20/05/24(日)放送のリモート収録『笑点』が大爆笑だったという記事を読んだ。
参考:『笑点』リモート大喜利で珍ハプニング 「完全に放送事故」と爆笑相次ぐ
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12189-20162333104/
この番組は見ていないが、記事に触発され小ネタを思いついたので落語風に書き残すことにした。
江戸時代、長屋でのお話。
御隠居「おや、喜ぃさん。まだお昼だというのに疲れた顔しているねえ。どうしたんだい。」
喜六「ご隠居、実は家内から長々と愚痴を聞かされまして。」
御隠居「どんな愚痴なんだい。」
喜六「朝飯の後に洗い物しながら井戸端会議をしていたら清やんの奥方から色々と助言されたそうなんですよ。着物の着こなしから、髪形に、もっと良いかんざしを使ったらとか、果てはおかずも1品多くしたらとまで言われまして。その場は黙って聞いていたそうなんですが、家に帰って来るなり”頭にきた”とおいらに八つ当たりする始末」
御隠居「ああ、それは”マウンティング女子”というものだな」
喜六「今流行の富士信仰で登山する女ですか。」
御隠居「それは”山ガール”じゃな。そうではなくて人より優位に立ちたい、自分を認められたいという気持ちの強い女のことだ。男にも”征服欲”というものがあるだろ。あれも承認欲求からくるものだ」
喜六「さすが、ご隠居。物知りだね」
御隠居「まあそんな時は笑って聞き流せばよい、と奥さんに言っておやり」
喜六「ありがたい。そう言って聞かせます。」
喜六「なるほど、だからおいらは夜”服”を脱ぐと”性欲”が押えられなくなり蒲団で寝ている家内の上に乗っかってしまう訳かい。」
夫婦仲がよろしいようで…。