2019年10月01日
保育園通園が決まったらすること3つ!A保育士さん向けのマニュアルを作ろう!
今回は、医療的ケア児が一般の保育園への通園が決まったらすること3つ!のうちの2つ目をご紹介します!
実はこれ、医療的ケア児の保育モデル事業の対象になるかどうかを検討する「観察保育」の時にも一度提出しているのですが…、内容を少しバージョンアップさせて、保育士さん向けのマニュアルへと改訂を行いました。
保育園内で医療的なケアを行うのは看護師さんですが、実際に保育の現場で医療的ケア児と関わるのは保育士さん。
でも、保育士さんは医療的ケア児なんて見たこともないという方がほとんど。
看護師さんに分かりやすく、かつ怖がらせないようにというのを心がけ、写真をたくさん使った資料を作成しました。
実際に手渡したマニュアルはこれです!
モザイクかけていますけど、満面の笑顔でほほ笑む次男が写っています。
吹き出しには「よろしくお願いします!」の言葉入り。
ちょっとあざといかな、と思ったんですが、可愛さをふんだんにアピール(笑)。
「手に取ってみようかな」と保育士さんに思ってもらえるように。
マニュアルの内容については、それぞれのお子さんによって伝えたいことが違うと思うので、お子さんに必要な内容を項目立てて説明していただけたらと思います。
一例として、気管切開児の次男用に作成したマニュアルの項目をご説明しますね!
病気の特徴を簡単に。できるだけ医療用語は避けて説明しました。
発音しづらい音や、言葉が伝わらないときの代替方法について。
首回りに注意が必要である点を記載。水遊びに配慮が必要だとか、汚れた手で触るのがダメだとか。
カニューレの構造、カニューレホルダー、人工鼻、Yガーゼの説明を写真と共に。
ケアに必要な道具一式を目的別にリストアップ。
痰のチェックの仕方や、人工鼻を交換するタイミング、自己排痰で痰を出した時の手順とか
注意して様子を見てもらいたい状況、看護師さんに見てもらいたいこと、母親に連絡してほしいことや急変時の対応など。
再挿管の仕方とコツ。酸素吸入の流量など。
緊急時に必要な情報と緊急連絡先。何かあった時にこのページを見ながら電話がかけられるように。
ざっと項目だけ説明しましたが、1項目1ページぐらいのボリューム感です。
とにかく見やすく!文章ばかり多いと読む気を失くしてしまうので、適度に写真や図解を入れると良いです。
渡したマニュアルは登園が始まる前に保育士さんたちに読んでもらい、不明点などがあれば質問してもらうようにしました。
そして、登園が始まってからは、このマニュアルを職員室と教室に一部ずつ置いてもらっています。
お互いに慣れてくれば、マニュアルを保育士さんたちが使用する頻度は減っていくのかもしれません。
でも、いざという時に落ち着いて対応してもらうため、「医療的ケア児」の保育が始まるという最初の不安を取り除くためには、マニュアル的なものがあると安心かなと思います。
あと、新しい保育士さんが次男のクラスを担当するときなんかにも活用できますしね!
よかったら、作ってみて下さいね。
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