うちはそこまで貧乏ではなかったのですが祖父はごみ箱にまだ使えそうなものがものが入っていると拾ってくるくらいでした。
それに引き換え、今はものを捨てるどころかものを持たないミニマリストなんかが流行っている時代です。
これも、「買おうと思えばすぐに安く手に入る」時代だからこそなのだと思います。
このように色々なものを「手に入れる」のが楽になったため、自分にとって保持しておくことが負担だったら「手放す」ことが重要視されるようになった昨今。
この風潮はものだけではなく、人間関係にも及んでいるんだろうなと思うことが多いです。
例えば、「毒親」「フレネミー」という言葉。
こういう言葉が出てきた背景に、(たとえ自分に害をなす存在であっても)親や友達は大切にしろ、という昔ながらの価値観が変化しているんだろうなと思います。
また、コロナ禍になってますます増えているといわれている熟年離婚。(「熟年離婚」が21.5%、過去最高の割合に)
これも、色々な事情が絡んでいるとは思いますが、これも手放すことを良しとする時代の変化なんじゃないかと思います。
うちの隣に80代のご夫婦が住んでいるのですが、家の近くで奥さんにお会いするたびに
「うちの主人の怒鳴り声うるさくない?」とか「私が具合悪くても怒鳴るんだよね」とか「主人は一人じゃガスもつけられないのよ」などと言います。
お気の毒だなと思うのですが、これも「手放すことを良しとしない」時代に生き、自分に害をなすものでも捨てられなかった結果なのかな、と思います。
今はいい時代ですね。
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