ブランドコピー商品のオンラインショップのスパムコメントの他にオンラインゲームではリアルマネートレード(RMT)という規約違反行為がある。
オンラインゲーム内のアカウントやレアアイテムを現実のお金で売買する行為で、ゲームの健全な運営を阻害する行為ということで運営とプレーヤー達から嫌われている。
Ingressはポータルをハックすればアイテムが手に入るのでRMTとは縁が無いと思ったら、私がプレイを始めた1か月後の2015年6月にはScannerのCOMMを使用してRMTショップをアナウンスする業者の存在に気付いた。
ナイアンティック社が対策すると同時にアイテム販売を開始したからこの2年ほど業者参入はなかった。
ところがここ2カ月ほど再び業者が参入してきてIngress PrimeのCOMMを使いダイレクトメッセージを送ってくる。突然「www.xxxxxxxx.net – Selling Ingress stuff. A great variety VR stuff, xmp, hyper, a/j, caps, accs, scrap, hunter services and more. (エージェント名列記)」と表示されるのだから初回は驚かされた。
Scanner [REDACTED]時代はプレーヤー全員が見られるアナウンスを行っていた為、すぐに運営へ報告されてしまいアカウントを凍結されたのだろう。
それを学習して、今はエージェント各人にダイレクトメッセージを送ってくる。これなら送られてきた本人が運営に報告しない限り足が付かないので凍結されるまでの時間が稼げると考えた訳だ。
エージェント名はIntel Mapを使いL8ポータルを多く持つオーナー名を名簿化して使用していると考えられる。技術力があればIntel Map使用時に通信されているデータを解析し自動化するだろうし、アルバイトの人件費が安ければ手作業でも問題ない。在宅勤務で稼げるからと業者の参入は途絶えることは無い。まったく困ったものだ。
20/06/24(水)11:40には「Austin」、14:54には「Paris」の天気予報がDMで送られてきた。フォーマットがRMT業者のメッセージに似ているが、このメッセージに返答するとアイテムショップのアドレスを教えてくれるのだろうか?まったく色々な手口を考えると感心するばかりだ。