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2023年01月04日

年末にパイオニアS-1EX LTD、S-3EX、S-7EXのスピーカーユニットとエンクロージャーを大掃除してみた

22/12/07(水)にヤマハCX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応11.1chスピーカー構成ホームシアターが(仮)完成した。

この時レーザー距離計ボッシュZAMO3を購入したので久しぶりに視聴位置からS-1EX LTDとS-3EXの距離を測定し直し左右等距離になるように調整した。

その成果を1990年入手以来私のオーディオ・リファレンスである「SONY TECHNO FAIR ANNIVERSARY ALBUM」ゴールドCDの22トラック目「鳥の楽園〜セイシェル」で確認してみた。

2008/09/23(火) S-1EX LTD購入直後にもこのCDを試聴し波の音のリアルさに思わず反射的に足を上げてしまった記憶がある。今回久々に聞いたら海面が高くなり波で溺れている様な気分になった。ここにも地球温暖化の影響がっ!? (^_^;;

何故こう聴こえるのか考えたところ、S-1EXとS-3EXのエンクロージャー正面はプレシジョンカーブ形状なのでホコリが付きやすいのにここ数年サランネットを外して掃除していないことを思い出した。

購入して2〜3年の間は毎週末ネットを外して掃除機をかけエンクロージャーをマイクロファイバークロスで磨いていたのに、購入から10年過ぎた頃からネットを取っていない気がする。ネットを外すと黒いエンクロージャー正面がホコリで白く雪化粧していた。お恥ずかしい限りだ。(>_<)、

230104a.jpg

CSTユニットとウーファーにもホコリが積もっている。せっかくマグネシウム振動板やアラミド織布とカーボン不織布の3層ラミネート振動板を採用し軽量化を図っているのにこれではホコリで重くなるし音質も変わっていそうだ。掃除機で丁寧にホコリを吸引しマイクロファイバークロスで優しく拭いて汚れを取った。エンクロージャーもマイクロファイバークロスで磨いた。

今回の試聴には関係ないがついでにS-3EXとS-7EXも同様に大掃除した。やはりサランネットとエンクロージャーの隙間が大きいS-1EXが一番汚れていた。

再度「鳥の楽園〜セイシェル」を試聴してみた。今度はかなり海水面が低くなり波が来ても溺れることは無くなった。14年前みたいに足が反応しないのはCDと分かっているからか、14年分耳が衰えたのか理由が気になる点ではある。

感性が鈍らないよう2023年は良い音楽と映像をもっと楽しむことにしよう。

2022年12月28日

ZONOTONE 6NSP-Granster 2200αスピーカーケーブル6本の末端処理をしてみた

22/12/07(水)にヤマハCX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応11.1chスピーカー構成ホームシアターが(仮)完成した。次回システムを更新する時のために作業記録を残しておこうと思う。

4回目はZONOTONE 6NSP-Granster 2200αスピーカーケーブル11本、フロントSP:12.5m×2本、フロントプレゼンスSP:12.5m×2本、リアプレゼンスSP:9m×2本、サラウンドバックSP:7m×2本、サラウンドSP:4m×2本、センターSP:10mの末端処理だ。

12月の大掃除等もあるのでDolby Atmos対応11.1ch構築に新規追加するフロントプレゼンスSP:12.5m×2本、リアプレゼンスSP:9m×2本、サラウンドバックSP:7m×2本の計6本を優先して末端処理した。

ヒートカッターナイフのアーク溶接刃を使い固い外皮、天然綿糸とシールドアルミは6cmまで剥き、プラスとマイナスの導体2本は1cm剥いた。この作業はヒートカッターのお陰で簡単に素早く終わった。

導体をソルダーレスバナナプラグAT6302またはソルダーレスYラグ端子AT6306の本体に通し、5mmほど周囲に広げて端子で締めあげて留めれば良い。

ケーブルは細い導体と7本の太い導体構成となっていて、太い線は固く指先で広げようとすると指に刺さる。(>_<)

何かないかと探したらヒートカッターナイフ付属のスパナーが持ち易く先端が細いので太い線を曲げるのに役立った。こうして6本制作し終わった。

221228a.jpg

MX-A5000のスピーカー端子にバナナプラグ12本を挿したが早くて簡単で快適。ねじ締めで指先が痛くならないし長過ぎた導体が短絡する心配が無いのも良い。

Cambridge Audio Minx Min22のスピーカー端子にYラグ端子を締めようとするとYラグ端子が厚く硬くて強く締められない。また壁に掛けるため上から通さないと視聴位置へ向けられない。末端処理したため逆に接続に苦労した感じだ。

この後Minx Min22のうち1本が初期不良だったのでリアプレゼンス2本をJBL Control Microと交換した。JBLのスピーカー端子はプッシュ式ターミナルなので折角のYラグ端子4個を取る羽目になった。(T_T)

ZONOTONE 6NSP-Granster 2200αの音質が気になるがサラウンド用スピーカーなので差は分からない。Minx Min22とControl Microの音質の差も気にならないし、11.1chサラウンドで視聴しているとYPAO(視聴環境最適化システム)のお陰かパイオニアS-〇EXシリーズと上手く音場を構築している。

今までの7.1chに比べさすがに11.1chになると約12畳のリビングが密に音が溢れサラウンド感が増す。特にステレオ音声や5.1ch音声のソフトをヤマハCX-A5100のシネマDSPエンハンスドで視聴すると巧みにプレゼンスSPを使っていると感心する。アトモスサラウンドでなくても今まで以上に面白く視聴出来てしまう。(^_^)

1月になって落ち着いたら残りの5本の末端処理を行うことにしよう。

2022年12月27日

ZONOTONE 6NSP-Granster 2200αスピーカーケーブル切り分けのためヒートカッターナイフを購入してみた

22/12/07(水)にヤマハCX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応11.1chスピーカー構成ホームシアターが(仮)完成した。次回システムを更新する時のために作業記録を残しておこうと思う。

3回目はスピーカーケーブルZONOTONE 6NSP-Granster 2200α 50m×2巻の切り分けだ。購入者レビューを読むと外皮は厚く切断時に「熱成形カッター(ホットナイフ切削工具)」があると楽とあった。昔スピーカーケーブルを剥くのに普通のカッターを使ったら力は必要だし、力を入れ過ぎたら細い導体を数本切ってしまった。

この作業を11本両端の外皮とプラスマイナスケーブルの総合計66回行うこと考えたらホットナイフは必須と考えアマゾンで検索したところ同等の商品が3社から発売されている。

カスタマーレビューの多さと値段のどちらを優先しようか迷っていたところ「RONGTER熱成形カッター電気の空冷ホットナイフ切削工具キット」がカッター2本付属で9,600円ではあるが、半額クーポン利用により4,800円で購入出来ると分かりこれを購入した。

それにしてもこの製品は写真と説明文を見るとどれも同じに見えるからOEMの様だがどのメーカーがオリジナルなのだろうか?

レーザー距離計ボッシュZAMO3のお陰でパワーアンプから各スピーカーまでの必要な長さが出たのでExcelの表を作成し計算した。[SP端子から床][SP床から壁][SP壁から横角まで][部屋縦4.5m][天井高2.4m][部屋角からAMPまで][床からAMP端子]の7か所を11本のスピーカーごとに加算して必要な長さを決めた。

パイオニアのS-1EXはスピーカー端子まで0.5m、S-3EXは0.3m、背面壁までの距離も同じだった。本当はもっと壁から離したいのだが約12畳のリビングにトールボーイスピーカー4本を置き100インチスクリーンを設置するとこうなった。

壁に取り付けるCambridge Audio Minx Min22は[SP端子から床][SP床から壁]はなし、パイオニアのS-〇EXシリーズは[天井高2.4m]がなしだ。

50mを使い切ろうと余裕を持ってフロントSP:13m、フロントプレゼンスSP:13m、リアプレゼンスSP:10m、サラウンドバックSP:9m、サラウンドSP:5m、センターSP:10mと決めた。

ケーブルの長さは金巻尺で計ったが固いケーブルにカール癖が付いており何度計っても正確な長さになる気がしない。数回計り誤差が最小になったと思えたら切っていった。

221227a.jpg

ヒートカッターナイフのアーク溶接刃を使えば固い外皮と天然綿糸は簡単に焼き切れプラスマイナスの導体2本はペンチで来れば良い。ダイヤルで温度調整するのだが目盛りもマークも付いていないからどの程度熱くなっているのか切ってみないと分からないのが不便だ。丁度良い温度であればスパッと切れて余り煙が出ないので何か目印が欲しいところだ。またキャリングケース付きだが刃を入れる場所が無いのは何故だろう?

期待以上に早く5本に切り分けられたが、最初の1本を誤って14mで切ってしまった。だから最後のサラウンドSP用は4mになる筈だが、実測すると5.12mあった。やはり長めに巻いてある様だ。

1巻き分50mをRチャンネル用5本に切ったところで、再確認したら残り1巻きをLチャンネル分として切るとセンターSP分10mが足りないことに気づいた。計算しておきながらセンター分を切り分けるのを考慮していないとはアホ過ぎる…。orz

残り50mからどう6本を切ろうかと一晩考えた結果、1巻き50mからフロントSP:12.5m×2本、フロントプレゼンスSP:12.5m×2本の4本に切り分けた。

昨日切った5本のうち間違えて14mに切った1本を半分の7m×2本に、13mを9mと4mの2本に切り分けて、リアプレゼンスSP:9m×2本、サラウンドバックSP:7m×2本、サラウンドSP:4m×2本、センターSP:10mの7本を揃えた。1.12m余ったのは勿体ないが10m追加購入するより無駄がない。

14mミスが逆に修正案に繋がってくれたのは幸運だった。次はケーブルの末端処理だ。

2022年12月10日

スピーカー設置距離測定のためレーザー距離計ボッシュZAMO3を購入してみた

22/12/07(水)にヤマハCX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応11.1chスピーカー構成ホームシアターが(仮)完成した。次回システムを更新する時のために作業記録を残しておこうと思う。

2回目はスピーカー6本を壁に取り付けるためにMinx ピボット式ウォールマウントMinx 400Mの設置だ。このマウントを石膏ボードの壁にねじ止めするにはトグラーが必要となる。

近所のDIYショップへ行って「極細!スリムくんS-1型 100本入」と「ステンさら木ねじ 太さ3.5mm×長さ25mm 12本」3袋を購入した。本当は24本ずつあれば十分なのだがトグラーとねじセットで適切な商品がなく仕方なくこれを買うしかなかった。実際使用すると壁厚3mmからの「S-1型」では壁内でエッジは開かなかったのでもっと壁厚対応の「S-2型」の方が適切だった。

金巻尺と折り畳み定規を使いサラウンドバック、フロントプレゼンス、リアプレゼンススピーカーの取り付け位置を決めていくが金巻尺は205cm、折り畳み定規は100cmまでしか目盛りが無いからリアプレゼンススピーカーの位置が決められない。

そこでアマゾンでレーザー距離計シリーズ下位モデルのボッシュZAMO3を3,618円で購入し12/01(木)に置き配で受け取った。単4電池2本も同梱されており機能も十分で良い買い物だったのだが、パッケージに開け口がなく厚いプラスチックを3辺切り取ってやっと開けるという不親切さ。最初に苦労させられると印象が悪くなる。(^_^;;

221210a.jpg

ボタン1つで電源オン/オフと測定開始/終了を使い分けるが分かり易く困ることは無い。2か所の距離測定後ボタン2回押しで長方形と仮定して面積を計算してくれる。物理ボタンを押す力はそれなりに必要なので床や壁に置いて測量しないと精度が出せないし、途中障害物があると正しい距離が計れないのでルンバ並みに気を使う。

試しに金巻き尺で正確に設置したS-1EX LTDの距離を測ったら2cmずれていた。S-1EXは66kgあるから1人で数センチ動かすだけでも力士の柱稽古かと思う程良い運動になる。一方S-3EXは48kgしかないから動かす苦労は少ないが3点スパイクだからぐらぐらして転倒防止の足があるとはいえ結構気を使う。こうして精度を極めたつもりでもYPAO測定ではまだ誤差が出るのだから苦労した甲斐がない…。

なおこの写真を撮影した直後に大正海上火災保険の金巻尺をうっかり床に落としてしまい見事にケースがバラバラになり巻尺ではなくただの金属定規になってしまった。1991年に社名は三井海上火災保険と変わっているから32年以上の代物だっただけに残念だ。

新品を買おうかとも思ったがレーザー距離計があるし、金属定規として今まで通り使えるからこのまま使うことにしよう。この金属定規では計れない天井の高さ2.4m、リビングが縦横4.5mの正方形と言うことがレーザー距離計で簡単に分かるのだから作業効率が格段にアップした。

色々あったがウォールマウント6個の壁取り付けが終わった。

2022年12月09日

Cambridge Audio Minx Min22スピーカーにピボット式ウォールマウントMinx 400Mを取り付けてみた

22/12/07(水)にヤマハCX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応11.1chスピーカー構成ホームシアターが(仮)完成した。次回システムを更新する時のために作業記録を残しておこうと思う。

1回目は、まずCambridge Audio Minx Min22スピーカーとMinx ピボット式ウォールマウントMinx 400Mを開封してマウントを取り付けた。

 1)Min22の背面のねじ1本を取る。
 2)ピボット式ウォールマウントの爪を押さえ、壁取り付け部とスピーカー取り付け部に分離させる。
 3)スピーカー取り付け部の上下チルト用ねじを外してスピーカー取り付けマウントを取り外す。
 4)スピーカー取り付けマウントをスピーカーにねじ止めし、元通り取り付け部を組み立てる。

221209a.jpg

ピボット式ということで左右上下にスピーカーの向きを変えることが出来るのは便利だがプラスチック製なので耐久性が心配だ。JBL Control Microは1991年購入だがスピーカー本体、壁掛けマウント共に金属製なので31年経った今でも問題なく使えている。Minxはいったい何年持つのだろうか?

小さなプラスチック製防振シール4つが同梱されているのでスピーカーを置いて使用する場合は足として貼る必要がある。今回下向きに壁設置したので壁に当たる背面2か所に貼っておいた。

なおMin22はスピーカー端子を抜けばバナナプラグ対応可と書いてあったがどうやって取るのか分からないのでこのまま使用している。

この時スピーカー6本の稼働テストは行わなかった。お陰で後々苦労することになった…。(^_^;;

2022年12月08日

足掛け6年?ヤマハCX-A5100とMX-A5000の11.1chスピーカー構成ホームシアター(仮)完成!

16/01/01(金) Dolby Atmos対応AVセパレートアンプヤマハCX-A5100(H)とMX-A5000(H)が届いた。最大11.2chスピーカー構成を組むことが出来るが、とりあえずパイオニアSC-LX90[08/10/04(土)納品]で使用していたJBL Control Micro[1991年購入]を使いオーバーヘッド5.1.2chドルビーアトモス構成で視聴し始めた。

2016年11月下旬の冬の大商談会で以下の製品を購入しドルビーアトモス対応11.1chスピーカー構成を組む準備を整えた。
 1)Cambridge Audio Minx Min22/HighGlossBlack(BLK)×6本
 2)Minx ピボット式ウォールマウントMinx 400M(ブラック)×6個
 3)ZONOTONE 6NSP-Granster 2200α 50m×2巻
 4)audio-technicaソルダーレスバナナプラグAT6302(4本入り)×9セット
 5)audio-technicaソルダーレスYラグ端子AT6306(4本入り)×3セット

「スピーカー6本を壁に設置するのが大変だ…」「スピーカーケーブル11本切り分けるのが面倒だ…」「スピーカーケーブル11本の末端処理に時間が掛かりそうだ…」と後回しにしていたらいつの間にか6年経過していて我ながら驚いた。(@_@)

22/07/31(日)に届いたPanasonic DMR-ZR1の22.2ch音声Dolby Atmos変換出力機能のお陰でNHK BS4K番組がアトモスで視聴出来るようになり本格的なアトモス音響を楽しみたいと重過ぎる腰を持ち上げて作業を始め22/12/07(水)ついにドルビーアトモス対応11.1chスピーカー構成ホームシアターが(仮)完成した。

もっとも6年ぶりのスピーカーシステム変更なので鳴らすまで色々ミスを犯している。

 1)スピーカーケーブルを接続し自動補正システムYPAOを実行したところフロントプレゼンスとサラウンドバックスピーカー4本からテストトーンが鳴らない。 -> プリとパワーの該当音声端子をケーブル接続していなかった。(^_^;

 2)RCAケーブルで接続したのにフロントプレゼンススピーカー2本からテストトーンが鳴らない。 -> プリの音声端子を間違えてケーブル接続していた。(^_^;;

 3)プリの音声端子を正しくケーブル接続したのにフロントプレゼンススピーカー1本からテストトーンが鳴らない。 ->  Min22 1本が初期不良で故障している。(T_T)

6年も経っていては有償になるだろうからMin22の修理は諦めJBL Control Micro2本を再び設置してYPAOを実行した結果が以下の通りだ。

221208a.jpg

“(仮)完成”と書いたのは、
 1)正確に測量したつもりだが5cm前後の誤差が出ている。フロントとリアスピーカーはもっと精度良く設置したい。
 2)6NSP-Granster 2200αの末端処理が間に合わずフロント、リア、センタースピーカーケーブルが以前のままだ。
 3)外径8.0mmφスピーカーケーブル用のケーブルモールを選定購入し施工する。
 4)サブウーファービクターSX-DW75用9メートルRCAケーブルを購入する。
とまだまだやることは残っている。

それでもやっと(仮)完成した11.1chスピーカー構成で視聴するドルビーアトモス対応ソフトは新たな感動が味わえて面白さが増大する。スピーカーの音色の違いは余り気にならず、これは色々なソフトを見直したくなる。(^_^)

2022年11月13日

2023/01/11(水)B&W 800 D4シリーズ値上げ!2008年B&W 802Dの定価を覚えていますか?

最新のB&W 802 D4 Bは217.8万円だが来年1月には242万円に値上がりする。ペア販売なのでこの倍の資金が必要だ。「CDジャーナル」ムック「音楽ファンのための最新スピーカー徹底ガイド SPEAKER BOOK 2008」を見るとB&W 802Dは定価:税込84万円だった。

参考:B&W「800 D4」シリーズが'23年1月11日から値上げ
 https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1454985.html 


インターネット普及前と後では得られる情報量に大きな差があり、20年以上前の情報を検索してもヒットせず不便に感じる。紀元前B.C.(Before Christ)と紀元後A.D.(Anno Domini)の様にインターネット前B.I.(Before Internet)とインターネット後A.I.(After Internet)と呼びたくなるのも納得する。

参考:伊藤穰一が提唱した、「BIとAI」の二元論
 https://forbesjapan.com/articles/detail/20557 


自分が所有している機材に関してこのブログを開始した2011/06/13以前に購入したモデルはいつ、幾らで購入したかもう忘れてしまった。(^_^;;

部屋を掃除していたら購入時の見積書が見つかったので記録として残しておこうと思う。

フロント・スピーカー パイオニア S-1EX-LTD(展示品) 2008/09/23(火)購入 定価:税込63万円 購入価格:税・送料込37.5万円

センター・スピーカー パイオニア S-7EX  2009/01/17(土)納品 定価:税込42万円   購入価格:税・送料込30万円
スピーカー・スタンド パイオニア CP-7EX  2009/01/17(土)納品 定価:税込7.35万円  購入価格:税・送料込5万円

リア・スピーカー パイオニア S-3EX-T   2008/12/27(土)納品 定価:税込36.75万円 購入価格:税・送料込26.25万円

AVアンプ     パイオニア SC-LX90   2008/10/04(土)納品 定価:税込88万円   購入価格:税・送料込68万円

BD録画機 パナソニック DMR-BW930     2008/10/04(土)納品 定価:税込オープン 購入価格:税・送料込19万円

2008年末の大散財のうち現存しているのはスピーカーだけだ。当時の消費税は5%で、スピーカーは2009/04/01の値上げ前に購入した。丁度中国が世界の工場から消費地に移行する時期で人件費の高騰が値上げ理由だったと記憶している。

発売日はS-1EX-LTD:2006/10下旬 S-7EX:2005/12上旬 S-3EX-T:2008/02下旬だがパイオニアのオーディオブランドは2014年にオンキヨーに売却されてしまい、そのオンキヨーも2021年にVOXXに売却されてしまった。

当時はハイエンドスピーカーだったS-1EXも昨今のオーディオ製品のインフレ価格と比べるとまるでエントリークラスみたいな定価で、2018年11月下旬発売のTAD Evolution Oneの定価:税込121万円は当然の値付けだったのだと今更理解した。

私はサラウンドシステムを組んでいることもあり、もっとS-1EX-LTDを良い音で鳴らせるよう工夫し愛用していきたいと思う。

2022年10月18日

HDMI音声端子を使用しDMR-ZR1とOPPO BDP-105D JAPAN LIMITEDでCDを比較試聴してみた

Panasonic RP-CHKX15-Kを接続しようとDMR-SCZ2060のリアパネルを見てHDMI1(映像・音声)とHDMI2(音声)の2系統出力があることを思い出した。DMR-ZR1も同様なので音声専用HDMI端子を使いOPPO BDP-105D JAPAN LIMITEDとのCD比較試聴に再戦することにした。HDMIケーブルはRP-CHKXxx-Kに交換した際に余ったSONY DLC-HJxxHFを両モデルに使用した。

DMR-ZR1(本体重量13.6kg)のHDMI1(映像・音声)の音質を再確認するとやはりスピーカー2本の間に音像が留まり広がり不足で聴いていて楽しくない。そこでHDMI2(音声)に切り替えると途端に音像が広がりBDP-105D JAPAN LIMITEDに肉薄する。

DMR-SCZ2060導入で2018年12月にBDレコーダーを整理したときにもHDMIセパレート出力の効果を確認したが、いつの間にか利便性を優先してしまうとは慣れは怖い。HDMI端子2つを映像専用と音声専用でペアリング出来るAVアンプはマダーと言いたくなる悩みだ。

BDP-105D JAPAN LIMITEDのHDMI1端子を聴きなおすとDMR-ZR1の音声端子より音像が少し広い。それ以上にS/Nが良くなった様に感じ安心して音楽を楽しめる。これがプレーヤーだと言える音質だ。

試しにHDMI2端子を試聴すると端子1よりボーカルの艶がなく音質が少し落ちたように感じる。セパレート出力されていないのかとPanasonic TH-L37DT3で確認すると端子1と端子2で同じCD再生画面が表示されている。セットアップメニューのオプションを確認すると確かに「デュアルHDMI出力:A/V分離」となっているのに何故同じ映像が出力されているのだろうか。

DMR-ZR1でも確認しようとHDMI2(音声)に切り替えると一瞬真っ暗な画面が表示されたと思うと映像信号がないのでTH-L37DT3のビエラリンクが動作してDMR-ZR1の電源が自動的にオフになる。

説明書を読み直しBDP-105D JAPAN LIMITEDで「A/V分離」と再設定したがやはり端子1では映像と一緒に音声が、端子2では音声と一緒に映像が出力される。これは故障なのだろうか?

結局BDP-105D JAPAN LIMITEDの音質の差はHDMIケーブルRP-CHKXxx-KとDLC-HJxxHFにあると分かり意図せずケーブルの聴き比べになっていた。

結果DMR-ZR1のHDMI2(音声)端子を使用しないと勿体ないしケーブルもRP-CHKXxx-Kクラスが欲しいと分かった。もう1本RP-CHKX15-Kを購入したいところだが、この接続は予約録画がTH-L37DT3で出来なくなるから不便なんだよなあ…。(^_^;;

2022年10月17日

プレミアム4Kディーガ DMR-ZR1とDMR-SCZ2060でUHD BDを比較視聴してみた

CDとBDの次はUHD BDを比較しようとPanasonic RP-CHKX15-Kを1本追加購入したので2022年7月購入DMR-ZR1(本体重量13.6kg)と2018年11月購入DMR-SCZ2060(本体重量2.8kg)の視聴会を行った。

視聴ディスクはアバックのホームシアター大商談会で見慣れているUHD BD「宮古島」のオープニングと長間浜のチャプターをDMR-ZR1、DMR-SCZ2060、VPL-VW255の既定値で視聴した。他に「グレイテスト・ショーマン」のオープニング、「ラ・ラ・ランド」のオープニングとマジックタイムのダンスシーンを観た。

予想通り音質は音の伸びに広がりはDMR-ZR1の圧勝でやはりアナログ的な物量が効いていると思える。一方画質はDMR-ZR1は色が薄くコントラストが弱い。

変だと思いVPL-VW255の入力信号を確認するとDMR-SCZ2060は3840x2160/60p YCbCr 4:2:0なのにDMR-ZR1は1080/60i YCbCr 4:4:4となっている。視聴を中断してDMR-ZR1の「HDMI 接続設定」を確認すると「HDMI 4K/60p伝送モード」が[出力なし]となっていたので[高速 (18Gbps)]に設定した。そう言えばSCZ2060購入直後の2018年12月にもこの設定で悩まされたことを思い出した。(^_^;;

221017a.jpg

3840x2160/60p YCbCr 4:2:0で視聴すると同じUniPhierのデジタル処理画質なだけに一見画質の差は余り無い。じっくり観るとZR1の方が映像の情報量は多く、宮古島の浜に落ちている石は手を伸ばせば拾えそうな現物感がある。

映画のHDR10のダイナミックレンジもZR1の方が広く光の明暗をしっかり描き分ける。DMR-ZR1は「4Kダイレクトクロマアップコンバートplus」「4K超解像/W超解像」等の機能がこの3年強で強化されていることが実感出来る。

DMR-ZR1であれば至福の映像と音でUHD BDを楽しませてくれると分かった視聴会だった。

それにしても「宮古島」をじっくり見ていると自宅なのにまるでアバックのホームシアター大商談会に参加している様な気分になった。コロナ禍でもう3年も大商談会は開催されていないからこんな気分になったのだろう。(^_^;;

2022年10月03日

プレミアム4Kディーガ DMR-ZR1とOPPO BDP-105D JAPAN LIMITEDでBDを比較視聴してみた

10/01(土)昼間は数匹ツクツクボウシが鳴いて暑かったが夜は涼しいので2022年7月購入DMR-ZR1(本体重量13.6kg)と2015年12月購入OPPO BDP-105D JAPAN LIMITED(本体重量10.7kg)の比較視聴会を行った。

視聴ディスクは何にしようかと考え、麻倉怜士先生の講演で見慣れているBD「サウンド・オブ・ミュージック」のオープニングとドレミの歌のチャプターをDMR-ZR1、BDP-105D JAPAN LIMITED、VPL-VW255の既定値で視聴した。

画質には関係ない話だが、映画冒頭のオーストリアの空撮風景を見ると当時の飛行機の揺れが気になる。現在のドローン撮影のピタリと止まった風景に見慣れてしまうと、現在のカメラの振動補正の効果の高さに感心してしまう。

ワンカットで高原のマリアに近づくシーンはクレーン撮影だと思うが、現在であればドローン撮影でも可能だろう。マリアのアップでカットが切り替わるがそこまでワンカット撮影したらまた印象が変わりそうだ。色々映画撮影機材の進化を感じさせるシーンだ。

この2つのチャプターをBDP-105D JAPAN LIMITED で観ると明るくすっきりした画質でソニーの画作りに似てビデオ的で4Kアップコンバートの解像感も並みだ。

一方DMR-ZR1は色彩が濃く映画的な画を観させてくれる。まるでJVC DLA-V7で投影しているのかと勘違いしそうで4K解像感も高く情報量が多い。

DMR-ZR1は「4Kダイレクトクロマアップコンバートplus」「4K超解像/W超解像」等の機能で高画質なことは当然だ。BDP-105D JAPAN LIMITED はDarbee Visual Presenceテクノロジーを採用しているが、2014年7月購入DMR-BZT9600(本体重量7.7kg)の新ユニフィエの画質には及ばなかった様に記憶している。比較する相手はDMR-BZT9600の方が適切だったかもしれない。

改めてVPL-VW255の入力信号を確認したら「3840x2160/24p」でBDP-105D JAPAN LIMITEDは「1080/24p」だった。カラーフォーマットは「YCbCr 4:4:4」カラースペース「BT.709」と同じなのにDMR-ZR1の4KアプコンがVPL-VW255のリアリティークリエーションに対し解像度だけではなく色彩まで差を付けるとはなかなか衝撃的だ。

DMR-ZR1を使いこなせるようマニュアルをしっかり読むことにしよう。
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