今日23日(日)で「オーディオ&ホームシアター展 TOKYO」(音展)が閉幕するので東京秋葉原へ見学に行った。予定表を見て可能な限り整理券をもらってイベントを隙間無く詰め込んでみた。今日は速報版として各社の内容を短くまとめてみたい。
11:00〜12:00 パイオニア試聴室 AVアンプSC-LX85 大橋先生
まずは絶対聴き逃せないSC-LX85の視聴だ。構成はSC-LX85+BDP-LX91+S-1EX+S-7EX+S-2EX+S-W1EX+KURO50インチの5.1chバイアンプ接続となる。ダイレクトPowerMOSFETはレクティア社製で既にTADパワーアンプM2500(160万)とM4300に採用されている実績のある素子をAVアンプに搭載したとのこと。その音は鮮烈でスピード感があり情報量が多い。予想以上の完成度でお見事と言うしかない。
12:30〜13:30 パイオニア試聴室 TAD TAD-E1山之内先生
次に期待のTAD-E1を視聴した。機器構成はTAD-E1(ペア210万)+TAD D600(250万)+TAD C2000(190万)+TAD M2500(160万)だ。分解能と定位の良さ、スピード感のある低音に高音域から中音域の繋がりの良さはS-1EXの美点そのまま。S-1EXの大きさと重さで導入を躊躇った人でもこのサイズなら設置可能。84万の価格差から6年間の技術の進歩が聴き取れるかも。出来ればこの構成でスピーカーをS-1EXに交換して聴き比べしたかった。(笑)
14:00〜15:00 富士通テン TD712zMK2BK 潮先生
なるほどサブウーファーTD725SWは良い仕事するなあと感心。静かに必要な所でしっかりとした低音を出す。あることを忘れるくらいTD712zMK2との音の繋がりも良い。肝心のTD712zMK2はやはりフルレンジの限界を感じてしまう。もっと高音域が伸びていればなあと残念に思った。
15:10〜15:45 価格帯別コンポの魅力を探る 麻倉怜士先生
最後の予算200万のコンポを聴いた。構成はスピーカークリプトンKX-1000P(ペア99.8万)+プリメインアキュフェーズE-560(63万)+SACDプレーヤーラクスマンD-05(31.5万)だ。7Fのプレゼンルームは満員で何とか室内に入りドア付近で聴く羽目になった。このイベントのまとめとして麻倉先生は「コンポの音はスピーカーで決まります。予算の配分はスピーカー65、アンプは25いや30、そしてプレーヤーは15です。」この時は何気なく聞き流していたが文字にすると「先生!110ポイント制になっています!?」(爆)
16:00〜16:45 ソニー TA-DA5700ES
毎年新機能を搭載してくるソニーのAVアンプだが、聴感補正技術「サウンド・オプティマイザー」の有効性は高い。これは欲しい機能だ。
結局昼食の時間も取れず胃袋は空っぽになったが耳には良い音、目には美しい映像のご馳走が振舞われ大満足。やはり1日では5箇所しか見て廻れず残念だ。土曜日が休めればと悔しい想いをした。
2011年10月23日
2011年10月02日
【2009回想版】音展フォステクス・ブースでGX102とGX103を聴いて来た
「オーディオ&ホームシアター展 in AKIBA 2009」(音展)は一昨年の11月13日(金)〜15日(日)で開催された。1年11ヶ月前のことなのでイベント内容の記憶が曖昧な点はあるが10/1(土)の記事に引き続き一昨年のショウの中で強く印象の残ったフォスター電機(株)&フォステクスカンパニー・ブースをレポートしたいと思う。
発表されたばかりのFOSTEX GX102とGX103を聴こうと09/11/14(土)私は富士ソフト アキバプラザ会場5階F5-8フォステクス・ブースに向かった。少し広めの部屋の正面にはFOSTEX GX102、GX103とG2000がセッティングされていた。
これらのスピーカーを鳴らす機器の型番は良くは見えなかったがデザインから以下の通りと推測した。
SA-CD PLAYER:DP-700(税込1,155,000円)
STEREO PREAMPLIFIER:C-2810(税込1,207,500円)
STEREO POWER AMPLIFIER:A-60(税込997,500円)
アキュフェーズのハイエンド製品で固めてスピーカー性能を十二分に発揮させることを目指しているのは分かったが組み合わせるスピーカーとの余りの価格のアンバランスさに笑ってしまった。
GX102(1台税込86,100円)、そしてGX103(1台税込143,850円)を聴き、最後にアクティブ・サブウーハーCW200A(税込44,940円)を追加しての試聴となった。GX102とGX103は価格を考えれば、その値段を感じさせず良く鳴っていると思った。ハイエンドモデルはここまでスピーカーの実力を引き出せるものだとアンプの方に感心してしまうくらいだった。(笑)
しかし暫く聴いていると不満が出てきた。分解能が悪い。音が解れず団子状態になっている。定位も甘い。残念ながらこういった点ではコストの差が出てしまう。皮肉なことにいくらプレーヤーやアンプにお金を掛けても音の出口のスピーカー性能以上の音質は出せないという証明になってしまった。ある意味で勉強になった組み合わせだ。
このままG2000(1台税込630,000円)の出番はないのかと残念に思っていたら最後に1曲フィンランディアを掛けてくれた。大型フロアスピーカーのスケールのある音に解像度の高さと定位の良さ。さすがS-1EXのライバルモデルだけあると感心した。やはりハイエンド機器にはこのクラスのスピーカーを使いたいと思わせる説得力のある音だった。もっと聴いていたいと思ったがこれで時間切れ終了となった。
さて今年のフォステクスは「音展2011」ではアクティブスピーカーやヘッドホンなどを展示するとのことだ。「2011東京インターナショナルオーディオショウ」では何を聴かせてくれるのだろうか。楽しみだ。続きを読む...
発表されたばかりのFOSTEX GX102とGX103を聴こうと09/11/14(土)私は富士ソフト アキバプラザ会場5階F5-8フォステクス・ブースに向かった。少し広めの部屋の正面にはFOSTEX GX102、GX103とG2000がセッティングされていた。
これらのスピーカーを鳴らす機器の型番は良くは見えなかったがデザインから以下の通りと推測した。
SA-CD PLAYER:DP-700(税込1,155,000円)
STEREO PREAMPLIFIER:C-2810(税込1,207,500円)
STEREO POWER AMPLIFIER:A-60(税込997,500円)
アキュフェーズのハイエンド製品で固めてスピーカー性能を十二分に発揮させることを目指しているのは分かったが組み合わせるスピーカーとの余りの価格のアンバランスさに笑ってしまった。
GX102(1台税込86,100円)、そしてGX103(1台税込143,850円)を聴き、最後にアクティブ・サブウーハーCW200A(税込44,940円)を追加しての試聴となった。GX102とGX103は価格を考えれば、その値段を感じさせず良く鳴っていると思った。ハイエンドモデルはここまでスピーカーの実力を引き出せるものだとアンプの方に感心してしまうくらいだった。(笑)
しかし暫く聴いていると不満が出てきた。分解能が悪い。音が解れず団子状態になっている。定位も甘い。残念ながらこういった点ではコストの差が出てしまう。皮肉なことにいくらプレーヤーやアンプにお金を掛けても音の出口のスピーカー性能以上の音質は出せないという証明になってしまった。ある意味で勉強になった組み合わせだ。
このままG2000(1台税込630,000円)の出番はないのかと残念に思っていたら最後に1曲フィンランディアを掛けてくれた。大型フロアスピーカーのスケールのある音に解像度の高さと定位の良さ。さすがS-1EXのライバルモデルだけあると感心した。やはりハイエンド機器にはこのクラスのスピーカーを使いたいと思わせる説得力のある音だった。もっと聴いていたいと思ったがこれで時間切れ終了となった。
さて今年のフォステクスは「音展2011」ではアクティブスピーカーやヘッドホンなどを展示するとのことだ。「2011東京インターナショナルオーディオショウ」では何を聴かせてくれるのだろうか。楽しみだ。続きを読む...