厳寒期のフライフィッシング: ホラー好きのフライマン
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2014年11月04日

厳寒期のフライフィッシング

 11月に入って、道北では積雪が20センチを越える地域もあるなど、北海道はこれから本格的な冬を迎える。 
 それは水温の低下で魚の活性が鈍り、餌釣りやルアーよりも一足早くフライ釣りが来年春まで長い休みを余儀なくされるということ。しかし最近は湖の虹鱒やブラウン、サーフのアメマスやサクラマスと、冬でもフライの可能な釣りが開拓されてきている。最盛期と比べると手間や暇はかかるが、冬だからといってフライフィッシングをあきらめることがなくなった。
yuusui
 それに、どうしてもドライフライにこだわるのならば、12月や1月でもドライで釣れる河川は少なくない。その気になれば札幌から1時間半もあれば釣行できる。
 積雪があっても、ドライフライを楽しむことのできる川の特徴は、湧水量の豊富な流域の短い河川。さらに、上流で温泉が湧出して流れ込んでいるような川は厳寒期でもドライフライでの釣りが可能だ。

 今年は、2月中旬からこうした涌水河川にお世話になった。札幌近郊ではないが、千歳川支流のママチ川、苫小牧の苫小牧川、小糸魚川、錦多峰川、白老のアヨロ川など、いずれも川幅が最大で5メートル足らずの森の中を流れる小河川だが、湧水を源流としていることから魚の活性が高い。特に錦多峰川は、上流で温泉が流れ込んでいることから他の河川よりも水温が高く、最厳寒期でもドライフライができる。一度試してみると良い。
ママチ川
小糸魚川













 注意しなければならないのは、これから本格的な降雪が進む中で上記河川への入渓は、熊との遭遇が格段に高まること。冬眠前に熊が餌を求めて徘徊する時期でもあるので、万全な熊対策が必要となる。
 参考のために、冬でも魚がドライフライに反応する涌水河川をピックアップした。

写真上左:冬でもFFの期待が持てる千歳川支流のママチ川、同上右:樽前山の麓から流れ出る小糸魚川、同写真下:上流で温泉が流れ込み、厳冬期も釣りのできる錦多峰川の上流域
新 錦多峰川の上流










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