5段階の欲求は以下のようなものになります。
――――――
自己実現欲求
――――――
尊厳欲求
―――――― ↑高次の欲求
社会的欲求
――――――
安全欲求
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生理的欲求
――――――
生理的欲求は、生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、飲みたい、寝たいなど)、
安全欲求は、危機を回避し、安全・安心な暮らしがしたいという欲求(暑さ・寒さを防ぎたい、健康に生きたいなど)、
社会的欲求は、孤独でなく集団に属したいという欲求(友達を作りたい、組織に属したいなど)、
尊厳欲求は、他者から認められたい、尊敬されたいという欲求、
自己実現欲求は、自分の目標のために頑張りたいという欲求だそうです。
当然ですが、高次の欲求が満たされるほど、充実した人生と言うことになります。
さて、モラハラをされるとマズローの欲求5段階はどこまで満たされなくなるのでしょうか。高次の欲求から見ていくことにします。
まず、自己実現欲求ですが、モラハラは加害者が被害者の人権を無視し、奴隷のように自分の言いなりにする虐待なので、満たされることはありません。
次に、尊厳欲求ですが、モラハラは加害者が被害者を周囲から尊敬されないように、むしろ蔑まれるように仕向けるため、こちらも満たされることはありません。
次に、社会的欲求ですが、モラハラは加害者が被害者を孤立するように仕向ける虐待なので、これも満たされることはありません。
次に、安全欲求ですが、モラハラは加害者が被害者を精神的に追い詰める虐待であり、健康に被害が及ぶため、これも満たされることはありません。
最後に、生理的欲求ですが、モラハラは加害者が被害者に生活費を渡さないなど経済的DVに及ぶこともあり、食べたいけどお金がないという状態が起こり得るため、満たされなくなる恐れがあります。
モラハラに対しては早めに対処しないと、どんどん欲求が満たされなくなっていきます。
安全欲求や生理的欲求に危険が及ぶ前に、逃げるのが一番だと思います。
だって、モラハラ加害者と一緒にいたら、現状満たされている欲求を守るのが精いっぱいで、欲求を満たすどころではなくなってしまいますから。(モラハラ加害者と共存しつつ、自己実現欲求を満たすのは相当難しいでしょう。)
モラハラから逃げるということは、自分の人生をかけた戦いなのだと思います。
周りから理解されることはないかもしれませんが、一度きりの自分の人生を充実させるためにも、モラハラ加害者とは距離を置いた方が良いと思います。
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