今年初の涌水河川釣行 (フライ): ホラー好きのフライマン
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2014年03月15日

今年初の涌水河川釣行 (フライ)

 今年のフライフィシング釣行も、ようやく第1歩をしるすことができた。とは言っても、北海道の河川は道東地域以外まだ深い雪の中。特に札幌圏の河川は、3月半ばでも1メートルを越える積雪量。釣果の見込めるポイントに入るためには、まず雪を掻き分ける体力とポイントに着くまでの気力が要求される。

 3月中旬に訪れたのは、2月26日に「冬でもドライフライ」(https://fanblogs.jp/bukki/archive/6/0?1394919884)で取り上げた苫小牧と千歳の川。いずれも川幅が最大で3メートル足らずと小河川だが、湧水を源流としていることから魚の活性が高く、「天候さえ恵まれればドライフライでもいけるのでは」というスケベ心から。当日はあいにくの吹雪模様。水温が低下していることもあり、インジケーターを付けたニンフで挑戦した。#12のビーズヘッドヘアズイヤーを7番のティペットで結んだ極々シンプルなシステム。最初に行った苫小牧の錦多峰川は、雪代の影響で水源地から上流の流れが速く、立ちこんで上流を目指すには無理があり断念。
冬でも実績のある小糸魚川ではニンフにあたりが=写真
熊出没標識
 続いて入ったのは、同じく樽前山の麓を源流とする小糸魚川。水温自体は錦多峰川よりも低いにも関わらず、魚影は濃く行ってはずれのない川という印象が強い。林道のゲートが開いていて、上流のポイントのひとつの暗渠の傍に車を止めることができそう。しかし、そこから下っての釣りとなるので、約1キロメートル手前から入釣、暗渠を目指した。
岸には深い雪が残っているために、川に立ちこんでの釣りとなったが、水の冷たさは感じない。仕掛けは錦多峰川と同じニンフのヘアズイヤー。
 入釣した場所から20メートルほどいった先の、流れが2つに割れたとろ場で今年初めてのあたりがあった。それも、インジケーターが引き込まれると同時にジャンプ。まるでドライに対する反応を見ているようで、そのまま川底に潜り込んだ。沈んでいた木にラインが絡み、そのすきに針が外れてしまった。20センチ前後のやまめだと思う。
その後も幾度かのあたりはあったが、針掛かりしない。結局、最終地点まで魚を確認でできたのは4度ほど。いずれも、初めにばらした型よりも小さい新子クラス。それでも、この時期にあたりがあることに満足している。4年前には、釣行4回目でようやくあたりがあり、5回目に魚を手にした。
 最後に向かったのは、同じ湧水河川の千歳・ママチ川。姫鱒養魚場までは除雪されて車で行けるが、そこから先は手つかずの深い雪。林道の雪を掻き分けるか、川に立ち入って2キロメートル先のイケシリママチ川との合流点を目指すしかない。いずれも時間的に難しく、駐車した近場でニンフを流したが魚の気配はまるでなかった。
 初回の釣行として結果は伴なわなかった。「北海道の春はまだ遠し」をあらためて実感した。
写真は雪深い現在のママチ川


ママチ川の流れ.JPG



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