韓国からキムチが消える・・・?
【ソウル=仲川高志】韓国で、キムチを家族総出で漬け込む「キムジャン」のシーズンの11月を前に、原料の白菜など野菜が高騰、国民から悲鳴が上がっている。
今夏の猛暑や豪雨のあおりで生産量が落ち込み、品不足になっているためだ。
韓国メディアによると、白菜1個の小売価格は、約1万2000ウォン(約880円)と昨年の今ごろの5倍近い。
聯合ニュースは1日、「今年は漬けられない」と途方に暮れる主婦の声を伝えた。飲食店の中には、キムチ料理を値上げしたり、いつもは食べ放題の突き出しのキムチの無料サービスをやめたりする店も出ているという。
聯合電によると、韓国政府は2日、中国から白菜150トンの緊急輸入を決めた。独自に白菜100トンの輸入を決めた大手スーパーもある。漬け込みの最盛期には白菜数万トンが不足するとの見通しもあり、政府は「追加輸入を検討する」としている。
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