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2019年07月04日

タイでジュゴンの赤ちゃん保護、海洋保全活動の象徴的存在に

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タイでジュゴンの赤ちゃん保護、海洋保全活動の象徴的存在に

https://www.afpbb.com/articles/-/3233509

【7月3日 AFP】タイの海辺で5月、生後6か月のジュゴンの赤ちゃんが保護された。「マリアム(Mariam)」と名付けられ、地元の保護団体や獣医らが育てているこの幼いジュゴンの画像はソーシャルメディア上で人気を集め、海洋保全への関心喚起にも一役買っている。

 マリアムは今、トラン(Trang)県のリボン島(Ko Libong)付近の海で暮らしている。海洋沿岸資源局(DMCR)が、その最新情報を頻繁に更新している。

 雌のジュゴンは通常、泳ぎながら赤ちゃんに授乳するが、獣医師らにはまねできない。

 そこで獣医師のパトムポン・コンジット(Pathompong Kongjit)氏は、「マリアムを抱っこしてミルクを与え、その後に周辺を泳がせることで消化器系を刺激している」と話している。

 さらに「マザー・オレンジ」と名付けたオレンジ色のカヌーを使い、マリアムについて泳がせ、体を鍛えているという。

 人間の友人らに依存しているようにも見えるマリアムだが、パトムポン氏によると、マリアムは環境に適応することを学んでおり、もう浜辺で立ち往生することもないという。ただこれからも最低1年は、マリアムの世話をしていく予定だとしている。

 パトムポン氏はマリアムが、プラスチックごみがあふれるタイの海の浄化という喫緊の課題を象徴する存在になっていると話す。

 その上で、「海洋動物のすみかとなる海の状態が悪ければ、われわれがどれだけの数の海洋動物を救助できたとしても何にもならない」と指摘している。(c)AFP

AFP

via AFPBB News アクセスランキング http://www.afpbb.com/

July 4, 2019 at 12:17AM
posted by blackcoffee11 at 00:22| Comment(0) | AFPBBNEWS
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