2023年11月は久々に私の物欲を刺激するカメラとレンズの新製品が発表された。
23/11/02(木)キヤノンが3本のRFレンズの発売を発表した。各社がF4通しで焦点距離24-105mmの便利ズームレンズをラインナップしているが、新製品の中の1本「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」レンズはF2.8通しと挑戦的だ。しかも別売りのパワーズームアダプターに対応しており動画撮影にも最適だと言う。
約φ88.5mm×199mm 約1,330gというのはタムロン「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」φ89.2mm×158mm 1,165g (ソニー用)より長くて重いので使うにはかなり体力を要しそうだ。
キヤノンオンラインショップ価格は税込49.5万円というのだから運用のHPだけではなく手に入れるまでのMP(Money Power)も必要な1本となっている。
「RF28-70mm F2 L USM」も約φ103.8×139.8mm 約1430gとへビー級だしRFレンズは個性的な高画質レンズが増えてきているのでキヤノンユーザーはHPとMP上げが大変そうだ。
タムロンには「50-85mm F/2.0」や「85-135mm F/2.0」といった単焦点2本分で1000gより軽いレンズが欲しいと要望を出したことがあるがニーズは小さいのだろうか。
参考:RF24-105mm F2.8 L IS USM Z 概要
https://cweb.canon.jp/eos/rf/lineup/rf24-105-f28lz/
23/11/08(水)SONYが α9IIIを発表した。24/01/26(金)発売予定で価格は約88万円になるという。グローバルシャッター方式のフルサイズセンサーを世界初搭載のカメラだ。現行のローリングシャッター方式に比べセンサー回路の高速化に伴い発熱が増えS/Nが悪くなると言う欠点があると聞いていたがついにコンシューマー用カメラに搭載されるとは画期的だ。
参考:α9 III
https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-9M3/
私の撮影用途では宝の持ち腐れになるほど高速撮影が可能となるモンスターカメラだが"全速でフラッシュを同調して撮影することが可能"というのは羨ましい。大口径レンズのボケを活かした日中シンクロ撮影をするためのNDフィルターが不要となりそうだと期待する。
参考:【シャッターの基本】ローリングシャッターとグローバルシャッターの違い
https://www.klv.co.jp/corner/what-is-shutter.html
特徴説明を読むと条件によって"明るさと色味が変化する場合""設定されたマニュアル発光量に達しない場合"" F値が1.8より明るい設定で撮影すると、シャッタースピードが上限1/16000秒になります。"といった注意書きがあるのは気になるが久々にワクワクさせられるカメラだ。
それにしてもα9IIIがここまでスピードモンスターになったらフラグシップα1IIはどうなるのだろうか?グローバルシャッター方式の5010万画素フルサイズセンサーで現行のα1と同等の画質を得るにはまだ年月が必要だから今しばらくMKIIは出ないのか?それともα9IIIのAI AFと手ブレ補正とグリップを搭載してMKIIにするのか想像の余地が多くて期待が高まる。(^_^)