2021年09月23日
皮膚・軟部組織感染症
皮膚・軟部組織感染症に分類される疾患には次のようなものが挙げられる.
水疱性膿痂疹.非水疱性膿痂疹(一般的)
黄色ブドウ球菌( Staphylococcus aureus ) MSSA, MRSA
水疱性膿痂疹はS. aureusにより産生されるExfoliative tokin Aが病態に関与している.
好発部位:大腿
別名:ガス壊疽
[分類]
黄色ブドウ球菌性TSS(月経関連TSS,非月経関連TSS),レンサ球菌性TSS
[病因]
月経関連TSSは主にMSSAに起因してTSS toxin1が関与する.
非月経関連TSSの場合はEnterotoxin Bが関与する.
の場合はStreptococcal pyrogenic exotoxins ( SpeA, SpeB )が関与する.
[症状]
発熱,低血圧,多臓器不全,頻脈,呼吸促迫,紫斑,出血斑,黄疸,びまん性斑状紅斑
[治療]
経験的治療はバンコマイシン(VCM)+クリンダマイシン(CLM)またはリネゾリド(LZD)
MSSAに起因する場合はオキサシリン,ナフシリン,セファゾリン(CEZ)などの抗菌薬(細菌細胞壁生成阻害剤)
レンサ球菌に起因する場合はペニシリン(PCG)などの抗菌薬(細菌細胞壁生成阻害剤)
マイナビ薬剤師
株式会社 日電社
膿痂疹,とびひ( Impetigo )
水疱性膿痂疹.非水疱性膿痂疹(一般的)
黄色ブドウ球菌( Staphylococcus aureus ) MSSA, MRSA
水疱性膿痂疹はS. aureusにより産生されるExfoliative tokin Aが病態に関与している.
膿瘍( Abscesses ),よう( Furuncles ),せつ( Carbuncles )
蜂窩織炎,丹毒
壊死性筋膜炎
化膿性筋炎
好発部位:大腿
クロストリジウム性筋壊死
別名:ガス壊疽
手術創感染( Surgical site infection, (SSI) )
毒素性ショック症候群( Toxic shock syndrome, (TSS) )
[分類]
黄色ブドウ球菌性TSS(月経関連TSS,非月経関連TSS),レンサ球菌性TSS
[病因]
月経関連TSSは主にMSSAに起因してTSS toxin1が関与する.
非月経関連TSSの場合はEnterotoxin Bが関与する.
の場合はStreptococcal pyrogenic exotoxins ( SpeA, SpeB )が関与する.
[症状]
発熱,低血圧,多臓器不全,頻脈,呼吸促迫,紫斑,出血斑,黄疸,びまん性斑状紅斑
[治療]
経験的治療はバンコマイシン(VCM)+クリンダマイシン(CLM)またはリネゾリド(LZD)
MSSAに起因する場合はオキサシリン,ナフシリン,セファゾリン(CEZ)などの抗菌薬(細菌細胞壁生成阻害剤)
レンサ球菌に起因する場合はペニシリン(PCG)などの抗菌薬(細菌細胞壁生成阻害剤)
マイナビ薬剤師
株式会社 日電社
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10987575
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック