは異なり、釣行すれば何かしらのトラウトが釣れるのが、苫小牧東港をはじめとした近隣の日高門別や鵡川漁港。それは分かっていたが、釣りの中心となるポイントは当然港内。
日本海のような、サーフで荒波に立ち向かうという爽快感が余り感じられないことと、釣人の多さから腰が引けていた。
4月中旬の苫小牧東港は、定位したアメマスに加えて、サクラマスが港内に入ってくる時期に当たる。それを狙った多くのアングラーが押し寄せるのはいつものこと。しかし、4月14日の苫東港内はいつもとは雰囲気が異なっていた。
はじめに向かったのは苫小牧東港のはずれにある、苫小牧市街地方向の一本防波堤。ここは、回遊するサクラマスを狙える大場所だが、防波堤の上には投げ釣りの釣人が2〜3人ほどしかいない。ただ、防波堤横の砂浜には、いかにもサクラマス狙いだと分かるアングラーが5〜6人、波間に立ち込んでロッドを振り下ろしていた。
しばらく様子を見ていたが、誰の竿にもアタリが来ていないようなので、港内に移動。訪れたのは、厚真漁港を対岸とする、オロウェンの向かいにある苫小牧東港の角地。午前6時過ぎにも関わらず、20名を超えるアングラーが熱心にロッドを振っていた。
この場所は、周りがフェンスに仕切られていて、竿を出せるスペースは30メートもない。そこに、20数人が一列になってルアーを投じるものだから、当然あちこちでお祭り騒ぎ。
いつもは、サビキの釣人が3〜4人しか入らないこの場所に、なぜこんなにも多くのアングラーが入ったのか不思議に思い、目的地の火力発電所前フェンスに行く前に、この埠頭の様子をうかがった。夜明け前から来ているらしい、キャップライトを着けたままのアングラーに話を聞くと、今日はまだ誰もヒットさせてはいないとのこと。
なぜ、この場所にこんなにもアングラーが集まったのかは、後でわかった。目的地の火力発電所フェンスに着き、竿をセットしてから回りの様子を探るために一回り。フェンスの無い、手前の場所にはルアーのアングラー、フェンス前にはウキ釣りの釣り人など10人ほどが竿をだしていて、ここにはいつもの平日の姿があった。
夜明け前からきていたというアングラーに話を聞くと、オロウェンの向かいの埠頭に押し寄せた釣人は、釣り新聞に載った記事を読んできたのではないかという。
一方、このフェンス前にはルアーや磯竿の釣人はいるが、いつものフライ釣りの釣人は見当たらない。そのルアーの釣人も、アメマスやサクラマストを狙っているのだろうと思ったが、よく見るとルアーではなくサビキ仕掛けにおもりを付けた投げサビキ仕掛け。それを、投げては引いてを繰り返していた。
また、フェンス奥では、ウキ釣り用の竿がズラリと並び、その竿に時折20センチ前後のニシンがヒットする。
今回も、ウキ釣り用のきびなごを用意したものの、基本はルアーフィッシング。ルアーにアタリがこない場合の逃げ道として、ウキ釣りを行なうことにした。その悪い予感は当たるもので、ジグやミノー、スプーンなど、どのようなルアーを用いてもさっぱりアタリはこない。
フェンスの外れでルアー釣りを行なっていたアングラーに、小型アメマスがポツリポツリとヒットするシーンが見られたが、竿をしならせるような大型トラウトは皆無。こちらも本格的にウキ釣りに移行したが、初めは潮の流れに乗ってウキは漂うだけ。
ウキがようやく海中に引き込まれたのは、それから1時間後のこと。ごぼう抜きで引き上げると30センチ強のアメマスだった。
さらにもう一本の竿にもアタリが。先ほどとは異なり、結構暴れる。これも何とかごぼう抜きしたが、上がったのは体が青白く輝く30センチほどの魚。まさか、と思い手に取るとサクラマスだった。
サビキにも、時折サクラマスがヒットすることは知っていたが、餌釣りの竿にも来るとは。情けないが、これが今年の初サクラ。それでも驚きと嬉しさが交差した。
その後東南の風が勢いを増し、竿を出せる状態ではなくなった。帰りしなに、オロウェン向かいの埠頭の角を覗いたが、この天候の急変にも関わらず、残った2〜3人のアングラーが向かい風に向かってルアーを投じていた。
苫小牧東港のサクラマス狂想曲は、まだこれからが本番なのだろう。ピーク時にはどのような状況となっているのか、考えるだけでもそら恐ろしい。
写真は、上から苫東外れの一本防波堤横のサーフの模様。5〜6人のアングラーがサクラマスを狙い、波越えでルアーを投じていた。苫小牧東港の角地の僅かなスペースに集結したアングラー。見ていた限り、ここでもアタリの気配はなかった。下はフェンス前のウキ釣りでヒットした30センチ強のアメマスとサクラマス
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なぜか、恩師から手紙を頂いた心境になりました。
忙しさにかまけてお伺いもせず、大変申し訳ありません。
いつかは現地でお会いできると、その日を心待ちにしております。
苫東のほか、日高方面にかけてのポイントにも足を伸ばそうかと考えています。
Aki缶さんの地元にもお伺いする予定です。その節は、例の海岸に再度の撮影を行いたいと思っています。また、相談に乗っていただければありがたいです。
ありがとうございました!!
実は、苫東の翌日も休みで、浜益に釣行しました。しかし、残念ながら2枚波、3枚波が押し寄せて釣りになりませんでした。
私も浜益には愛着があり、kojiさんの気持ちが良く分かります。前回のリベンジとして、今週中に再び訪れたいと考えています。そこでお会いできれば嬉しいのですが!
きびなごのウキ釣りですが、苫東では一ヒロ半に、積丹の岩場では一ヒロに設定しています。棚よりも、きびなごが海中で水平を保つように、針の刺し方を注意しています。
ただkojiさんは、ルアーですぐにでもヒットさせると思いますので、あまり必要がないと思います。
voxyさんの安瀬への釣行の話を読んだ時に、正直違和感がありました。何か特別な事情があるのではと。
ただ、釣人として新しいポイントの開拓は必要です。これからも、まだ知られていないポイントの開拓をお願いします。そして、ソッとこのブログに乗せてください(笑い
ありがとうございました!!
大変参考になっております!!
今回の釣行でお会いできるのでは、と期待していましたが、
そんな簡単なことではないことが分かりました。
苫東にはこれから何度も行きますので、いずれお会いできる日がくると、楽しみにしております。
今年は小型の固体が非常に多いですねー。
何でもこれから東北方面に下って行く固体なんだとか。
角地含め東港周辺は大変な状況が続いてますね。
新聞の記事は概ね2週間ほど前の釣況でここ数日はかなり渋い状況が
続いているのですが混み具合は加熱したままですね。(^^;
先日は外れて飛んできたルアーが顔に当たって怪我人まで出てしまったとか
ロッド同士が当たって折れるなど、臆病なワシはとてもじゃないですが
入れない状況のようです。
昨日も午前11時前に同ポイントに入ってた知人の所に視察に行きましたが
1本だけ、という事で他のポイントも釣果に関しては例年の通常モードのようでしたが、混み具合は相当なもので入る隙間も無かったですが
「これでも空いているほうですよ!」との事でした。(汗)
新聞の記事も、もう少し書き方考えてくれると良いのですが
売れてなんぼの職業ですから仕方が無いんでしょうねぇ。。。
今年は我が地元でも結果を出している方々がいるので
地元調査で頑張ろうかと思っています。(笑)
ちなみにウキ釣りの時の棚は、どの位の長さでやられているのでしょうか?
ここの所、海況が悪く浜益には行けておりません、代わりに行った積丹方面でも2連敗中です。でもまあこれからだと思って、気長にサクラマスが釣れるのを待つことにします。
まずはサクラマスおめでとうございます。
これでプレッシャーもなくなり量産体制に入るのではないでしょうか。
でもやっぱり今年はサイズが出ませんね。
安瀬海岸ダメでした!お恥ずかしい限りです。
ところで、先週の一本防横のサーフは入れたのですがサーフ一帯広い範囲で5〜60人は居たかと思いますもう一つのオイルフェンスの角の場所にはギチギチに人が入って居ました
そして、昨日の釣果ですが自分はサビキ引っ張りでニシン20匹程でした(ボウズで帰りたくなかったので)隣の人は47cmのサクラをキビナゴであげてました