フライのロス率をどう下げる : ホラー好きのフライマン
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2014年03月10日

フライのロス率をどう下げる 

 フライフィッシングの技量が、どこまでのレベルにあるのか確認できる材料として、フライのロスト率で見ることができる。フライを始めた当初は、キャスティングの未熟さで余計なところに力が加わって糸切れを起こすこと多い。また、木やボサを後ろにひかえた狭い釣り場では、ラインを上手くコントロールできないために、針を引っ掛けることがしょっちゅうだ。
 自分の経験として、フライに挑戦した1年目に大小7〜8の河川と、3つの湖に計30回近く釣行、そこで失ったフライはカディスやメイフライ、バイビジブルなどのドライが60強、ヘアーズイヤーやマラブー、ストリーマー等のウェットが20を越えた。1回の釣行で3つのフライを損出したことになる。
 このような悔しい経験を積み重ねて、問題点を解消していけばロスト率が急速に下がっていく。最近は、後ろにボサが控えている小河川でもフライを失うことは少なくなった。だからといって、釣果が上がるわけではないが、余計なところに気を置かず、集中できることは大きい。
 フライを失うこともフライフィッシングという釣りの一部だろうが、市販の完成フライを購入しているものにとっては、フライロスは経済的にも痛手だ。完成フライもピンからキリまである。例えば、#14のカディスの場合200円から350円、#12のヘアーズイヤーニンフは300円〜500円。ゾンカーに至っては500円台が最低価格だ。この計算からいくと、80個強を失ったフライ1年目の出費は1万6千円〜2万円をとなる。タイイングでは多分この4分の1、5分の1で済むのでは。
 タイイング自体には魅力を感じている。よく利用して、必要としているカディスやメイフライの#12以下の完成品が少なく、扱う店を探し続けている。これも自分で作ることによって解決できることだが、どうしても楽な道を選んでしまう。まだ、頭の中がはっきりしている内に挑戦してみたい。
 札幌で完成フライの購入でよく利用するのはアメリカ屋漁具、武美から替わった釣具センター、オーシャンなどの総合釣具店と、フライフィッシング専門のTHAMES(テムス)、アマノなど。このほかドリーバーデン、マイロッホも専門店として有名。また、最近はネットで自分好みのフライを購入している。完成フライの価格は、傾向として総合釣具店が安く、専門店は高い。なぜ価格差があるのかはフライを見れば一目瞭然。あとは価格パフォーマンスか、製品へのこだわりわりが判断基準だ。
ネットでも、全国の有名店から好みのフライを探すことができる。価格も手ごろだ



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