女性の美容学

普段の料理に『ごま油』を活用している人は多いのではないでしょうか。

料理の仕上げにほんの少し加えるだけで、風味かプラスされてとても美味しくなるので便利ですよね！

そのごま油は、インドでは体に塗って美容に活用しているという話も…！


そこで今回は「美容にも効果があるごま油の効能や種類、活用法」について紹介します

ごま油の美容効果

ごま油は名前の通り、「ごまを絞って作られる油」。
ごま油に含まれる各種「ビタミン」や「ミネラル」を、ごま油は丸々受け継いでいます。

特にごま油に含まれてる『ゴマグリナン』は、美容に役立つ効果を持っています。



ゴマグリナンのここがすごい！

ゴマグリナンには、『脂肪の酸化を防ぐ効果(抗酸化作用)』があります。

ごま油が他の食用油と比べて、酸化し難いといわれているのはこの成分のおかげ。

これは体にも効果ぎあって、この抗酸化作用によって老化を防ぐことができるんです。

そんなすごいゴマグリナンの正体は、女性ホルモンに似た働きを持つ、『植物性エストロゲン』。

「美肌効果と更年期のホルモンバランスを整える効果」もあり、女子力アップにもつかながるんです！



お肌からデトックス！

ごま油の有効成分は、口から体に取り入れる以外にも、肌から取り入れることもできるんです。

インドの健康法「アーユルウェーダー」では、『ごま油を体に塗ることで美容に効果がある』とされています。

実際に肌に塗ると、肌から成分が吸収されることが確認されています。

さらに余計な脂肪や老廃物を取り除く、「デトックス効果」もあるんです。

美容に効果のあるごま油の料理種類

美容には白ごま油を！

ごま油は主に3種類の分類に分けられます。


焙煎ごま油
低音焙煎ごま油
白ごま油


その違いは、ゴマの煎った状態で分けられます。

私達が普段食用としてよくみかけるのが、『焙煎ごま油』と呼ばれるものです。

これはゴマをしっかり焙煎してから絞ったもの。
強い香りと恋茶褐色が特徴です。


そして、焙煎のときの温度を低くし、じっくり焙煎してから絞ったのが『低音焙煎ごま油』です。

こちらは香りが甘くなり、色も薄い琥珀色に変化します。


最後に、ゴマを焙煎せずに生の状態で絞ったのを『白ごま油(太白油)』です。

焙煎していないので「無色透明」で、ごま油の特有な香りはほとんどしません。

3種類のごま油のうち、ゴマグリナンが1番豊富に含まれていて美容に効果が高いのは『白ごま油』です。



下処理をして成分を増やそう！

美容用に白ごま油を使うには、まず『キュアリング』という下処理を行います。

用意するものは、
白ごま油１瓶
綺麗な厚手鍋
料理用の温度計
清潔な遮光ガラス瓶

セルフマッサージオイルの作り方

１.厚手鍋に白ごま油を入れ、ごく弱火で加熱する。
(厚手鍋のほうがゆっくり加熱されるので、油が跳ねづらくなる。)
２.料理用の温度計で白ごま油の温度を測り、100度から110度になった時点で火を止める。
３.冷めたら保存用の耐熱ガラス瓶に移し、冷暗所で保管。

この下処理を行うことでセサミンの一種である『セサモール』が生成され、これもまた「強い抗酸化作用」を持つので、一度加熱してから使用しましょう。

美容に効果的なごま油の使用法

うがい

インドの健康法「アユールヴェーダ」でも、ごま油の美容法としてあげられるのは『うがい』です。


口臭予防、ほうれい線が消える効果、頭皮や毛髪にも効果があります。

うがいの仕方は、大さじ１杯の白ごま油を口に含み口内全体にいきわたるようにブクブクうがいを30秒。
その後、喉へのガラガラうがいを30秒行った後、液を出して終了です。

最初はやりづらいですが、唾液が分泌されて段々スムーズになるので大丈夫です！




メイク落としに、パックに


白ごま油は『メイク落とし』としても使えます。

使い方は普通のメイク落としと同じく、小さじ1杯くらいを肌にゆっくりなじませてから洗い流すだけ。
その際、耳の後ろのリンパ線に老廃物を流す意識で、マッサージをするとより効果的です。

肌荒れが気になるときはスペシャルケアとして『白ごま油パック』！
40度くらいに温めた白ごま油を軽くマッサージしながら顔に塗り、10分置いてから洗い流すだけ。

半身浴中に一緒に行うと、肌に美容成分がぐんぐん浸透します。



全身マッサージに

半身浴で温まった体の気になる部分に、「白ごま油でマッサージ」すると『デトックス効果』が現れます。

下から上へ、むくみや脂肪がある部分には特に念入りにゆっくりとマッサージしていきまょう。


マッサージ後にシャワーで洗い流せば、ベタつかず肌の保護する作用もあります。

ゆっくり、ゆったり続けて

ごま油の美容効果は素晴らしいものがありますが、すぐに効果が現れるものではありません。

インドの長い歴史のように「ゆっくりと続けていくこと」が大切です。
ゆったりとした気の持ち方も、アユールヴェーダによる美容によい秘訣ともされています。

マッサージもゆっくり行うのが大切です。
リラックスしてゆったりしながら続けていきましょう