2015年03月07日
千歳川中流域のブラウン
道内は、またしても天気が大荒れとなり、海岸は大しけで湖も近場の支笏湖は風が強くて釣りにならないだろう、との考えから5日に2月10日以来今年2回目の千歳川中流域に釣行した。
千歳川は本州の釣人には鮭の遡上で知られるが、実際は札幌にこれだけ近いのに、70センチを越えるブラウンや虹鱒などの大物が棲息する一級河川だ。
前回は、千歳川の根志越橋付近で「遡上アメマスが釣れた」との情報で、行き慣れている長都大橋に入釣した。結果は、ライズは無く当然アタリも釣果もなかった。簡単に釣れるとは思っていなかったので、それほどショックはなかった。
今回は立ち上がりが遅く、長都大橋に着いたのは午前11時過ぎ。川魚とはいえども、朝まずめを逃すと釣果が大幅に下がるのはこれまでも経験済み。ただ、「昼間でも活発に捕食活動するブラウンならば、釣れる可能性はある」との希望的観測で、モチベーションを高める。
橋の上から流れを見ると、川面を渡る強い風や時おり舞う雪で底が見えない。そうした中でも、長都川との合流地点やその対岸で竿を出す釣人の姿が見える。
この長都大橋の50メートルほどの下流では、釣友が5月にスプーンで70センチのブラウンを上げ、自分も雪の残る3月末に赤金のミノーで60センチ越えのブラウンを釣ったことがある、大型ブラウンの実績があるポイントだ。
当然、釣人の出入りが激しく、この時期でも週末ともなれば多くのアングラーが竿を出す。しかし、今回は平日ということで、釣人は自分を含めて3人ほど。
用水路からの流れ出しの近辺に場所を構えた。足元の川底には鮭の稚魚が全く見えない。ブラウンが釣れる絶対条件の一つが鮭の稚魚の放流。これが無い状況で釣るのは天文学的に難しい。
その奇跡を信じて、上流の橋脚めがけて12グラムのスプーンを投じる。放流されていれば、鮭の稚魚は必ずルアーを追ってくるが、その姿は見えない。スプーンからミノーに変更しても、投じるポイントを代えても結果は同じ。それでも3時間ほど粘ったが、アタリひとつ無かった。
それでも、自分が着く前からルアー釣りを行っている2人の釣人は止めようとしない。しばらくして、長都川との合流点のルアーマンが駐車した橋の端に戻った。それを機に自分も車に戻る。
たまたま車を止めた場所が隣。帰り支度をしていた釣人に話を聞くと、「長都川との合流点で3回ほど大きなライズがあった。多分、複数のブラウンだと思うが、ルアーには反応しなかった」とのこと。そのために、長い時間あの場所で粘っていたのだ。
了解を得てそこに向かう。河川改修が行われて千歳川が直線化する前は、長都川との合流点は千歳川でも一級ポイントだった。メーター級の虹鱒が釣れたのもこの場所。だから、昔を知る釣人は今でもこのポイントを訪れる。
早速スプーンを打ち込む。流れに乗せたあとにリトリーブの繰り返し。魚の気配は橋の下よりも感じる。そこでも2時間ほど粘ったたが、ライズは確認できなかった。
もうしばらくしたら鮭の稚魚の放流が始まる。そうなるとブラウンがあちこちでボイルする姿を見ることができる。それまで、しばらくの我慢だ。
写真左:長都大橋の下流から上流を見る、同上右:長都川との合流点。昔の千歳川の一級ポイントだ
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千歳川は本州の釣人には鮭の遡上で知られるが、実際は札幌にこれだけ近いのに、70センチを越えるブラウンや虹鱒などの大物が棲息する一級河川だ。
前回は、千歳川の根志越橋付近で「遡上アメマスが釣れた」との情報で、行き慣れている長都大橋に入釣した。結果は、ライズは無く当然アタリも釣果もなかった。簡単に釣れるとは思っていなかったので、それほどショックはなかった。
今回は立ち上がりが遅く、長都大橋に着いたのは午前11時過ぎ。川魚とはいえども、朝まずめを逃すと釣果が大幅に下がるのはこれまでも経験済み。ただ、「昼間でも活発に捕食活動するブラウンならば、釣れる可能性はある」との希望的観測で、モチベーションを高める。
橋の上から流れを見ると、川面を渡る強い風や時おり舞う雪で底が見えない。そうした中でも、長都川との合流地点やその対岸で竿を出す釣人の姿が見える。
この長都大橋の50メートルほどの下流では、釣友が5月にスプーンで70センチのブラウンを上げ、自分も雪の残る3月末に赤金のミノーで60センチ越えのブラウンを釣ったことがある、大型ブラウンの実績があるポイントだ。
当然、釣人の出入りが激しく、この時期でも週末ともなれば多くのアングラーが竿を出す。しかし、今回は平日ということで、釣人は自分を含めて3人ほど。
用水路からの流れ出しの近辺に場所を構えた。足元の川底には鮭の稚魚が全く見えない。ブラウンが釣れる絶対条件の一つが鮭の稚魚の放流。これが無い状況で釣るのは天文学的に難しい。
その奇跡を信じて、上流の橋脚めがけて12グラムのスプーンを投じる。放流されていれば、鮭の稚魚は必ずルアーを追ってくるが、その姿は見えない。スプーンからミノーに変更しても、投じるポイントを代えても結果は同じ。それでも3時間ほど粘ったが、アタリひとつ無かった。
それでも、自分が着く前からルアー釣りを行っている2人の釣人は止めようとしない。しばらくして、長都川との合流点のルアーマンが駐車した橋の端に戻った。それを機に自分も車に戻る。
たまたま車を止めた場所が隣。帰り支度をしていた釣人に話を聞くと、「長都川との合流点で3回ほど大きなライズがあった。多分、複数のブラウンだと思うが、ルアーには反応しなかった」とのこと。そのために、長い時間あの場所で粘っていたのだ。
了解を得てそこに向かう。河川改修が行われて千歳川が直線化する前は、長都川との合流点は千歳川でも一級ポイントだった。メーター級の虹鱒が釣れたのもこの場所。だから、昔を知る釣人は今でもこのポイントを訪れる。
早速スプーンを打ち込む。流れに乗せたあとにリトリーブの繰り返し。魚の気配は橋の下よりも感じる。そこでも2時間ほど粘ったたが、ライズは確認できなかった。
もうしばらくしたら鮭の稚魚の放流が始まる。そうなるとブラウンがあちこちでボイルする姿を見ることができる。それまで、しばらくの我慢だ。
写真左:長都大橋の下流から上流を見る、同上右:長都川との合流点。昔の千歳川の一級ポイントだ
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まさか、隣に止まっていた車の方とは、こちらもびっくりです
下流から、uniさんが熱心に釣る姿を拝見して私も粘ってみたのですが、今回はまだ早かったようです
この次お会いした時には、しっかりとエールを送らせてください。またお会いする日を楽しみにしております
隣に駐車してたのボクでして・・
何時もブログ拝見しておりまして、
まさか??の気分です。