今回ご紹介するのは2017年2月18日に発売されたBOSE社5.1chホームシアター「Lifestyle 650 home entertainment system=以下、LS-650」です。
「Lifestyle 650 home entertainment system」の特長
❶BOSE初の全方向性サテライトスピーカー・・・アルミニウムの小型スピーカーには、デュアルオポージングドライバー用の2つのエンクロージャーを内蔵
センターチャンネルスピーカーは、5台の高性能ドライバーを内蔵
❷Acoustimassベースモジュール・・・高級感あふれるガラストップ仕上げで、サウンドとスタイルを両立。パワフルなドライバーとQuietPortテクノロジーが相まって、同サイズのウーファーとしては類まれな性能を発揮します。
❹独創的なガラス製のコンソール・・・ワイヤレス音楽ストリーミングを実現するBluetoothやWi-Fi接続、Apple AirPlay 2に対応。4K映像互換性、HDMI入力(6系統)などにも対応し、さらにこれらすべてをユニバーサルリモコンで操作することも可能です。
❺SoundTouchで新しいリスニング体験・・・SoundTouch機能に対応しており、ご家庭のWi-Fiネットワーク経由で簡単に音楽再生できます。また、Bluetooth接続でスマートフォンやタブレットから音楽を直接再生することもできます。
またiTunesや音楽配信サービスなどを利用されている方も、これからはアプリ1つですべての音楽をシームレスに管理できます。
❻Alexa対応・・・SoundTouchスピーカーの操作が可能です。
音楽を再生したり、ボリューム調整や、再生中の楽曲情報を表示、指先での操作は必要ありません。
❼ADAPTiQ・・・お部屋に合わせてサウンドを自動的に調整。いつでも迫力のサウンドを楽しめます。さらに、リアスピーカーはワイヤレスのため、長いスピーカーケーブルも不要で、簡単に配置できます。(BOSE社HPより引用)
コンソール、HDMIケーブル、単3乾電池(4本)、OmniJewelスピーカー x 4、フロントスピーカー用ケーブル、リアスピーカー用ケーブル x 2、ユニバーサルリモコン、OmniJewel用ベース x 4
OmniJewelセンタースピーカー、センタースピーカー用ケーブル、Acoustimassベースモジュール
取扱説明書、3.5mmステレオ音声ケーブル (ベースモジュール接続用)、IRエミッター、光デジタルケーブル、電源コード x 4、ゴム足 x 4、ドライバー、ADAPTiQ用ヘッドセット
ワイヤレスレシーバー x 2、コンソール用電源アダプター
筆者はこれまでに代々「Lifestyleシリーズ」は買い続けてきましたが「Lifestyle 650」のサテライトスピーカーは今までとは全く別物と言ってよいほど完成度は高くなりました。
例えば従来まではボディの材質が「樹脂製」であること。
一般的に「樹脂製」はいくらスピーカーユニットが強固に造られても大音量で再生すれば物理的に限界があります。
その限界を超えると「箱鳴り」が発生してしまいます。
スピーカーユニットは悲鳴をあげて苦しい音色を発します。
誤解のないよう伝えておきますが従来のサテライトスピーカーは単なる「樹脂製」ではなく「箱鳴り」を極力抑えるのに洗練された内部構造に仕上がっています。
その点はBOSEならでは凝縮したテクノロジーを駆使してカバーしています。
そこで今回の「OmniJewelスピーカー」は「アルマイト加工」を採用しているので大音量で再生しても高音域がキラキラ、パリッと音の波形を壊さず真っ直ぐリスナーに届けます。
また中音域もしっかり出るので「ドンシャリ感」は全く感じないです。
高音から中低音まで鳴らし切れる「OmniJewel」は低音担当の「Acoustimassベースモジュール」との繋がりが非常にスムーズで自然な音場をご堪能できます。
次はセリフ担うセンタースピーカーは5基のユニットを搭載しています。
よってパワーが上がって音域も広くなり音楽も聴けるほどまでに大きく進化しました。
従来まではフルレンジを採用していましたが「OmniJewelセンタースピーカー」は高音、中音がそれぞれ独立して駆動するので発する音域がより広くなっただけでなく大音量こそ綺麗な音色が活きるようになりました。
「OmniJewelセンタースピーカー」もアルマイト加工を採用しボディ剛性が高くなったので「箱鳴り」は「樹脂製」と比べて発生しなくなりました。
「Lifestyle 650 home entertainment system」をチェックする
新しくなった「Lifestyleシリーズ」のサテライトスピーカー「OmniJewel」は360度に放射するアルミ製のスピーカーへ進化しました。
今まではプラスチック製だったので音質的には「高域」は伸びるのの、若干、篭り気味に感じました。
進化した「OmniJewel」は金属製を採用しているので「高域」の伸びが更に良くなると期待できます。
音質チェックは後ほどお伝えします。
スピーカーの表面は「ヘアライン仕上げ」が施されています。
スピーカー中央には小さくパンチングされたグリルは「360°サウンド」を実現します。
グリルの奥には上下のスピーカーが互いに向き合って2つのエンクロージャーを内蔵しています。
早速、スピーカーにケーブルを繋いでみます。
フロントスピーカーに「OmniJewel用ベース」にケーブルを繋ぎます。
付属のドライバーを使います。
底部のネジを締めてます。
オプションにてフロントスピーカー用スタンドを購入したので取り付けてみます。
ベース部を外してケーブルを通します。
ベース部にスピーカー載せて完成です。
次は「センタースピーカー」を見てみます。
グリルの奥には5基のスピーカーが搭載されています。
フロントスピーカー同様に端まで「ヘアライン仕上げ」が施されています。
背面を見てみます。
スピーカーユニットの後ろから生じる音エネルギーを逃がすポートが両サイドに備えています。
ケーブルの接続口は中央にあります。
コネクタが専用設計なので他のメーカーとの拡張性や汎用性はありません。
大迫力の重低音を担う「Acoustimassベースモジュール」を見てみます。
美しい黒い天板はガラス製で高級感があります。
従来の「Lifestyleシリーズ」では長方形のベースモジュールを採用してきました。
「LS650」では正方形のベースモジュールを採用しています。
高さは「32.5cm」、奥行き「29.5cm」かなりコンパクトです。
黒いガラス天板の下には「スピーカーユニット」が見えます。
スピーカーユニットは「上方向」に向いているのでフロントスピーカー同様に360°サウンドが楽しめます。
いくら重低音は「無指向性」とは言えどユニットと配置や向きによっては指向性を感じるのも事実です。
よって「ガラス天板」がエンクロージャーの役割を果たせるよう細かな拘りがBOSEらしいです。
単にコンパクトになっただけでなく低音に発する歪みが解消するテクノロジーが凝縮されています。
例えば低音は大きな音量ほど音の出口では気流が乱れやすく「歪み」や「篭り」が発生しやすくなります。
そこでBOSEは出口の途中である特殊なダクトに音が通ると篭るはずの音が「クリアな低音」に化ける特許技術を開発しました。
それを「QuietPortテクノロジー」と呼んでいます。
「QuietPortテクノロジー」のおかげで良質で量感ある綺麗な重低音再生が可能になるとのことです。
筆者は「QuietPortテクノロジー」と「OmniJewelスピーカー」に一聴惚れしてしまったほどです。
「コンソール」を見てみます。
コンソールも黒いガラス製の天板を採用しています。
インターフェースが豊富で拡張セレクターは不要です。
必要に応じて「HDMI」に機器を接続して画面のナビゲーションに従ってセットアップしていきます。
各スピーカーケーブルは「コンソール」に集約します。
有線接続は「フロントスピーカー」と「センタースピーカー」になります。
「リアスピーカー」は「有線接続」をオススメしますが設置に困難な場合は「ワイヤレス」も可能です。
「ワイヤレスの場合」
「L⇔R」のスイッチを設定します。
後は「コンセント」に挿すだけです。
「ベースモジュール」はこちらに接続します。
お部屋に合わせてサウンドを自動的に調整する「ADAPTiQ」のヘッドセットはコンソールの前面にある「イヤホンジャック」に挿します。
以上でセッティングは完了です。
早速、電源を投入して「映画」や「音楽」を聴いてみます。
システム構成は以下の通りです。
モニター・・・Pioneer社 KURO(KRP-500M)
Blu-rayプレイヤー・・・OPPO社BDP-103DJP
メディアプレイヤー・・・アマゾン社 fire tv stick 4k
ホームシアター・・・BOSE社 Lifestyle 650 home entertainment system
まず、デフォルト設定で映画を観てみます。
タイトルは「タイタニック」と「ターミネーター2」です。
「タイタニック」は「船が氷山と衝突するシーン」と「船が半分に折れるシーン」を視聴します。
筆者は歴代の「Lifestyleシリーズ」を聴いてきたので最初の一発目で感じたインパクトを大事にしています。
理由はしばらく聴き続けていると音慣れして前機種との違いが分かりにくくなるからです。
最初に「船が氷山と衝突するシーン」を聴いてみましたが・・・。
あれ?!こんなもんだっけ?!・・・。
氷山に衝突した瞬間の「衝撃音」に厚みと余韻が少々、物足りないです。
もう一度、音量を少し上げて再視聴します。
音量こそ出ていますが何か「パンチ」が足りません。
「ウーファー」もしっかり鳴っているのに腹に来る重低音とは程遠い感じです。
もしかして好みハズレの失敗?!かと思ったのは事実です。
ふと思えば「デフォルト設定」であることを忘れていました。
気を取り直してイコライザーは高音、低音とも「0⇒+3」に調整します。
ついでに「センタースピーカー」「サラウンド」の出力を「0⇒+5」に設定します。
再度、視聴します。
結果、「音の明瞭度」と「サラウンド感」はグッと上がりましたが、やはり何か物足りないです。
「こんなもんじゃないはず!」とここでかなり不安になってきたので、じっくり説明書に目を通してみます。
リモコン設定にて「MORE」⇒「AV設定」⇒「システム設定」⇒「デバイスAV設定」⇒「音声」⇒「標準」になっているので「
ダイレクト」に切り替えます。
すると・・・今まで聴いていた音源にグッと厚みが増して重低音や効果音が容赦なく「爆音」で鳴るようになりました。
どうやら初期設定ではBOSE側の配慮で「標準」になっているので爆音を鳴らせられる環境なら「ダイレクト」で一度、お試しください。
「ダイレクト」に切り替えて「Blu-rayディスク」で再生すると一般家庭では、再生できないほど音量が出ます。
気を取り直して「ターミネーター2」を見てみます。
シュワちゃんが若くてカッコいいです!
ターミネーターと言えばこのシーンが好きです。
橋からトラックが下りてくるシーンがデモシーンとして重宝しています。
金属を擦り轟音を唸らせながら通り過ぎるシーンは大迫力です!
いつか近所、気にせず地下室などにBOSEを設置して爆音で映画鑑賞してみたいです。
この時点で音量は「100」のうち、たったの「35」です。
パワーに余裕がありますがエチケット,マナーとして音量は控えめにしておきましょう。
そんなときは「標準」に戻すと、かなり大人しくなるので状況に応じて使い分けると良いでしょう。
検証として「Blu-ray」「DVD」「ネットフリックス」を使って聴き比べをしてみました。
結論から言うと「Blu-ray」⇒「DVD」⇒「ネットフリックス」の順で高音質です。
当然ながら「Blu-ray」が圧倒的に高音質です。
音に厚みがありパンチが効いてて気持ち良いです。
意外だったのは「DVD」が「ネットフリックス」よりも音が良かったです。
「DVD」は「Blu-ray」には及びませんが重低音の質はそこそこ鳴ってくれている。
ところが「ネットフリックス」の場合、中高音は「DVD並み」ですが重低音が薄っぺらいです。
ちょっと気になったので音質(ビットレート)を調べてみました。
❶Blu-ray・・・ドルビーTrueHD 18Mbps、DTS-HDマスターオーディオ 24.5Mbps、リニアPCM 27.4Mbps
❷DVD・・・ドルビーデジタル 448〜640Kbps、DTS 1.509(1.5M)Kbps
❸ネットフリックス・・・通常は192〜640 kbps、ドルビーアトモスは448〜768 kbps となっています。
❶金属製サテライトスピーカーのおかげでボディ剛性が高くなってスピーカーから発する音が非常にクリアです。
音の波形が崩れないので音量を下げても「洋服が擦れる音」や「砂利を踏んだ音」など繊細な音が聴こえる。
大音量で再生しても高音域が「キラキラ」「パリッ!」と音の波形を壊さず真っ直ぐリスナーに届けます。
また中音域もしっかり出るので「ドンシャリ感」は全く感じないです。
❷サブウーファーの音が綺麗です。
「大口径ウーファー」と「QuietPortテクノロジー」の組み合わせが最高です。
重低音に余裕が感じられるだけでなく大音量にしても音質は変わりません。
旧型はだダクト周辺で乱気流が発生して音が歪んでました。
サブウーファーの音質は飛躍的に進化したので「音楽用」としても通用するほどのクオリティーです。
❸金属音など高音が耳に刺さらなく聴いてて気持ち良いです。
理由は「OmniJewelスピーカー」の中央の「リフレクター」のおかげで「間接音」として360°音が拡がるので耳が痛くなく疲れにくいです。
もしも耳が疲れるようでしたら「設定」にて「センター」と「サラウンド」を「±0」にすると音場がソフトになります。
❹「ADAPTiQ」が非常に優秀です。
適当に配置しても音が円状に揃います。
ここで注意するのが「音が揃う」だけなので、より良い音を追求したければリスナーはスピーカーのレイアウトに気を使う必要があります。
❶付属リモコンを使って他社メーカーのリモコン操作がイマイチです。
例えば「HDMI-CEC対応」であっても、頻繁に反応しなかったりします。
反応しない場合は本機リモコンで一度、操作すると反応します。
よって常に付属リモコンと本機リモコンを2台とも並べて置く必要があります。
こればかりはアップデートで改善を待つしかありません。
❷鳴らしたスピーカーの数を変更できない。
例えば・・・
@フロントのみ=LRの2本
Aフロント+センター=3本
Bフロント+センター+リア=5本
といった割り振りができない。
❸付属のウーファーケーブルは雑音が酷く少しケーブルに触れただけで「ボボッ!」と大きな音が出ます。
対策として普通のイヤホンケーブルで解決します。
❸ガラス天板やアルミ製ヘアライン加工が多く使われている為、指紋が目立ちやすい。
よって、できるだけ製品にはあまり触れずブラシや柔らかい布などで手入れをした方が良いです。
❹「DTS-HDマスターオーディオ」が対応していません。
50万円以上もするシステムに「DTS-HD」が対応していないのは非常に残念です。
ロスレス音源「リニアPCM5.1」「ドルビーTrueHD」「DTS-HD」との違いには正直、分かりづらいですが最新の音源に対応していない時点でスペック不足感が否めません。
せめて3つの音源の違いを楽しませて欲しかったです。
❺リアスピーカーのワイヤレスは若干、音量が音量が小さい気がします。
誤差の範囲のような気がしますが気になる方は「有線接続」をオススメします。
❻無線デバイス間の接続が甘いです。
「Bluetooth」はすんなり認識しましたがアプリ「SoundTouch」はなかなか認識してくれません。
筆者は接続に数時間も要しました・・・。
今回、全て一新された「OmniJewelスピーカー」「OmniJewelセンター」「Acoustimassベースモジュール」はどれも従来のシステムでは味わえないほど飛躍的に進化しました。
もしも従来のシステムをお使いならば買い替えたくなるほど進化は凄まじいです。
小さな音でも繊細に奏でる「OmniJewel」は中高音がパリッとしてサブウーファーは更に深くなって低音から超低音まで綺麗な鳴りっぷりは聴いていて、とても気持ち良いです。
普通の映画館よりもクオリティーが高いので「54万円」と非常に高価ですが、長い目で見れば元が取れる?!
自分だけのプレミアムシートに贅沢な音響空間で映画を楽しんでみませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
AD: N.K
❶外形寸法/質量
コンソール:40.59 cm W x 6.5 cm H x 25.8 cm D (4 kg)
OmniJewelスピーカー:4.67 cm W x 14.66 cm H x 4.67 cm D (専用ベース含む) (0.35 kg)
OmniJewelセンタースピーカー:54.2 cm W x 4.82 cm H x 4.68 cm D (本体のみ) (1.2 kg)
Acoustimassベースモジュール:29.5 cm W x 32.5 cm H x 29.5 cm D (13.6 kg)
ワイヤレスレシーバー:16.6 cm W x 4.1 cm H x 7.8 cm D (0.28 kg)
❷サポートするオーディオ形式
Dolby Digital、Dolby Digital Plus、Dolby TrueHD、DTS、MPEG2-AAC、リニアPCM(2.0/5.1)
❸入出力
コンソールの背面パネル
HDMI出力 x 1 (ARC対応)
HDMI入力 x 5
光デジタル入力 x 2
同軸デジタル入力 x 2
アナログ入力(RCA) x 2
ACOUSTIMASS端子 x 1 (ベースモジュール接続用)
データポート x 1
IR端子 x 1 (IRエミッター接続用)
Ethernetポート x 1 (SoundTouch/ソフトウェア更新用)
USB端子 x 1 (ソフトウェア更新用)
コンソールの前面パネル
HDMI入力 x 1
ADAPTiQ用/ヘッドホン端子(3.5mm) x 1
電源ボタン x 1
ソースボタン x 1
システムセットアップボタン x 1
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2021年12月16日
今回ご紹介するのは先日、投稿したBOSE社5.1chホームシアター「Lifestyle 650 home entertainment system=以下、LS-650」に「Bass Module 700 BLK=以下、BM700」をもう一台、追加したのでレビューしていきます。
「LS-650」にもう一台、追加するメリットはあるの?!と、お思いですが結論から言えば、十分過ぎるほど効果があります。
そもそも一般的なホームシアター「5.1ch」といってフロント(2本)+センター(1本)+リア(2本)とサブウーファー(1本)の計、6本のスピーカで構成されています。
「0.1ch」と表記されるサブウーファーの役割とは「重低音」を担います。
「重低音」は音に方向性(無指向性)を感じさせないことから設置には制限がなく、どこに置いても良いとされています。
しかし実際に視聴してみると「重低音」がサブウーファー方向から強く鳴っていることが分かります。
この現象は「定在波」が関係しています。
簡単に言えば重低音が「強く聴こえる場所」と「弱く聴こえる場所」があることを言います。
最悪の場合は無駄に振動するだけで「重低音」が全く聴こえないこともあります。
せっかく気に入ったスピーカーを買ったのに、お店で聴いた感動が伝わらない!と経験した方は少なくないはずです。
お店と自宅では「家具」や「間取り」が大きく異なるから当然、聴こえ方も変わってきます。
筆者は偏った重低音ではサブウーファーの存在が気になってしまい映画に集中できなくなる性分です。
そこで低音エネルギーを均一に放射させるべく「Bass Module 700 BLK=以下、BM700」をもう一台、追加に至るというお話です。
内容物(BM700、電源ケーブル、3.5mmサブウーファーケーブル)
「Bass Module 700 BLK」を2台、設置する
理想的な音場を創るべく「BM700」は幸いにも30cmのコンパクトな「正方形」を活かして「ポート」の向きを自在に変えながら低音の拡がりを確認していきます。
ホームシアター専門家の理論で言えば「左右対称」は見た目は良いが音質的には「NG」とのことです。
一般的にサブウーファーは「フロントスピーカー」の近くに設置します。
理想はスペースに制限がなければウーファーから発する心地よいポイントを探しリスナーに合わせると良いでしょう。
そこで「BM700」は正方形のコンパクト性を活かし「フロントスピーカー」の近くに置きながらポートの向きを自在に変えると「定在波」の問題が解決します。
それでは2台分の「BM700」に繋げるスピーカーケーブルを用意します。
「3.5mm2分配ケーブル」はこんな感じで繋げてコンソールの「Acoustimass」へ、2分配ケーブルはそれぞれ「BM700」の入力へ接続します。
結果、このようなレイアウトで落ち着きました。
向きによって重低音の拡がり方が大きく変わります。
好みの響きを探すのが楽しいので色々、お試しください。
理想的な重低音再生が実現しました。
どのような音場になったというと・・・
まず低音のボリュームが「ー8〜+8」の16段階のうち「ー3」でも十分な重低音再生が可能になりました。
出力が小さく抑えられるので低音エネルギーに余裕が感じられて締まった重低音が放射するようになりました。
今まで低音が「弱かったポイント」がしっかり聴こえるようになりました。
映画館のように低音が均一に鳴り響くようになったので映画鑑賞が楽しくなりました。
ただ音源によって低音エネルギーが大きく変わります。
例えば「Blu-ray」で再生すると低音が強すぎてバランスが悪いですが・・・。
近所、気にせず重低音を出せる環境をお持ちならば映像、音響、空間を極める最先端シアターシステム「IMAX級」でお楽しみください。
「ヘッドホン」してるような異次元空間に化けます。
しばらく観てると物が落下します。
それくらい低音エネルギーが凄まじいです!
一般的にはボリュームは「0以下」をオススメします。
「Blu-ray」とは対照的に「ネットフリックス」では低音が割と軽めなので「+7」くらいが丁度良い気がします。
「ネットフリックス」の低音は床に響かない(振動しない)ので深夜には向いてると思います。
❶正面を見たとき左右対称なので見た目が良いです。
❷低音が弱いポイントをカバーできる。
低音が均一になるだけでなく腹に来るパンチある重低音再生が可能です。
特にクラブミュージックの重低音が気持ち良いです。
❸より太く深く再生する重低音は一般的な映画館よりも上質なサウンドで映画や音楽を楽しめる。
その気になれば「IMAX」と同等、いや、それ以上のプレミアム空間に様変わりします。
❶2発、設置することで低音が更に強いポイントが発生します。
特に強いポイント周辺は「ビリビリ」と鳴り響くので吸音シートなど減衰対策が必要です。
対策を講じないと「物」が動きます。
そのくらい低音エネルギーが発します。
❷2台分の「ワイヤレス接続」がうまく繋がりません。
そのような場合は「有線接続」をオススメします。
音質は誤差の範囲ですが「Blu-ray」再生時は「有線接続」の方が低音の深みがある気がします。
❸それぞれサブウーファーの距離は中心に対し、なるべく同じになるようにしてください。
「低音ズレ」が発生する場合があります。
最近のBOSE製品はデバイス間を繋げるWi-Fiネットワーク「SoundTouch」以外のワイヤレスデバイスも互換性や拡張性に注力しています。
例えば・・・
最初に「サウンドバー」を買っておいて、しばらくして物足りなくなった時に拡張できるシステムがとても便利です。
購入後に気が付いたことですが「Lifestyle 650」にサブウーファーをもう一台、追加することは「邪道」ではないようです。
BOSEのラインナップ「SOUND TOUCH 300 SOUNDBAR」ではサブウーファーは2台接続が可能になっています。
他社メーカーとの互換性はありませんがBOSE製品なら「BOSE音色」にチューニングされているのでお手持ちのBOSEシステムで物足りなさを感じたら是非、追加、拡張してみてください。
きっと映画館を超える贅沢空間が実現することでしょう!
お目通し戴き、ありがとうございました。
A I: N.M
AD: N.K
サイズ-幅x高さx奥行 295x325x295 mm
重量 -13.6 kg
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お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
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2021年09月27日
米BOSE社よりDolby Atmos対応ホームシアターシステムのサウンドバー「Smart Soundbar 900」が8月23日に発売しました。
カラーバリエーションは「Black」「Arctic White」の2種類です。
価格は899.95ドルです。
「Smart Soundbar 900」は現在終了となっている「Smart Soundbar 700」の後継機モデルの位置づけになります。
大きな進化点は「Dolby Atmos対応」することで「オーバヘッド」の音源を加えて実際には天井にスピーカーを設置していなくても「天井から音が鳴っている」効果が得られるとのことです。
「Dolby Atmos対応」が非対応な場合でもBOSE独自技術「TrueSpaceテクノロジー」によって左右の壁を利用し反射させてスケールが大きい再生音が可能になるとのことです。
「ADAPTiQテクノロジー」は付属の測定用マイクを使って、どんな形状の部屋でも理想の音場を創ることが可能です。
歪みのないパワフルな低音を実現する「QuietPortテクノロジー」を搭載する。
「HDMI eARC対応」することで一本のHDMIケーブルでテレビとの連携が可能になります。
重低音がもっと欲しかったら「サブウーファー」を追加することができます。
また周囲の環境音を再現するサラウンド感が欲しければリアスピーカーも追加することができます。
「Smart Soundbar 900」の詳細はこちら!
個人的には将来的に追加で「サブウーファー」「サラウンド」が拡張できるのが良いです。
ただ日本向けに上位モデルの「360度サテライトスピーカー」がラインナップに加わると更に嬉しいです。
お目通し戴き、ありがとうございました。
AD: N.K
Dimensions/weight・・・Soundbar:2.29" H x 41.14" W x 4.21" D (12.68 lb)
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2021年05月25日
今回ご紹介するのは2020年7月に発売されたSUDIO社、完全ワイヤレスイヤホン/ノイズキャンセリング機能搭載「SUDIO ETT =エット」です。
SUDIO社より「SUDIO ETT」をご提供いただいたので、「新世代は旧世代を大きく超えよ」の場をお借りしてご紹介したいと思います。
北欧オーディオブランド「SUDIO」は日本にはない洗練されたデザインと機能性と融合された完全ワイヤレスイヤホンです。
SUDIO社の本拠は北欧にあるスウェーデンです。
「SUDIO」が主に取り扱っている商品は「イヤホン」です。
「SUDIO」のHPはこちら
「SUDIO」は個性ある様々な形状のイヤホンは音源の波形を崩さずそっとリスナーにお届けするスペシャリストです。
カラーバリエーションも豊富で洗練されたデザインと質感はどんな方にもマッチする馴染みやすい形状が特徴です。
「SUDIO ETT」は2021年の国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP」を受賞しています。
「VGP」受賞ページはこちら
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デザインだけでなく音質もお墨付きの完全ワイヤレスイヤホンです。
それでは「SUDIO ETT」をレビューしていきます。
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内容物(イヤホン本体、充電ポッド、USB-type-Cケーブル、シリコンチップ、マニュアル等)
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無機質な白い「ポッド」の質感はマットに仕上がっています。
マット加工によって肌触りが滑らかで装着感がとても優しいです。
中身を開けてみます。
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ポッドのくぼみに左右のイヤホンがスッポリと収まっています。
充電するときはイヤホンを収納して付属の「USB Type-Cケーブル」で充電します。
「USBコンセント」は各自、用意してください。
充電中の様子はこんな感じです。
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白いLEDが全部、埋まれば充電満タンです。
ポッドの横に生える革ベルトは単なるデザインでなくイヤホンのスムーズな出し入れに役立ちます。
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バッグにしまうことなく「SUDIO ETT」をベルトに留めれば、いつでも音楽を楽しむことができます。
最初に準備することは「イヤホンチップ」をご自分の耳穴サイズに合わせます。
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サイズは極小「XS」から特大「XL」まで用意しています。
筆者は耳穴が小さいですが、まず「デフォルト」を使います。
ポッドからイヤホンを取り出します。
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「Bluetooth設定」にしながら取り出すと「SUDIO ETT」が検索されるので「タップ」して接続します。
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「接続済み」となったら準備完了です。
操作方法はそれぞれ左右のボタンが1つだけです。
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「短押し」「長押し」「クリック数」で操作します。
簡単に操作の仕方を紹介していきます。
【ノイズキャンセリング】
短押し・・・オン / オフ
【コントロール部】
1クリック・・・再生、一時停止
2クリック・・・次の曲に進む
3クリック・・・前の曲に戻る
ホールド 6秒
【コール部】
1クリック・・・出る / 切る
ホールド 2秒
という感じで操作します。
ちなみにイヤホンの側で音量調整はできないのでデバイス操作にて調節します。
早速、耳にイヤホンを着けてみます。
先ほどもお伝えしましたが筆者の耳は小さいので装着感はグッと押し込んでも浅くて少し浮いている気がします。
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それでは「音質チェック」をしてみます。
最初に「宇多田ヒカル」の「First Love」を聴いてみました。
出だしは「キラキラ」と高音で綺麗に鳴っています。
そしてドスンと低音が鳴ると思いきや「スカスカ」に聴こえます。
やはり少し浮いていると音が漏れてしまって低音が逃げてしまいます。
ここで「シリコンチップ」を「XS」に取り替えます。
もう一度、気を取り直して視聴を続けます。
次は先ほどとは違い「柔らかい低音」が鳴っています。
「柔らかい低音」であって「重低音」ではありません。
ここで「低音の質」の好みが大きく分かれると思います。
正直に言えば「J-pop」「ジャズ」などテンポよく明るい曲は、あまり得意でない気がします。
音の傾向としては「中高音」が鮮明に聴こえるので「クラシック」が向いてると思います。
筆者が聴く「クラシック」と言えば「ボレロ」なのですが音域は狭く感じます。
一つ一つの楽器に音に強弱はありませんが、それぞれが独立しているので鮮明に感じます。
価格帯的にも妥当の音質と言えます。
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ノイズキャンセリング機能はごく普通なのですがノイズキャンセリングの独特の音がとても静かです。
効果としては「騒音」が「カーテン越し」に聴こえる感じです。
後ろから声を掛けられれば気が付きやすいので丁度良いです。
用途によっては「耳栓代わり」に使えます。
ただしノイズキャンセリングを作動させると音量が小さくなるだけでなく少し音が痩せた感じになるので普段は「OFF」にして使うと丁度良いです。
どのイヤホンにも言えることですが耳穴の形状で音質が大きく左右されます。
試しに3人の友人に視聴させたところ、一人は「低音が全く出ない!」、もう一人は「低音は聴こえるもののノイズキャンセリング機能の違いが判らない!」など耳の形状によって聴こえ方にバラつきがあるようです。
本体の形状に少々「癖」があります。
考えられる原因として耳穴の深さが大いに関係してきます。
耳が小さい方は装着感が浅く「SUDIO ETT」のポテンシャルを見いだせない場合があります。
興味があれば店頭にて装着も兼ねて視聴してみるのも良いでしょう。
❶デザインがモダンで親しみやすいです。
ユニセックスなデザインがとても良いです。
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❶置いているだけでも絵になります。
美術品のようなデザインはどこから眺めても美しいです!
❷「コール部」では1クリックの操作で楽々に会話を楽しめます。
❸IPX5対応の防水性能で雨や汗に強くてスポーツやアウトドアなど最適です。
❹Sudio Sphere登録で3年間製品保証が付いてくる。
❺充電が煩わしいと思えばオプションにて「ワイヤレス充電」に対応している。
❶音に潤いがなく全体的に余韻が狭いです。
❷ハイハットが目立ちます。
❸汚れやすいです。
マット加工なので「ファッション」が優先されて仕方ないのですが接合部の溝は、やや鋭角な為、汚れが内部に入りやすいです。
❹音量調整がタブレット操作です。
通常、Bluetoothイヤホンなら身軽さを重視しているものだと考えるので音量程度の調整をわざわざタブレットで操作するとなるとシーンの変化によって、いちいちタブレットをカバンやポケットから取り出す必要がある。
❺デバイスによって音量差があります。
例えば筆者はアップル社「iPhone8」を使っていますが最大音量でも音が小さいです。
一方でソニー社「Xperia」では音割れしてしまうくらい音量は上げられます。
筆者は普段、スピーカー使いですが久しぶりの「イヤホン」はとても新鮮味がありました。
「有線イヤホン」や「有線ヘッドホン」しか使ってこなかったので「ワイヤレスイヤホン」では音楽、本来の音質を楽しめない!といった「完全ワイヤレスイヤホン」に対する偏見がありましたが「SUDIO ETT」を通じて「手軽さ」「快適さ」「機能性」に驚かされました。
音質はもちろん大事ですが音質以上に「利便性」が重視される「完全ワイヤレスイヤホン」が今は主流ということは納得しました。
多くのワイヤレスイヤホンの中で「SUDIO ETT」は際立つ美しさがあります。
今後の「SUDIO」は更なる音質向上と機能性の進化を遂げて未来に期待したいです。
お目通し戴き、ありがとうございました。
A I: N.M
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対応機器-Android, iOS
連続再生時間
最大30時間ANC使用で最大20時間(ケース充電含む)
マイク内蔵
通信距離-10m
ワイヤレスバージョン-5.0
コーデック-SBC
防水性能-IPX5
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2020年05月10日
今回ご紹介するのは2019年7月6日に発売されたSONY社Ultra HDブルーレイ/DVDプレーヤー「UBP-X800M2」です。
「UBP-X800M2」は単に「4K Ultra HD ブルーレイ」の再生に対応したブルーレイディスクプレーヤーではなくネット動画に特化した4Kストリーミング対応で映画や音楽など高画質でお楽しみいただけます。
コロナウィルスの影響で外出自粛で暇な時間を有意義な一日を過ごしたいと思いネット動画再生が楽しめるブルーレイプレーヤーを探していたら価格もサイズもお手軽な「UBP-X800M2」を見つけました。
自宅で映画を楽しめる本格的な高画質&高音質を謳う4K Ultra HDブルーレイプレーヤー「UBP-X800M2」をレビューしてみます。
1・1080/60pプログレッシブハイビジョン出力・・・インターレースで収録された映像を、高品位なプログレッシブハイビジョン映像に変換して出力。よりなめらかな映像を楽しめます。ブルーレイディスクに録画されたハイビジョン番組なども1080/60pにして出力します。
2・広色域再現技術・・・「トリルミナスディスプレイ」に対応したテレビと接続すれば、光の三原色である赤、緑、青だけでなく、エメラルドグリーンのような海などの中間色も自然で豊かな色階調で再現します。
3・24p True Cinema・・・映画のオリジナルフィルムと同じように毎秒24コマのプログレッシブハイビジョン映像(24p)を収録したBDソフトに対応。24p入力に対応したハイビジョンテレビ ブラビアとHDMIケーブル(別売)で接続すれば、24p映像をそのまま出力するので、映画本来の質感で楽しめます。
4・音質に妥協しない本体設計・・・ソニー独自の高音質技術で、音質に影響する振動・ノイズを極限まで抑制します。
5・ビデオ/オーディオ分離HDMI出力・・・音声信号専用HDMI出力を搭載。ノイズを軽減したピュアな音を表現します。HDCP2.2や4K HDR非対応のサウンドバーやAVアンプもお使いいただけます。
6・ハイレゾ音源を高音質再生・・・多彩なフォーマット再生に対応します。
7・Bluetooth技術対応で、ワイヤレスでも高音質再生・・・Bluetooth技術の最大約3倍のデータ伝送量を可能とする、ハイレゾ対応オーディオ伝送技術 LDACにも対応します。
8・ハイレゾ相当の高音質にアップスケーリング「DSEE HX」・・・CD音源(44.1kHz/16bit)や圧縮音源のサンプリング周波数とビットレートを本来の数値より高めることで、ハイレゾ相当の高解像度音源(96kHz/24bit)にアップスケーリング
9・4Kストリーミング対応・・・ネット動画配信も4Kの高画質で楽しめます。
10・Wi-Fi機能内蔵(MIMO対応)・・・面倒なケーブル接続なしでネットコンテンツを楽しめます。
11・「ソニールームリンク」対応・・・別の部屋にあるレコーダーの映像を再生します。
12・高速起動モード・・・1秒以下で高速起動。見たい時にすぐ使えます。
13・わかりやすいメニュー画面・・・再生したいコンテンツを直感的に操作できるメニュー画面
14・データ情報と出力情報表示機能・・・出力されている映像の状態を表示し、最適な設定状態で楽しめます。
15・字幕・画面表示位置調整・・・画面拡大をした際でも、字幕を最適な位置に調整ができます。
16・マルチな再生力・・・DVD、CD、スーパーオーディオCDのほかUSBメモリーや外付けハードディスクに保存された動画、静止画、音楽を再生できます。
17・低消費電力・・・UBP-X800M2では待機時消費電力わずか0.40Wを実現しています。
(SONY社HPより引用)
まず「UBP-X800M2」には「表示パネル」はありません。
電源を入れたら「緑」のランプが点灯するだけのシンプルな外観です。
購入前に「表示パネル」がないことを理解した上で購入すると良いでしょう!
本体背面の接続部分を見てみます。
背面の接続部分には「HDMI」が2系統ありますがシールにて封印されています。
その他「デジタル音声出力端子」「LAN端子」が装備されて、とてもシンプルです。
また電源コードが本体と直付けなのでお好きなケーブルを使用することはできません。
普通に映画や動画を楽しむ分には、これで十分だと思います。
次はディスクのトレー部分を見てみます。
正面の蓋がトレーに押出されて開きます。
リモコンを見てみます。
リモコンの大きさは「iPhone8」と比べ全長は長いですが通常サイズのリモコンよりは小さいと思います。
電源投入からトレー開閉まで、ほとんどリモコン操作で行います。
特に「お気に入り」ボタンはよく使うアプリを登録していくことで瞬時に呼び出すことができるので、とても便利です。
電池はこんな感じで入れます。
早速、電源を入れて映画を観てみます。
筆者の趣味は映画鑑賞ですがホームシアターの構築も大好きです。
オーディオ視聴環境
❶プラズマディスプレイ・・・パイオニア社「KURO-KRP-500M」2008年発売
通称、ファイナルKUROと呼ばれ暗所コントラスト比が「10万:1」以上の黒表現を実現する「テレビの宝石」とも呼ばれていました。
一言で言えば「
黒が美しい」ということです。
❷ホームシアターシステム・・・BOSE社「LifeStyle535」
まず最初に設定をしていきます。
起動すると自動的に「かんたん初期設定」の画面になりますので手順通り進めていけば設定完了します。
という流れで進んで完了すると「ネットフリックス」「アマゾンプライムビデオ」「YouTube」の項目が追加されます。
それではお気に入りBDソフトのバットマンシリーズ「ダークナイト」を再生してみます。
ディスクの読み込みが速いです!
ソフトによりますが10秒以内には再生します。
これらの写真はスクリーンショットではなくカメラ通して撮影しています。
おぉー!画質はかなり綺麗です!
「漆黒」の黒表現!!
実に美しいッ!!
初期のBlu-rayプレイヤーと比較すると初期設定なのに明るく色鮮やかです!
そのまま観ていきます。
ここで、ふと気が付いた事が「音が良い!」と思いました!
今まで観ていた視聴環境のままなのに音量が大きく感じましたが単に音量が上がったのではなく「感度が高い」ように聴こえます。
例えば、バットマンがドアガラスをぶち破る、このシーンでは・・・
今まで・・・「ドン!」が「
ドンッ!」に聴こえて音に厚みが増しています。
画質は素晴らしいのですが、それ以上に音が良くなったので「
音質」を楽しむ鑑賞になってしまいました。
「UBP-X800M2」にネット動画アプリが内蔵されているのでアマゾン製「Fire TV Stick」は不要です。
「ネットフリックス」「アマゾンプライムビデオ」「YouTube」
コロナウィルスの影響でレンタルビデオ店が休業しているので「ネット動画」は重宝します!
時間がたっぷりあるので、片っ端から楽しんでみます!
Blu-rayを再生中にリモコンの「オプション」押すと画面の右側にメニューが表示されます。
テレビの画面の「明るさ」をいじることなくBlu-rayプレイヤー側で調整することができます。
「初期設定」では・・・
「暗い部屋」にすると・・・
少し画面が落ち着いて見やすくなりました。
「明るい部屋」
「ダイレクト」
といった感じでプレイヤー側で調整することができます。
そして「UBP-X800M2」には字幕の位置を変えられる機能があります。
テレビ、ディスプレイなど「比率」によって何らか(黒帯による画面焼けなど)影響を避けるため画面内、または画面外に字幕を配置することによって視聴環境に自由度が高くなりました。
例えば初期設定だと・・・
字幕のエンドラインに赤線を引いてみました。
次にデフォルト設定より「−1」にしてみます。
すると・・・
赤線を基準に比べると字幕が少し下がりました。
「−3」に設定すると・・・
字幕がバーに隠れてしまいました。
「+3」では・・・
目線が真ん中にきて邪魔ですが「よそ見」は避けられそうです。
その他、機能設定を簡単に紹介します。
「映像設定」
SONY製テレビの「ブラビア」をお持ちの方は「BRAVIAモード」を「入」にして最適化してもらいましょう。
「音声設定」
「Bluetooth設定」
「BD/DVD視聴設定」
「視聴年齢制限設定」
「ミュージック設定」
「本体設定」
「通信設定」
「高速起動モードとリモート起動設定」
以上、「UBP-X800M2」のレビューでした。
使って一番快適と感じたことは「リモコン」がサクサク軽快です!
普段使いの「PS4」などコントローラーで操作している感覚に近いです。
そして嬉しい誤算だったのが「音質」が良かったことです!
正直、プレイヤーが少し安っぽい感じがしたので、あまり期待しませんでした。
「画質」も「音質」も少し高級なBlu-rayプレイヤーと良い勝負になると思います。
字幕の位置が変えられる機能はありがたいです。
ディスプレイが「プラズマディスプレイ」なので黒帯による「画面焼け」が避けられます。
❶リモコンの反応が良くサクサク動作して気持ち良い!
❷音質が非常に良いです。
単に音量が上がっただけでなく音に厚みがあり聴いていて気持ち良い!
❸字幕の位置を上下に移動できるので「画面焼け」が防止できる。
❹「ネット動画」の呼び出しがワンボタンで楽々!
❶表示パネルがないので再生時間など動作状況が分からないのが不便です。
❷早送り、巻き戻しが「5分単位」で区切られていて「少し早送り」が困難です。
❸音声出力端子が無いので拡張性はありません。
なので本格的なホームシアターには不向きだと思います。
「UBP-X800M2」はセカンド「Blue-rayプレイヤー」として購入したのですが「音質」に満足してしまい「メインプレイヤー」に昇格してしまいました。
ふと思えば「初期型PS3」もゲーム機として使用するより「Blue-rayプレイヤー」として優秀だったことを思い出しました。
今、所有している10万円クラスの高級Blue-rayプレイヤーよりパフォーマンスが良いと思います。
これからは「UBP-X800M2」をオーディオ用として用途に加え色々と試していきます。
「映像美」より「音質美」が目立った「UBP-X800M2」ですが「音質」を楽しむ映画鑑賞はいかがですか?
きっとオーディオシステムの常識がひっくり返るかも?!
お目通し戴き、ありがとうございました。
もしも、参考になった!と思ったら「フォロー」していただけると幸いです。
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2020年01月16日
BOSE社より欧米、オーストラリア、日本にある119店舗の直営店が「全店閉鎖」を発表しました。
「全店閉鎖」の理由はスマートホンの普及によって音の聴き方のスタイルが変わり販売戦略を見直すとのことです。
今後は主にインターネット販売に注力することになりました。
❶視聴の際、家電量販店にて従来通り聴き比べられるなら、ひとまず安心です。
❷直営店(プレミアムアウトレットモールなど)だけしか味わえなかった視聴環境がなくなる。
外の音を完全にシャットアウトした防音環境でホームシアター製品のポテンシャルを最大限に引き出せる視聴環境がなくなるのはBOSEファンにとって非常に残念です。
例えば視聴環境にあまり影響しない「イヤホン」「ヘッドホン」なら我慢できますがホームシアター(LifeStyleシリーズ)は購入を検討する場合、防音設備を施したリスニングルームは判断材料として重宝するので、今後はホームシアターやステレオスピーカーなどの買いづらくなります。
話が反れますが筆者はBOSEのホームシアター(LifeStyle535、当時販売価格は410,400円)を愛用しています。
「jewel cube=ジュエルキューブ」スピーカーは超小型スピーカーでありながら冷蔵庫クラスの大型スピーカーに負けないほどのパワーがあります。
見た目のギャップがありすぎてリスナーの心をわし掴みするほど魅力的なスピーカーです。
今後、新しいホームシアターなどサラウンドシステムを体験したくなったとき何処へ向かえばよいのか・・・。
お目通し戴き、ありがとうございました。
もしも、お時間がございましたら、お立ち寄りいただければ幸いです。
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2020年01月08日
BOSE社より2020年1/1(水)〜1/5(金)5日間限定の「ボーズの福袋」が発売されました。
最近はPC関連の買い物が多かったので、たまにはスピーカーも探ってみるかと模索していたら、たまたま「ボーズの福袋」が期間限定で発売中だったので興味をそそられました。
色々、悩んだ末・・・筆者は「52,360円」の福袋を購入しました。
❶25,520円、❷35,420円、❸43,120円、❹49,500円、❺52,360円の計5種類です。
もちろん中身は分かりません。
しかし・・・ポチッと購入したら即時、中身バレしてました・・・。
なので筆者は敢えて目を逸らし中身が分からないまま商品到着まで、じっと待ってました。
そして商品到着!!
福袋の中身はホームシアター「Bose Solo 5 TV sound system 」とノイズキャンセリングヘッドホン「QUIETCOMFORT 35 WIRELESS HEADPHONES II」でした。
こちらが「Bose Solo 5 TV sound system 」です。
「Bose Solo 5 TV sound system 」はテレビの前に置くだけで映画館のような迫力あるBOSEサウンドが楽しめます。
迫力は映画だけでなく音楽もバッチリです!
Bluetoothも対応しているのでスマートフォン、タブレットPCなど音楽をワイヤレスでお楽しみいただけます。
「Bose Solo 5 TV sound system 」の詳細
そして、こちらが「QUIETCOMFORT 35 WIRELESS HEADPHONES II」です。
「QUIETCOMFORT 35 WIRELESS HEADPHONES II」はノイズキャンセリング機能を備えたワイヤレスヘッドホンです。
ただ音楽を楽しむだけでなく「Amazon Alexa」と「Googleアシスタント」を搭載しているので話しかけるだけで色々な操作が可能になります。
「QUIETCOMFORT 35 WIRELESS HEADPHONES II」の詳細
どちらも欲しかった商品なので納得の買い物ができました。
後日、レビューをしたいと思います。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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