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2018年08月02日
医療的ケア児の保育園入園を求める請願審議・口頭陳情
毎日、暑い日が続きますね。
ここ最近、次男は熱発が続いており、またしても肺炎を起こしてしまいました。
今回は幸い初動が早かったので、外来の点滴でなんとかのりきれました^^;
できるだけ記憶が新しいうちに、「気管切開児を連れての初旅行・ホテル編」をブログに書いてしまいたいと思っていたのですが、来年度に向けての動きも考えなくてはいけないので、まずは6月に行われた請願審議のことを残しておきたいと思います。
私たちが請願書を提出したのは2017年の12月ですが、議会で審議されるまでに6か月を要しました。
審議の場では、事前に提出した請願書の内容をもとに議論が行なわれるのですが、半年間の間に良くも悪くも状況が変わった部分もあるので、議会の冒頭に口頭陳情で再度自分たちの訴えたいことを明確にすることにしました。
以下、冒頭陳述の内容です。
平成29年12月に請願の申請を行ってから本日の審議に至るまで、6か月の期間がありました。その間に、医療的ケア児に向けた保育支援として、福岡市では平成30年度医療的ケア児保育モデル事業が開始されました。
しかし、現段階におけるこのモデル事業の利用者はわずか一名です。他の多くの医療的ケア児は、様々な理由からこの制度を利用することができず、少なくとも今年度一年間は保育園への通園の道は閉ざされたままとなっています。
また、医療的ケア児は、保育園だけでなく幼稚園や認可外保育園からも「安全性を確保できない」という理由で通園を断られています。さらに、発達障害のない医療的ケア児は、療育センターの利用も認められていません。
福岡市の医療的ケア児は、健常児と同様の通園施設の利用も認められず、障害児としての療育の機会も与えらず、宙ぶらりんの状態です。
誰もが平等に与えられるはずの発達・成長の機会を、医療的ケア児は奪われています。このことからも、医療的ケア児を安全に預かるための体制づくりを早急に進めていただきたいと思います。
とはいえ、一言で「医療的ケア児」といっても、必要なケアや注意するべきリスクはそれぞれ違います。医療的ケア児すべてをカバーできるような制度作りに時間を割くのではなく、個別のケースに応じた支援・対応が必要です。
制度が完成するまで一年、また一年と、子どもにとって貴重な時間を待っている余裕はありません。子どもの一年間がどれほど重要な意味を持つか、今一度考えて頂き、早急な対応をしていただけないでしょうか。
同時に、24時間毎日子どもの看護や保育に携わる母親は、医療的ケア児への保育支援が提供されない限り、就労の機会を奪われたままであるという点も見過ごせません。母親が就労できないことで世帯収入は下がり、経済的な負担が大きくなります。家族だけに努力を強いるような現行の制度には限界があるのではないではないかと思います。
自治体によっては医療的ケア児でも保護者の希望する保育園へ単独通園が可能なところもあります。住む場所によって受けられる支援に大きな差があるという現状をご理解いただいた上で、福岡市での制度の見直しを望みます。
上記は議会冒頭に口頭で陳述しただけで、議員さんや市の未来局の方の手元に残っていない内容なので、さらっと聞き流されたかもしれない部分ですが、請願書よりも現状を濃く表しているのはこちらの内容かと思います。
文章は拙いですが、最優先に伝えたいことだけを凝縮しました。
もっと言いたいことはある。
でも、これだけは早急に何とかしてほしいから、とにかくこれだけ。
関係者の方には、自分事として何度でも読んで、考えてみて欲しいです。
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2018年07月26日
届かなかった、福岡県の「医療的ケア児・者」実態調査票
ところが、7月の次男の入院中に、同じく医療的ケア児のお子さんを持つお母さんから、「県からの調査票は届いていますか?」と連絡をもらいました。
しかも、締め切りまで残りわずかという時点。
どこからも、そんなものもらっていないんですけど!!!
慌てて入院中の病院に確認してみたのですが、病院にも、その病院の在宅支援部にもそのようなものは来ていない、とのこと。
利用している訪問看護ステーションに聞いてみるも、「そのような調査票の存在を知らない」。
療育センター通園中の医療的ケア児のお母さんに確認するも、「療育センターでも配布していない」。
じゃあ、一体どこでもらえるの?!
っていうか、全然調査票が必要な医療的ケア児に調査票届いていないじゃん!
・・・これじゃ、ニーズの把握なんてできないですよね。
県は、市町村と共同で6月中に病院、訪問看護ステーション、居宅介護事業所、特別支援学校など約2800カ所に調査票を配布している、とのことなんですが・・・。
届いていません。
また、うちの息子は漏れてるんですか。
県障がい福祉課は「行政がつかめていない実態を把握して対応を考えたい」とし、調査結果を基に年内にも支援策を詰める方針。
だそうですが・・・。
そりゃつかめないですよね。
だって、手元にアンケート届かない人がたくさんいるんだもん。
ちょっと前後しますが、請願審議の場で福岡市は「早急に実態を把握」と言いました。
どのような方法で実施されるのか分かりませんが、県のやり方では実態把握は無理ですよ。
本気で把握するつもりなら、子ども手当受給中の全世帯に実態調査票を送るくらいして下さい。
中途半端に「やりました」って言わないでほしいです。
子どもたちに何か月も、何年も、待っている時間はありません。
4歳の次男は今も、どこにも通えないままです。
2018年07月19日
無理をさせ過ぎたせいで、入院
6月末ごろから夏風邪で体調を崩していた気管切開児の次男。
ちょうどそのころは請願の準備や長男の園行事、次男自身の急ぎの申請ごとなんかでバタバタと忙しい時期だったので、かかりつけの先生と連携を摂りながら、自宅で看護をしていたのですが・・・。
ついに呼吸状態が家で診れないほど悪化したため、入院してました。
医療的ケア児ということで、他に預かってもらえる場所もなく、私が外せない用事の時は一緒に連れまわすしかなかったのですが・・・、そんな風に無理をさせ過ぎたのが、今回の入院の一番の原因です。
結局、6月末の請願審議の翌日から、次男は総合病院に入院することになりました。
入院前の5日間の熱発に加え、2週間の入院加療。
臥床が続いたため、次男もかなり体重減少+体力低下してしまいました。
退院したばかりの時期は、足がふらついて一人で歩けなかったくらいです。
もっと早く入院させていれば、症状が軽快するまでこんなにかからなかったと思います。
本当に次男には申し訳ないことをしました。
また、入院中は私が泊り込みで付添いで自宅に全く帰れなかったため、夫と長男にもかなりの負担がかかりました。
入院先の病院までは車で高速使っても一時間はかかるので、仕事終わってからの面会も大変だったと思います。
長男は当然とても寂しい思いをしていたようで・・・、保育園の先生からも「普段はみられない反応」があったと言われました。
長男もお兄ちゃんと言ってもまだ5歳ですから、やっぱりお母さんが恋しかったようです。
入院中は夫が保育園に送り迎えしていたので、普段よりも長い時間、保育園で過ごしていたのも寂しさに拍車をかけていたみたいですね。
入院中は私の精神状態もひどかった。
入院当初は次男の呼吸状態が良くなくて、吸引の度に看護師さんのスクイージングが必要だったのですが、次男は苦しがって泣いてしまうし、SPO2も低下する。
普段よりも深くまでカテーテルを入れないと痰も取れなかったため、カテーテルの刺激でせき込んだり、嘔吐しそうになったり。
辛そうでもう見ていられませんでした。
モニターで管理しているとはいえ、SPO2が不安定だったので、頻回の吸引と次男の呼吸が心配で夜も寝られず・・・。
次男を抱っこしたままで、一晩中モニターを見続けていました。
そんなストレス状態が続いたせいか、入院前半は毎日のように泣いていました(私が)。
先生や看護師さんと話しながら泣き、面会に来た夫と長男の顔を見てボロボロ泣き。
もう、なんかティッシュが手放せないくらい不安定。
次男の回復につれてそんなことも減っていき、後半はわりと普通に過ごしていたのですが、周りの人には余計な心配をかけました。
ホントにごめんなさい。
母親がしっかりしていないとダメなのに、一番に崩れてしまった。
とはいえ、今は次男もほとんど回復して、普段通りの外出もOKになりました。
がっつり減少した体重も、元通りに。
あとは、痰の状態が落ち着けば万全です!
ちょっと時間が空いてしまいましたが、6月末の請願のことについても、後日記事にしておきますね。
自分の覚えがきと、みらい局の言ったことが履行されているかチェックするために。
2018年06月26日
長男の入院決定。でも、医療的ケア児の次男をどうすれば?
タイトルどおりなのですが、長男が3日間の検査入院、さらにそれとは別の治療で1週間入院することが決まりました。
今すぐの話ではないのですが、長男の入院には付き添いが必要なので、どういう風にすればいいのか途方に暮れています。
というのも、次男は気管切開をしている医療的ケア児なので、一時的な預かり先すらないからです。
頼れる祖父母もおらず、夫も入院中ずっと仕事を休むわけにはいきません。
いつも、次男のこと優先で、なにかと我慢をしている長男。
入院時くらいはしっかり付き添ってあげたいのですが、現段階で次男のケアをできるのは夫と私(体調不良児は夫でも不十分)だけ。
次男を預けることもできず、入院先に連れて行くこともできずで、どうしたらいいのか分かりません。
仮に次男をレスパイト入院させることができたとしても・・・。
4歳で遊び盛りの男の子が、サークルベッドの中でじっとしていられるはずもなし。
人の目の届かないベッドに1人でいること自体が不安です。
それに、急に私と離れて一人の環境に置かれたら、間違いなくストレスで熱発します。
おそらく、最初の入院は7~8月なので、それまでに何とかしないといけないのですが、どこに相談したらいいのでしょう。
公的な機関はこれまでの話だと「一時預かりもダメ」ですから、1週間なんてまず無理でしょうね・・・。
もう、ストレスで吐きそうです。
長男の体調のことも心配なのに、それ以外の問題も大きすぎて、考えれば考えるほど、胃がきりきりする。
特例として、なんとか次男を一緒に入院させて欲しい。
感染のリスクがあるのは分かっているけど、どっちも放置することなんてできない。
そうでもしないと、成り立たない。
2018年06月24日
気管切開児を連れての初旅行・ホテル編
先日、気管切開をしている次男を連れて、初めての2泊3日の家族旅行へ行ってきました。
行先は、京都。
今回は京都滞在中に利用した、一押しのホテルをご紹介します!
医療的ケア児の宿泊にお勧め!ホテル アンテルーム京都
医療的ケア児である次男を連れて、2泊3日の初旅行。
この旅行で徹底したのは、「とにかく次男に負担をかけない」という点でした。
旅先で体調不良にでもなろうものなら、すべての予定をキャンセルせざるを得ないばかりか、万が一入院ということにでもなれば、家族全員にかなりの負担がかかります。
ただでさえも、長時間の移動で疲れがたまりやすい旅行中。
せめて宿泊先ではゆっくりと過ごせるようにと考え、ホテル探しを始めました。
その際に重要視した条件は以下の4点です。
市内のあちこちに観光スポットがひしめく京都。
どこをメインで訪れるかにもよりますが、効率よく回るには旅の拠点を決める必要があります。
今回は、アクセス抜群の京都駅の近くでホテルを探すことにしました。
なにしろ、医療的ケア児を連れての旅行は荷物が多いですから。
新幹線を降りてほっとしたのもつかの間、スーツケース一個、酸素ボンベ、吸引器バッグに大きめの旅行バッグ、子どもたちの移動用リュックを抱えて、さらに電車やバスに揺られて…というのは厳しすぎます。
コインロッカーに預けることも考えましたが、大型のコインロッカーは時間帯によっては空いていませんしね。
京都駅からは近ければ近いほどいい、という感じです。
NICUがある病院というか、気管切開している子どもの受け入れが可能な救急病院が近くにあるかという点も重要視しました。
急な体調不良や事故などの時に、一刻でも早く対応してもらえるように。
念のために、病院は1つではなく、2つ候補を挙げて、そこまで車で10分以内で到着できるホテルを探しました。
気管切開児の入浴、みなさんはどうされているのでしょうか…。
普段、私たち(訪問看護さんではなく)が一緒に入るときは、抱っこしたり椅子に座らせた状態で体と頭を洗い、そのあと一緒に湯船に入っています。
体を洗ったりするのに、ユニットタイプのお風呂だと狭くてやりづらそうなのと、やっぱりお風呂とトイレは別がいいなぁ…ということで、洗い場付きのお風呂があるホテルを検索。
でもこれがかなり限られていて…。
ものすごく宿泊費が高かったり、駅から遠くなってしまったり。
探すのが大変でしたが、最終的には文句なしの素敵なお宿を見つけましたよ!
旅行は楽しいけれど、お金もかかります。
できればお手ごろな価格で泊まりたいですよね。
おいしい朝食もついていれば、嬉しいな♪
ということで、探しまくって出会ったホテルはここです!!
まず、条件として挙げた【1】JR京都駅から近い、【2】NICUのある病院までタクシーで10分以内、についてですが、まず京都駅からのアクセスはこちらをご覧ください^^
ホテル アンテルーム京都 アクセス
地下鉄の駅で言うと、1つ半分くらいです。
今回は京都駅からタクシーでホテルへ移動。
混雑の程度にもよりますが、10分もかかりませんでした。
立地上、タクシーが捕まらないということもなく、移動はらくらくです。
NICUのある病院についても、赤十字病院などの病院が比較的近くにあるので安心です。
さらに、この立地で【3】お風呂がユニットタイプではなく、洗い場がある、というのはかなり珍しい!!
一軒あるにはあるのですが、かなりの高級ホテルになってしまいます。
そしてお風呂はこちら!!
(うまく写真が撮れていなかったので、こちらを見て下さいね)
洗い場付きのお風呂!
家のお風呂みたいでしょ?!
旅の疲れを子どもと一緒にゆっくり癒すことができましたよ^^
さらにさらに!!【4】料金が手ごろ、も申し分ありません!
こんなお部屋で、
お部屋も広々!
こんなにフォトジェニックな朝食もついて、
朝食もボリューム満点!
宿泊費は、大人1人あたり、12,000円程度(時期によってはもっと安いです!)
小学生以下の子どもたちは添い寝対象なので、実質料金はかかりません。
コスパ最強です。
実は、このホテル、もともとは学生寮であった建物を一部改造して宿泊施設にされているとのこと。
そのため、ホテルというよりはマンションの一室を借り上げているというような感じで滞在できます。
医療ケアに必要な機器の電源も十分に確保することができますし、ソファーに座ってテレビを見たり、テーブルでゆっくり食事をとることも可能。
また、建物の中は、まるで美術館のように様々なアート作品が展示されているのも特徴です。
気に入ったものは購入も可能とのことでした。
でも、一番のポイントは子ども連れに嬉しいサービスがいっぱいという点です!
医療的ケア児を連れての旅行だけでなく、お子さん連れでの京都滞在にはとってもおすすめのホテル。
なぜなら、子ども連れに優しいサービスがいっぱいだからです!
・滞在中は宿泊人数分のミネラルウォーターが毎日もらえたり、
(暑くなる時期だったので本当に助かりました)
・子ども用のアメニティが滞在日数分もらえたり、
(歯ブラシセットやミニタオル、ボディスポンジなどなど)
・部屋ではまるで自宅のようにくつろげたり、
・スタッフの方の対応が丁寧だったり(事前に酸素ボンベの持ち込み等について確認した時も、必要な配慮について尋ねてくれました)、
もう、京都ではこの宿以外考えられないくらいファンになりました!
お子さん連れで京都へ滞在される方には、本当におすすめです。
医療的ケア児を連れての京都旅行にお勧め!ホテル アンテルーム京都
2018年06月23日
気管切開児を連れての初旅行・移動編
先日、気管切開をしている次男を連れて、初めての2泊3日の家族旅行へ行ってきました。
行先は、京都。
前回は旅行の準備についての記事を書きました。
今回は旅行中の移動についての話です。
今回利用した移動手段は、新幹線、在来線(地下鉄も)、タクシー。
このなかで一番のネックは、何と言っても長時間の移動となる「新幹線」です。
小さい男の子二人が3時間もの間、じっと座っているのはけっこう大変。
退屈・ぐずり対策がそれなりに必要です。
それに加えて、気管切開している次男が移動中に痰の吸引が必要になったら、座席で吸引器を出して、吸引しなくてはなりません。
吸引器の「ブーン」という音は、静かな車内ではそれなりに響きそう…。
万が一、体調不良で酸素の吸入が必要な事態になっていたら・・・。
酸素ボンベにチューブを繋いで、抱っこしたまま酸素の吸入をしなくてはなりません。
こうなると、座席を人数分取ったとしても、荷物が多すぎてスペースが足りないかも・・・。
そんな不安もあって、事前に多目的室の利用について、事前にJRの窓口に相談しておきました。
新幹線の多目的室とは、「車椅子専用個室」のこと。
新幹線のなかには、車椅子対応座席を用意している列車があります。
名前の通り、基本的には車椅子の方が優先して使用されるスペースですが、車椅子以外にも体の不自由な方などは利用が可能です。
また、利用者がいなければ、車掌さんに声をかけて鍵を開けてもらい、授乳室としても使うことができるそうです。
さて、この車椅子専用個室ですが、私が利用した東海道・山陽新幹線では予約が可能でした。
といっても、必要な人が使うことができるように、当然ながら審査があります。
利用の仕方としては、以下のような手順です。
(1)乗車の1カ月前の日の10時から2日前までに、新幹線のご乗車駅へ直接または電話で申し込み。
このとき、障害の程度や駅員の介助の有無、持ち込み品(酸素ボンベなど)の種類や数、電源使用の有無について聞かれます。
乗車希望の便や時間帯を第3希望まで聞かれるので、あらかじめピックアップしておくとよいです。
(2)一旦電話を切って、利用可能かどうかの返事を待ちます。
(3)利用の許可が下りれば、申込みの駅で乗車までにきっぷを購入。
多目的室利用にあたって、部屋の使用料などの特別な料金がかかるわけではないようですが、通常の座席を使用した場合の人数分(子どもも含む)の指定席料金が必要みたいです。
今回は利用したい便に乗車予定の車いすの方の予約が入っていなかったこともあって、次男も多目的室を利用することができました。
旅行の時期は夏風邪が治りきっておらず、まだ痰もごぼごぼだったので吸引も頻回。
車内で心おきなく吸引器をつかえて本当に助かりました。
AC電源も利用できたので、移動中の充電切れも気にせずに済み、安心して移動ができました。
多目的室は車両の端というか通路上にあるので、走行中は結構揺れますし、音も通常の座席に比べるとうるさいです。
でも、それを差し引いても、医療的ケア児を連れた移動にはあまりある有難さ。
新幹線での移動を予定されている医療的ケア児の保護者の方は、一度窓口に相談されてみてもいいかもしれません。
目的地に着いてからの移動は、ほぼタクシーでした。
次男は疲れるとすぐ熱を出してしまうので、できるだけそのリスクを減らしたかったからです。
それにしても、京都のタクシーはかなり当たりはずれがありますね。
すごく感じのいいタクシーもあれば、接客がひどすぎて二度と当たりたくないタクシーもありました。
まあ、これは全国どこでもそうなのかな。。。
それはさておき、さすがにタクシーばかりだと予算的にきついので、電車も何度か使いましたが、30分以内の短い移動のみ。
子どもたちも結構楽しんでくれていました。
男の子だからか、何が一番楽しかった?って聞くと、「電車!」「タクシー!」って答えます^^;
彼らの旅の思い出は乗り物オンリー!?(汗)
そのくらい旅に移動はつきものっていう感じなんですかね・・・。
次は「ホテル編」です。
医療的ケア児のみならず、小さいお子さんをお持ちの方に全力でお勧めするホテルをご紹介します!!!
2018年06月21日
気管切開児を連れての初旅行・準備編
先日、気管切開をしている次男を連れて、初めての2泊3日の家族旅行へ行ってきました。
行先は、京都。
わが家では、ご先祖様の時代からお世話になっている寺社が京都市内にいくつかあって、子どもが無事に生まれたご報告(次男が生まれてから既に4年もたってしまいましたが^^;)と日頃のご加護のお礼に行ってきました。
今回の旅行にあたって、何より心配していたのは次男の体調です。
気管切開していることで、普通の子どもより呼吸器の感染を起こしやすく、ちょっとしたことですぐに熱を出してしまうからです。
それに、万が一出先で体調でも崩そうものなら、十分な環境が整わないまま、看病をしなければなりません。
最悪の場合、旅行先の病院で入院ということも・・・。
そんなリスクを少しでも減らすため、準備は万全に!していったつもりです。
気管切開のお子さんを連れての旅行を考えている方にとって、次男のケースが少しでも参考になればと思い、「準備したもの・こと」をご紹介しますね。
(1)旅行先の受け入れ病院の調査
次男が気管切開をしているということもあり、体調不良時にすぐに受け入れてくれそうな病院をピックアップしました。
私が重視した条件はこちら。
・夜間、急患の受け入れをしている
・救急病院である
・NICUがある
・小児の気管切開の実績がある
・ホテルからタクシーで10分以内
普通の熱くらいなら大丈夫ですが、気管内からの出血とか、肺炎とか、その他緊急を要するような事態でたらい回しにされては困るので、できるだけ規模が大きい救急病院を選びました。
ホテルから近い大本命の病院には、念のため事前に問い合わせというか、連絡を入れておきました。
YESともNOとも返事はもらえませんでしたが(汗)、旅行中に何かあったら速攻電話するつもりで。
(2)診療情報提供書
旅行先での受診にそなえて、かかりつけの先生に診療情報提供書(紹介状)を書いていただきました。
どこへ行くにも、お守り代わりに持ち歩きました(笑)。
(3)酸素ボンベ
普段は酸素を必要としない次男ですが、呼吸器系の感染症にかかると、てきめんにSPO2が低下してしまうため、念のために持参。
事前に予約すれば、宿泊先のホテルへ届けてくれるサービスもあるようですが、新幹線内で酸素吸入が必要になることもあるかもしれないので、手荷物として持っていきました。
(4)吸引器など吸引セット一式
日本国内であれば、大抵のものは旅先でも手に入りますが、次男の医療器具だけは話は別。
旅先で切らしてしまうと大変なことになるため、消耗品は普段より少し多めにセット。
吸引器もお出かけ用の「ベビースマイル」ではなく、吸引力重視の「スマイルケア」で。
(5)パルスオキシメーター
夜間の睡眠時に使用しているパルスオキシメーターと、指先で測定する携帯用のパルスオキシメーターを持参。
次男は熱が上がると脈拍数が跳ね上がるので、体調を知る目安としても必携です。
(6)薬
通常服用している薬に加え、解熱剤と抗生剤も必要です。
あと、気管切開口に塗る塗り薬も。
(7)吸入器、吸入薬
できるだけ日頃のペースを崩さないように、吸入も忘れずに。
(8)人工鼻、Yガーゼ、カニューレホルダー
気管切開関係のケアグッズたくさん。
・・・次男のケア関連の荷物が多いこと。
でも、どれも外せない大切なものです。
次回は「移動編」をご紹介します。
2018年05月29日
平成30年度福岡市医療的ケア児 保育モデル事業の利用者決まる
先日、平成30年度 福岡市医療的ケア児 保育モデル事業の利用者が決定したそうです。
フタを開けてみると、今回のモデル事業の利用対象者は、わずか【1名】。
モデル事業へは他にも何名か申し込まれていたようですが、安全にお子さんを預かれる範囲ということで1名に絞ったのでしょう。
わが家はモデル事業の実施園が自宅から遠かったり、今回の市のモデル事業における安全面の確保に不安があったりで申し込みはしなかったのですが、結果を聞いて少々複雑な心境です。
福岡市で初めて医療的ケア児が保育園に通えるというのは、非常に大きなトピックです。
やっとやっと、これまで医療的ケア児の保護者の方々が頑張ってきたことが、小さな実を結んだのだと、嬉しい気持ちももちろんあります。
でも、見切り発車感が否めない。
3月末が申し込み締め切りで、結果が出たのが5月末。
2か月もの間待たされ続け、結局利用できないとされた方の心中察するに余りあります。
もしかして、始めは1名でスタートしても、一定期間(例えば数か月とか)経過後に保育園での生活が軌道に乗ってきたら追加で入園させるとかいうシステム?!
だったらいいなぁ・・・と勝手に期待しています。
モデル事業の利用者が1名、ということなら、別に公立保育園でなくても良かったのではという思いはありますけどね。
同じ人件費を市が払って進めるのならば、です。
まあ、市の管理上の問題でしょうかね…。
そもそも、モデル事業も4月スタートを予定していたとのことですが。
この時期になってしまったのは、よほど調整に時間をとられてしまったのでしょう。
2月にモデル事業に関する告知があって、私がその内容を確認した時はまだまだ未確定の部分が多く、とてもこのままでは利用できないと思いました。
でも、この2か月間でそれが大きく改善されたのだと思いたい。
平成30年度、国の提示する医療的ケア児保育支援モデル事業も様々な条件が緩和されたようですね。
それに合わせて、福岡市におけるモデル事業の内容も適宜見直していってほしいです。
医療的ケア児を保育園で受け入れるモデル事業を始めました!
と、うたうのならば、その中身についても、もっと検討していかなくては。
箱だけ作っておしまい、には絶対にしてほしくありません。
今回、モデル事業の利用対象となったお子さんと保護者の方の意見に真摯に耳を傾け、改善すべきところはその場で改善していってほしい。
市のための事業ではなくて、「医療的ケア児のためのモデル事業」として広く利用できるシステムをつくるために。
2018年05月27日
医療的ケア児の「兄弟児」の習い事について
今日は、お兄ちゃんである「長男」についての話です。
現在、保育園年長さんの長男。
最近、習い事をしたいと言い始めました。
長男が通園している保育園では、希望者(多数なので毎年抽選になりますが)を対象に、保育時間中にスイミングスクールへの送迎をしてくれています。
当初はそのスイミングスクールへ通いたいと言っていた長男ですが、申込み時期の直前になって「プールはイヤだ」と長男。
代わりに「英語を習ってみたい」と、言ってきたのです。
親としても、子どもには保育園や学校の生活以外で自分の得意な分野を何か一つでも作ってあげたいと思っていたので、英語を習うこと自体には賛成です。
でも、実際に長男が英語教室に通うとなると様々なハードルが…。
その一つは、月謝等の費用に関すること。
大手の英会話教室では、週1回のレッスンで月謝は1万円程度。
入会時には入会金が必要だったり、教材費が必要だったりします。
現在の我が家の収入では、このプラスの出費はけっこう大きいです・・・。
さらに、保育園や小学校低学年だと、教室に通うには親の送迎が必要になりますが、車で送迎を行うとなると、毎回医療的ケア児の次男も一緒に連れて行かねばなりません。
次男が体調不良の時はレッスンをお休みしなくてはならないでしょうし、レッスンの時間帯によっては次男の予定を長男に合わせなくてはならなくなります。
かといって、英会話教材を購入して自宅でやるというのも、ちょっと違う。
調べてみると、子どもも楽しめそうな魅力的なプログラムがたくさんあって、いいなと思うのですが、買っただけで満足してしまいそうで・・・。
英語の教材を使って子どもが英語を身に着けるとしたら、親がかなり積極的に介入しないと難しいかも。
(うちの長男の場合)
どうしようか・・・。
と、悩みながらも色々調べていたのですが、そのなかで「これは!」と思うようなサービスを見つけました!
それは、オンライン英会話スクールです。
オンライン英会話スクールでは、自宅のパソコンから無料テレビ電話の「スカイプ」を使って、マンツーマンでレッスンを受けることができます。
オンライン英会話スクールの場合、レッスンの曜日や時間帯も自由に選択できますし、送迎の必要もありません。
そして、何と言っても月謝が安い!
キッズ対象のクラスの場合、週1回のレッスンで月謝は3,000円以下のところがほとんどです。
これなら、なんとか英語を習わせてあげることができるかも!
とはいえ、オンラインでの受講が長男に合っているのかは、きちんと確認しておく必要があります。
数あるキッズ対象のオンライン英会話スクールの中から、絞りに絞った以下の3つの教室。
まずは無料体験レッスンを受けてみたいと思います!
子供向けオンライン英会話 hanaso kids【キャンペーン実施中】
こどもオンライン英会話なら元祖 リップルキッズパーク
オンライン英会話ならハッチリンクジュニア
もしかしたら、長男がカメラの前で固まってしまったり、次男が乱入してきてレッスンにならなかったり(笑)ということもあるかもしれませんが、ひとまずは相性をたしかめるためにも試してみないと。
体験レッスンがどんな感じだったかは、またこちらでご報告できればと思います^^
2018年04月20日
お出かけ時のたん吸引に!「ベビースマイル」
でも、自宅で使用している吸引器は大きくて重たい…。
我が家では「スマイルケア」を使用しているのですが、これを持ち運ぶとなると、こうなります。笑
大き目のクーラーバッグに吸引小物一式を詰めて、肩からかけて持ち運ぶスタイル。
でも、毎回これを持ち歩くのはかなりの重労働。
なので、近所への買い物や散歩などのちょっとしたお出掛けにはこちらを使っていました。
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手動の吸引器です。
こちらは電源いらずなので、災害時の備えとしても一つは持っておきたいもの。
でも、手動の吸引器は使うのにちょっとコツがいります。
緊急時などは、慣れた人じゃないと扱いづらいというデメリットも…。
そこで、前から気になっていた「ベビースマイル」を購入、使用してみました!
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実はこれ、痰の吸引を目的としたものではありません。
もともとは、小さなお子さんの「鼻水吸引器」です。
ベビースマイルは120万台も売れたという鼻水吸引器としては大ヒットの商品。
170gと軽量で、電池式の手軽なハンディタイプというのも人気の秘密です。
とってもコンパクト!
手動式の吸引器よりも、さらにスリムで場所をとりません。
持ち運びも楽になりますね。
キャップを開けるとこんな感じです。
鼻水を吸引する場合は、先端には鼻水用のノズルをつけます。
痰の吸引をする場合は、先端にサクションカテーテルを。
しっかり差し込んで、緑色のボタンを押すと吸引できます。
吸引した痰は、透明なプラスチックの部分に溜まります。
使用後はカパッと外して水洗い。
電動で痰を吸引してくれるので、かなり楽です!!
吸引力はスマイルケアにはかないませんが、手動の吸引器よりは強いといった感じでしょうか。
これは使えます!
ただ、スマイルケアや手動の吸引器に比べると、ベビースマイルは吸引後の痰を貯留する容量が著しく少ないです。
一回吸引ごとに痰を捨てられる状況であればいいのですが、吸引後に通水して連続吸引、と言う場合にはちょっと厳しいかもしれません。
吸引後の痰や水を捨てるためのボトルを持つなどの工夫が必要かもしれませんね。
また、痰の状態によってはベビースマイルでは吸引力が足りないということも考えられるので、あくまでも補助的なものとして、活用していきたいと思います。
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電池式なので、ベビースマイルも災害時の対策としておすすめです(^^)