2018年01月12日
【膝のカサカサ】の原因と解消法をご紹介!角質ケアと保湿は忘れずに!!
寒なると空気が乾燥するのに伴い、肌も乾燥しやすくなります。
顔や手足は白い粉をふくような乾燥が目立ちやすく、中でも『膝がカサカサ』して気になる方は少なくありません。
女性はタイツやストッキングを履く機会が多く、膝のカサカサが気になって季節問わず悩んでいる方もいると思います。
足の中でもなぜ膝がカサカサになるのか…。
今回は「膝がカサカサになる原因と解消法について」紹介します
そもそも乾燥しやすい場所で皮脂腺も水分も少ない
膝がカサカサになりやすい原因の1つは、皮脂の分泌を行う『皮脂線』が少ないためとされています。
膝以外に乾燥しやすい場所として、
すね
肘
唇
が知られています。
季節問わず乾燥に悩む方が多い部位なのでイメージしやすいと思います。
膝も含めてこれらに共通しているのは、皮脂線が少ない場所です。
皮脂線が少ないので汗や皮脂の分泌量が少なく、「そもそも乾燥しやすい場所」なのです。
また、膝の周辺の皮膚は『水分量』も少なく、カサカサと乾燥しやすいと言われています。
皮脂線が少ない上に、汗として分泌する水分量自体も少ないため、膝はどうしても乾燥を招きやすいのです。
年を取ると膝のカサカサが進行しやすい!
膝がカサカサして乾燥が目立つのは、皮脂線の少なさが原因と紹介しました。
実はこの皮脂線、『男性よりも女性の方が少ない』と言われています。
つまり、女性の肌は乾燥しやすく、膝もカサカサしやすいと言えます。
さらに皮脂の分泌量は「年を取るにつれて減少」します。
若い時には膝がスベスベであっても、年齢が上がるとカサカサになる可能性は高まります。
膝は元々皮脂線が少ない場所であるのに加えて、女性はさらに皮脂線が少なく、年を取るともっとカサカサになりやすいと言われています。
膝の角質はダメージを受けやすい
膝は、フローリングや畳などにつけることがあります。
落ちた物を拾う時に床へ膝をつける
正座した状態から、膝をつけて立ち上がる
などは日常でよくある光景ですよね。
膝をついた時、肌には刺激が加わっています。
そして「肌は刺激に耐えるよう、角質を分厚くして対応しようと」します。
角質はいろいろな役割を担ってます。
例えば、
肌の水分量を調節する
外部の刺激から肌を守る
などがあります。
膝は床につくのを始め、ジーンズやタイツを履くことで肌に直接刺激が加わりやすい部位です。
歩いたり正座したりすると衣類を膝の間で摩擦を生じ、足の他の部位よりもダメージを受けやすくなります。
角質にダメージを与えてしまうと、肌の水分量の調整が上手くいかない可能性もあります。
膝の角質が摩擦などの刺激を受けると肌から水分を蒸発しやすく、よりカサカサになってしまいます。
女性はタイツやストッキングを履く機会がありますが、生地が荒いと膝の摩擦はより大きくなるので要注意です。
古い角質が溜まって硬くなると、カサカサの原因に!
角質は肌を守ろうとして、新しい角質を作り出そうとします。
ところが角質の新陳代謝が正常に働かない場合、「古い角質は肌にどんどん溜まり、そのまま硬くなる」ことがあります。
角質が硬くなることを『角質化』と呼びます。
角質化は膝のカサカサの原因の1つとされています。
角質化が進むとクリームなどでいくら保湿しても、カサカサの解消は難しいと言われています。
冬だけではなく夏も要注意
気温が下がる秋冬は外気が乾燥しやすく、膝のカサカサが悪化しやすい季節でもあります。
外だけではなく室内も乾燥していると、膝の乾燥はますます進みます。
寒さが厳しいと、ついつい温かい部屋で長時間過ごしてしまいますよね。
しかし温度が低いと乾燥は進み、膝のカサカサの原因となる可能性も高くなります。
室内で暖房器具を使っているが、加湿対策はしていない
こたつに入っている時間が長い
電気毛布を膝掛けとして使っている
熱いお風呂に長く入る
上記に当てはまる数が多いほど、膝のカサカサが進行する可能性が高まります。
特にこたつはエアコンやファンヒーターなどとは違い、こたつに足全体を入れて暖めてます。
室内は加湿器などを使って湿度を上げることができますが、こたつ内の加湿はできませんよね。
長時間こたつに入ると「足の乾燥が進みやすく、膝のカサカサが目立つ原因」と言われています。
乾燥する秋から冬にかけて、『肌の水分は奪われやすい時期』です。
暖房や熱いお風呂も乾燥の原因となり、周辺に水分が少ない膝はカサカサ状態が進行しやすくなります。
夏はエアコンの使用で部屋が乾燥しやすい!
寒い時期は乾燥しやすいイメージがありますが、温度が高い『夏も乾燥に注意』が必要です。
エアコンで部屋の温度を下げる場合、冷房と除湿の機能を使いますよね。
冷房と除湿のどちらとも「温度を下げやすく、乾燥を招く可能性が高い」とされています。
乾燥した状態の部屋で長時間過ごすと、膝のカサカサの原因と言われています。
夏の部屋の乾燥に要注意です。
カサカサが進むと痒みを伴うことも…!
膝のカサカサが進むと、
ひび割れ
粉をふいたように白くなる
このような症状を生じることがあります。
『皮脂欠乏症』と呼ばれ、皮膚を覆う皮脂が減り、水分が蒸発して乾燥を招くのが原因とされています。
皮脂欠乏症が悪化すると、
赤み
かゆみ
を伴います。
さらに悪化して湿疹ができると『皮脂欠乏症湿疹』と呼ばれ、かいてしまうと余計に症状は酷くなります。
湿疹は保湿クリームや市販薬で治すのは困難です。
病院での治療が必要で、かゆみが強ければかゆみ止めの内服薬を飲む場合もあります。
皮脂欠乏症、皮脂欠乏症湿疹は、膝から下によく見られます。
膝はこれまで紹介したようにカサカサと乾燥しやすい場所です。
膝がカサカサしていてもあまり気にせず放置していると、「ひび割れ」や「赤み」を伴い、場所によっては湿疹を生じて通院が必要になることもあります。
保湿より先に角質ケアを!自宅で出来るカサカサ解消法
膝のカサカサの原因は様々ありますが、ケアをすることでカサカサ肌が改善へ向かう可能性は大いにあります。
ここからは自宅でできる、膝のカサカサの解消法を紹介します。
あまり難しい方法ではないので、丁寧にケアしてスベスベの膝を目指しましょう。
保湿クリームを塗る前に、古い角質を取り除く!
膝に限らず、乾燥した肌の改善には「保湿クリームを塗る」と真っ先に思い浮かべる方は多いはずです。
しかし膝がカサカサに乾燥している場合、保湿よりも『古い角質のケア』が大切です。
カサカサの原因には、
角質がダメージを受けると、水分量の調整が上手くいかない
角質の新陳代謝が正常に働かないと、古い角質が溜まる
とお伝えしました。
その古い角質をそのまま蓄積しておくと、膝のカサカサは解消しません。
膝に古い角質が多く残っているとカサカサになり、ケアをせずにそのまま放置していると肌がひび割れる可能性もあります。
強くこすらずに優しく少しずつ取り除く!
カサカサになった膝の角質は、お風呂で取り除きましょう。
湯船に浸かって、膝の角質を柔らかくします。
熱いお湯だと角質に含まれるセラミドが流出し、余計に乾燥が進む可能性があります。
『38〜40℃の湯船』に浸かりましょう。
湯船から上がったら、
ピーリング
スクラブ入りのボディソープやクリーム
角質ケア用の石けん
などを使って、浴槽で古い角質を落とします。
角質を取り除く時は、膝を強くこすらないように気をつけてください。
膝の上でジェルやクリームなどをクルクル円を描くようにし、溜まった角質を落としましょう。
力を入れて膝の角質を一気に落とそうとするのではなく、「少しずつ取り除くイメージ」で行なってください。
角質ケアは優しく行わないと、セラミドなどの肌の保湿に必要な成分まで取り除く可能性があります。
ただし角質ケアは頻繁に行うと刺激になり、かえって肌の負担となります。
膝に負担を与えないためにも、『週に1〜2回の目安』で行ないましょう。
保湿成分の入ったクリームでケアを!
古い角質を取り除いたら、次に『保湿』をします。
膝は皮脂線が少ないため、カサカサ状態を解消するにはしっかりと保湿して水分を補うことも大切です。
入浴後に水分を拭き取ったら、保湿クリームなどを塗ってケアしましょう。
膝のカサカサを改善するのに効果があるとされている成分は、
セラミド
尿素
ワセリン
これらの成分が含まれている保湿クリームは、保湿を高めるのに効果的とされています。
お風呂上がりに膝へ優しくぬり、少しずつカサカサを改善しましょう。
保湿クリームを塗った後、『5〜10分ほどラップで膝を包むとより効果的』です。
保湿成分が膝に浸透しやすくなり、カサカサの解消も期待できますよ。
乾燥や熱いお湯に要注意
膝のカサカサ解消には、普段の生活の心がけも大切です。
寒さが厳しくなると外気だけではなく部屋も乾燥しやすくなるため、特に注意が必要となります。
ここでは、膝がカサカサしやすい寒い時期での注意点を紹介します。
膝が乾燥する原因を少しでも避けるようにし、カサカサ解消を目指しましょう。
秋冬は39〜42℃を目安として熱いお風呂は控えて!
お風呂は1年中入りますが、寒い時期は温度に注意が必要です。
つい熱いお湯で体を温めたくなりますが、膝のカサカサが進行する可能性もあるので控えましょう。
角質ケアでお湯は「38〜40℃が目安」です。
しかし寒さが厳しい日はぬるいと感じますよね。
秋から冬は『39〜42℃を目安』に調整しましょう。
42℃以上のお湯は温度が高く、角質に含まれるセラミドが流出しやすくなります。
膝のセラミドが不足すると肌を守るバリア機能が弱まり、膝のカサカサが進行する可能性が高まります。
また、熱いお湯は皮脂が余分に流れることも考えられます。
膝のカサカサを解消するにはお湯が42℃程度までにし、それ以上熱いお湯は避けてください。
部屋の湿度を上げて50〜60%を目安に乾燥を防ぐ!
寒い時期に部屋の湿度を上げる理由として「温度が上がると湿度は低くなる」という性質が挙げられます。
そのため暖房器具を使用していると、部屋の湿度は下がる傾向にあります。
肌に理想的な湿度は『50〜60%が目安』とされています。
加湿器を使う
濡れたタオルをハンガーにかける
観葉植物を置く
このように湿度を上げる対策をし、部屋の乾燥を防ぎましょう。
乾燥した部屋にいると、膝のカサカサは解消しにくくなります。
湿度が60%を超えると、室内にダニやカビが発生しやすい環境になります。
あくまでも目安値の範囲内に留めましょう。
こたつや電気毛布で長時間膝を温めるのは避ける!
寒いと暖房器具が欠かせませんよね。
こたつに長時間入らない
電気毛布に長時間頼らず、毛布やフリース生地の膝掛けを使う
などのように膝への直接暖房器具を当て、長時間温め続けないようにしましょう。
こたつの中は『40〜60℃』ほど、電気毛布は『40〜50℃』ほどと体温よりも高い温度をキープしています。
温度が高いと湿度が下がり、乾燥します。
乾燥している環境にずっと足を入れていると、膝のカサカサ解消は難しくなります。
こたつや電気毛布に一日中頼るのは避けましょう。
くれぐれもこたつで寝ないように注意してください。
膝のカサカサがどんどん進み、場合によっては「かゆみや赤みを伴うことも」あります。
また、電気毛布の電源を寝ている間つけていると、放出した汗が乾いてしまいます。
皮脂線が少なく皮脂や汗の量が少ない膝は、もっと乾燥する可能性が高まります。
電気毛布で布団を暖めたら、寝る時には電源を切りましょう。
夏のエアコンや紫外線の乾燥にも要注意
夏は膝が見えやすいファッションをしたり、プールや海などで膝が見える機会も多い季節です。
油断せず、夏も膝のケアを怠らないようにしましょう。
秋冬に比べて、夏は乾燥が気にならない方もいらっしゃると思います。
前述した通り夏にエアコンを使うと、「部屋は乾燥しやすく」なります。
夏も湿度を適切に保ちましょう。
加湿器は寒い時期だけではなく、夏にも活用できます。
特にエアコンの除湿機能を使う場合、部屋の湿度が下がり過ぎないように注意してください。
湿度は『50〜60%程度を目安』にキープしましょう。
紫外線の影響を受けやすい夏も、角質ケアと保湿を!
夏は紫外線が強く、膝に影響をを受けやすい季節です。
セラミドや角質は紫外線から肌を守る役目がありますが、6〜8月は紫外線量が多くケアか欠かせません。
膝のカサカサを防ぐには、『夏でも角質ケアや保湿』を行いましょう。
膝の角質がダメージを受けたままだと、膝はカサカサにつながる一方です。
紫外線だけではなく、エアコンによる乾燥から膝を守るためにも夏でも保湿は欠かさないようにしてください。
角質ケアと保湿でカサカサを解消!夏でもケアを忘れずに!!
膝には皮脂線が少なく、カサカサになりやすい場所の1つです。
衣類との摩擦も生じやすいですし、膝をつくと大きなダメージを受けてしまいます。
ダメージを受けやすい膝の角質は硬くなりやすく、カサカサの原因ともされています。
乾燥や紫外線などの外部環境による刺激もあるため、膝がカサカサになる原因は年中潜んでいます。
膝のカサカサを解消するには、『角質ケア』と『保湿』がとても重要です。
保湿クリームを塗るのは冬のイメージですが、紫外線量が多い夏も忘れずに塗るようにしましょう。
カサカサを放置していると「湿疹」を伴う場合もあります。
日々のケアを丁寧に行い、スベスベの膝を目指しましょう
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