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2015年10月21日

【詳細版】音展2015『CX-A5100のハイレゾリューション・ミュージックエンハンサーで音の粒立ちアップ!?』

去る2015/10/16(金)〜10/18(日)の3日間『オーディオ・ホームシアター展2015』が青海地区のTOKYO INFORMART EXPRESS 24で開催されたので最終日に行ってきた。昨年の経験から朝一番にヤマハブースに向かい整理券をもらい視聴会に参加した。

音展2015」詳細レポートの第1回目は「15/10/18(日) 2F/207:ヤマハ 10:30〜11:20 CX-A5100+MX-A5000視聴会」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成はAVプリアンプ:CX-A5100、パワーアンプ:MX-A5000、ステレオアンプ:A-S2100、プレーヤー:OPPO BDP-105JP、フロントSP: NS-F901×2、センターSP: NS-F901、リアSP: NS-F901×2、トップSP: NS-B901×4、サブウーファー:NS-SW1000×2、プロジェクター:SONY VPL-VW500ES、スクリーン:(未確認)だ。

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視聴ディスクは以下の通り。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開を記念して関連ディスクを2枚入れた構成になっていた。
1)『ライヴ・キス2012』から「1. 手紙でも書こう」(ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサーON/OFF比較試聴)
2) Atmos『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』アドベンチャー
3) Atmos『シカゴ』から「監獄のタンゴ」
4)『チーク・トゥ・チーク ライヴ!/トニー・ベネット&レディー・ガガ』から「11. アイ・ウォント・ダンス」
5)『スター・ウォーズ ジェダイの帰還(エピソードVI)』から「銀河帝国皇帝パルパティーンとの対決」
6)『A John Williams Celebration』から「スター・ウォーズ・メドレー」
7) Atmos『ゼロ・グラビティ』から「大気圏突入」

最初にハイレゾリューション・ミュージックエンハンサーのオン/オフで比較試聴を行った。96kHz/32bit処理を行うと高音域が伸び音の粒立ちが良くなった様に聴こえる。想像以上に効果がある。

シネマDSP HD3サラウンドプログラムとDolby Atmosの掛け合わせ再生では文字通り音の半球に包まれスピーカーの存在が消えるのには驚いた。音の密度が高く、大気圏突入時に摩擦熱でカプセルが燃えることに実感が伴ってくる。これを聴いてしまうと他のAVアンプのアトモス再生の音の密度が薄く感じてしまいそうだ。大きな部屋でホームシアターを楽しむならシネマDSP HD3が欲しくなるだろう。

前モデルからの音の良さにシネマDSP HD3サラウンドプログラムとの掛け合わせと言う唯一無二の特徴を備えたCX-A5100は魅力的で、買い替えモデル選定に悩むことになりそうだ。


2015年10月19日

【速報版】AHTE2015:10/18(日)の『オーディオ・ホームシアター展2015』で4つのイベントを梯子してきた

15/10/18(日)は『第39回 ダイナミックオーディオマラソン試聴会』をパスして『オーディオ・ホームシアター展2015』へ行ってきた。会場に着いたのは10時頃だった。まずヤマハのブースへ行き整理券を1枚もらってきた。その後イベントタイムテーブルと会場案内図を見て今日の予定を検討した。

T.2F/207:ヤマハ 10:30〜11:20 CX-A5100+MX-A5000視聴会
 シネマDSP HD3サラウンドプログラムとDolby Atmosの掛け合わせ再生を視聴した。文字通り音の半球に包まれスピーカーの存在が消えるのには驚いた。これを聴いてしまうと他のAVアンプのアトモス再生の音の密度が薄く感じてしまいそうだ。大きな部屋でホームシアターを楽しむならシネマDSP HD3が欲しくなるだろう。

U.2F/204:デノン 11:45〜12:35 AVR-X7200WA視聴会
 DTS:Xデモは 1)「DIVERGENT」、DTS:Xデモディスクから 2)トレーラー 3)「LOCKED UP」(蛙と蠅) 4)勇者と怪物の対決 の4作品を観ることが出来た。昨日まで上映していた「Ex Machina」はデモとして派手さに欠けるので今回は使用しないとのこと。DTS:X対応ファームウェア公開は年内を目標としており遅くとも2016年1月にはアップデート出来るようにしたいとの話だ。

V.2F/204:パイオニア 13:00〜13:50 SC-LX89視聴会
 最初にDolby Atmos用”音の定位が見える”チェックディスクを使い 1)蚊の飛行 2)蠅の飛行 を再生しながらドルビーアトモスの説明が行われた。羽音を聞くとこの蠅かなり大きい様で嫌だなあと思っていたら最後に潰されると言うオチがついて苦笑い。天井へのトップスピーカーの設置が無理だからとアトモス導入を諦めずにイネーブルドスピーカーを使いましょうと勧めていた。

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W.2F/204:ヤマハ 14:30〜15:30 RX-A3050視聴会
 同じ『ゼロ・グラビティ』の大気圏突入シーンを観たがCX-A5100と比較すると音の密度が薄いので恐怖感が弱くなる。ただ部屋が狭ければこのサラウンド感で十分と思う。

X.18F/183:ソニー VPL-VW515視聴
 イベントは終了していたがVW515のHDRとSDR映像の比較上映を行っていた。ハイダミナミックレンジになると夜のシーンでは光のない場所は暗くなり細部が見えなくなる。スタンダードの方が全体的に明るく見易いと言う人も多いだろう。今後HDRを活かした作品が出てくれば評価も変わるとの話だった。4K&HDR『アメイジング・スパイダーマン2』を観ることが出来たのでUHD BD版発売を期待したい。

1日しかなかったので結局204アトモス部屋に入り浸ることになってしまった。(^_^;;

2015年09月23日

2015年秋から冬の気になるイベント情報をまとめてみた

7/19(日)のブログで2015年夏秋に開催されるイベントをチェックしたがシルバーウィークも終わればそろそろ年末を意識する季節となる。秋冬はオーディオ関係のイベントが充実している。

『オーディオ・ホームシアター展 2015』
10/16(金) 11:00〜18:00、17(土) 10:00〜18:00、18(日) 10:00〜16:00 入場無料
「テレコムセンター駅」下車 徒歩約2分「TIME(タイム)24」TOKYO INFORMART EXPRESS 24
 http://www.oto10.jp/

えーと今年は下記のイベントと日にちが被り過ぎていてどうしたらいいのか悩んでしまう。10/16(金)に有給を取って週末3日間を1日ずつ1イベントに振り分けるしかなさそうだ。この場合16(金)に行くことになるだろう。

『TOKYO AUDIO BASE 2015』
10/17(土) 10:00〜20:00、18(日) 10:00〜18:00 入場無料
「テレコムセンター駅」隣接・徒歩0分「青海フロンティアビル」
 http://www.phileweb.com/news/audio/201508/20/16241.html

予定されていた『ハイエンドショウトウキョウ2015』が諸般の事情で中止となり新たなイベントが開催されることになった。音展の後に寄って2時間楽しめるのが利点だ。

『第39回 ダイナミックオーディオマラソン試聴会』
10/17(土)10:55〜20:00、10/18(日)10:55〜18:00 入場無料
青山梅窓院「祖師堂」
 http://www.dynamicaudio.jp/marathon/39/

音展の開催日は15/03/31(火)に発表されていたので4/22(水)の発表までに開催日を考慮して欲しかったところ。まあ客層が音展とダイナミックオーディオでは異なるので問題ないと判断したのだろう。実際私はこの7年間ダイナでは何も買い物していないからそう思われても仕方ない。(^_^;; 行くとしたら18(日)になりそうだ。

『HOME THEATER JAPAN 2015 WINTER』
 このブログを書く為にアバックのホームページを確認したがまだ発表されていない。昨年と同様であれば11/21(土)〜22(日)に池袋で開催されるだろう。

2015年のオーディオ・ビジュアル関連のイベントはこれでおしまい。残りはサブカルチャー系のイベントが3つある。

『第3回アニ玉祭(アニメ・マンガまつりin埼玉)』
10/17(土)10:00〜17:00 入場無料(らしい)
埼玉県さいたま市ソニックシティ
 http://anitamasai.jp/

『ジャンプフェスタ2016』
12/19(土)、12/20(日) 09:00〜17:00 入場無料
幕張メッセ
 http://www.jumpfesta.com/

『コミックマーケット89』
12/29(火)、30(水)、31(木) 10:00〜17:00(最終日は16時)
東京ビッグサイト
 http://www.comiket.co.jp/

何故10/17(土)と10/18(日)の両日にイベントが3つ集中しているのか謎で悩みどころだ。

2014年11月18日

【詳細版】音展2014「テクニクスリファレンスシステムR1の511万円の音を聴いた!」

去る2014/10/17(金)〜10/19(日)の3日間『オーディオ・ホームシアター展2014』が青海地区のTOKYO INFORMART EXPRESS 24で開催されたので週末土日と2日間通った。

各社のブースを見て歩いていると3FのパナソニックのブースにはテクニクスのSB-M10000、SE-A7000といった往年の名機が展示されていた。今回Technicsブランド復活と同時に発表されたリファレンスシステムR1 SeriesとプレミアムシステムC700 Seriesはどこで試聴出来るのだろうと見廻してみると部屋の奥がカーテンで仕切られていることに気付いた。

音展2014」詳細レポートの第7回目は「14/10/18(土) 16:30〜16:40 3F 北5 テクニクス試聴体験 」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

殆ど音が漏れていなかったのでカーテンの向こう側が試聴コーナーになっているとは気付かなかった。リファレンスシステムはステレオパワーアンプSE-R1(税抜158万円)、ネットワークオーディオコントロールプレーヤーSU-R1(税抜83.8万円)、スピーカーシステムSB-R1(税抜1本134.8万円)×2の組み合わせ、プレミアムシステムはステレオインテグレーテッドアンプSU-C700(15.8万円)、ネットワークオーディオプレーヤーST-C700、スピーカーシステムSB-C700(税抜2本15.8万円)の組み合わせだ。

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途中入室だったこともあり試聴曲名はメモ出来なかったのだが、SB-C700は同軸16 cm 平面型ウーハーながら小気味良い低音を聴かせてくれた。コンパクトなスピーカーながらサイズを感じさせない音場を作っていた。白いキャビネットの素材は何かと思ったら、隣の北4ブースにはカットモデルが置いてあり剛性板と判明した。

続いてスピーカーをSB-R1に変えて試聴したが、大型フロアスピーカーならでは低音の沈み方と音のスケールが感じられてR1の方が私好みだ。

ほんの10分程度の試聴だったが4年間のブランクを感じさせない音を聴かせてくれた。もっとしっかり試聴して実力を確認したい。あとは総額511万円のリファレンスシステムが欲しいと思わせる音楽的な魅力が伴えば名実ともブランド復活となるだろう。

ハイレゾ時代を見据えたシステムということで、ネットワークオーディオコントロールプレーヤーはリンのDSMと同じコンセプトで作られている。しかもプリ・パワー間の接続はTechnics Digital Linkという独自の規格を採用しているのだから目指すところはEXAKTに近い様だ。これでアプリによる操作性が良ければ、DSMのライバルになるだろうが、この点が日本メーカーの弱い分野なので少し心配だ。(冷汗)

2014年11月14日

【詳細版】音展2014「スーパーハイビジョンプロジェクターのサイズとファンの煩さに驚いた!」

去る2014/10/17(金)〜10/19(日)の3日間『オーディオ・ホームシアター展2014』が青海地区のTOKYO INFORMART EXPRESS 24で開催されたので週末土日と2日間通った。

「ポタアンXPA-700トークショウ」が終わり通路沿いのNHKブースの前を通ると8K 22.2chデモを行っていたので入った。

音展2014」詳細レポートの第6回目は「14/10/18(土) 12:00〜12:30 3F 北2 NHK 8Kスーパーハイビジョンデモ」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

8KプロジェクターはJVC DLA-SH7NLG(2号機)、スピーカーはムジークエレクトロニクガイザインME25×22本、サブウーファーBASIS 14K×2本というシステム機器を確認出来た。送り出しは大型のプロ用機材が使用されており8Kと22.2chの膨大なデータを扱う大変さを垣間見た気がした。

DLA-SH7NLGはランプ2灯内蔵、DVIケーブル4本挿しで8K信号を受け取る。リアパネルに冷却ファン2器、正面右側に放熱口3か所、正面左側に放熱口1か所ある。とにかく本体サイズは大きいしランプ2灯を冷やす為のファンが煩い。

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ムーアの法則がまだ有効であれば8Kの膨大なデータ量でも2020年頃には一般消費者にも扱えるようになっているかもしれないが、ランプの明るさや発熱に関しては大きな進歩は望めないだろう。ソニーVPL-GTZ1が搭載しているレーザーダイオード光源と言った新しいデバイスが普及価格になることに期待したい。

番組は【解説・スポーツコンテンツ】で構成は以下の通り。
 1)SHV解説:3分
 2)W杯ハイライト:11分
 3)ソチOP+女子フィギュア:3分
 4)羽生結弦SP(フィギュアスケート):6分

W杯戦はハイライトと銘打っているだけにゴールシーンばかり。精細な8K映像に見入っているところに得点が入って観客の歓声が起こるととまるでスタジアムで観戦している様な疑似体験が楽しめた。確かに22.2chだと音に包まれる迫力と臨場感が味わえるものの、ドルビーアトモスを体験してしまうとチャンネル数を誇る仕様は古臭く感じてしまう。

この他【芸術コンテンツ】として
 1)チャイコフスキー 交響曲第5番 第4楽章:15分
 2)杉本文楽 「曽根先心中」:9分
 3)バレエ ドン・キホーテ:5分
が上映されていたので是非観ようと思いつつ他のブースを回っている間に忘れてしまい、最終日は14:30最終と知らず結局観られなかった。(涙)


2014年11月12日

【詳細版】音展2014「アキュフェーズフラグシップ構成で鳴らすJBL Project K2 S9900でアニソンを聴く!」

去る2014/10/17(金)〜10/19(日)の3日間『オーディオ・ホームシアター展2014』が青海地区のTOKYO INFORMART EXPRESS 24で開催されたので週末土日と2日間通った。

音展2014」詳細レポートの第5回目は「14/10/18(土) 13:00〜14:30 1F HALL1 野村ケンジ氏 アニソンを中心に最上のハイレゾを聴く!」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システムはアキュフェーズ プリアンプC-3800、パワーアンプA-200×2台、SA-CDトランスポートDP-900、MDSD DIGITAL PROCESSOR DC-901、クリーン電源PS-1220、ラクスマンSACDプレーヤーD-06u、パイオニアBDプレーヤーBDP-LX88、スピーカーJBL Project K2 S9900×2本、Apple Mac Book Proというフラグシップ構成だ。

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野村ケンジ氏とテクノボーイズ パルクラフト グリーンファンドのフジムラトヲル氏が出演し、ハイレゾ音源とアニメソングについて語った。

前半は『Net Audio (ネットオーディオ) 2014年 09月号』の特別付録DVDに収録されている「TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND(Supported by iFI Audio)Visible Invisible」収録の話だ。

この企画が立ち上がった時、野村氏がテクノボーイズを推薦したそうで、フジムラ氏が話を受けた時にはその5日後に録音とは聞かされておらず新曲を作り始めてしまった。何とか間に合わせて現場に行ったら世界初DSDマルチトラック一発録りと知らされて驚いたそうだ。それでも一発録りを成功させたのは中学時代から20年間一緒に音楽をやっているメンバーだからこそと野村氏が評価していた。

この付録音源を11.2MHz/1bit、5.6 MHz、2.8 MHzの3種類のDSDフォーマットで比較試聴したが、シンセサイザー中心のテクノ音楽だったこともあり私には違いは殆ど分からなかった。(汗)

後半にTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDが音楽を担当したアニソンを中心に試聴した。
 1)『ウィッチクラフトワークス』ED「ウィッチ☆アクティビティ/KMM団」
 2)『good night citizen』より
 3)『トリニティセブン』OP「Seven Doors」
 4)『トリニティセブン』ED Theme1「BEAUTIFUL≒SENTENCE」
 5)『トリニティセブン』ED Theme2「SHaVaDaVa in AMAZING♪」

Sプロデューサーからフジムラ氏宛てに「ウィッチ☆アクティビティ/KMM団」のジャケットイラストが送られて来た時「チェックお願いします」と書かれていたけど「何を確認すればいいのだろう?『人間解体/クラフトワーク』のジャケットと首の角度が違うとか人数が違うとか指摘すれば良かったのだろうか?」とがとぼけるものだから観客席で笑いが起きた。

iTunes用に「Witches Non Stop」を提供した時のジャケットは「Trans-Europe Express」を、「ウィッチクラフトワークス キャラクターソングアルバム」は「ヨーロッパ特急」を、「ウィッチクラフトワークス オリジナルサウンドトラック」は「アウトバーン」のジャケットをリスペクトしているのでSプロデューサーはクラフトワークから苦情が入った時の為にドイツ語のお詫びの文章を検索していたといった裏話も飛び出した。もっとも先日来日した時には何も言われなかったとのことだ。

『トリニティセブン』の楽曲は96kHz/32bitで録音されているが、残念なことにエイベックス・ピクチャーズはハイレゾ配信の予定はなく、そのスタジオマスターの音を聴ける貴重な機会とのことだ。エンディング曲は4曲ありTheme2は今日初公開となる。

フジムラ氏は「Seven Doors」では台詞と被るので出演声優の声を楽曲に使うのは御法度と言われていることに挑戦した。エンディング曲については、「声優が歌うと歌手とは異なる表現力の高さに耳が惹きつけられる」と語った。

他にフジムラ氏からは「高域が入っていると酔える」「ハイレゾ24 bitはリアルな音を聴かせてくれる」「48kHz/24bitでトラックダウンすると音が変わる」「アニソンでは時間と予算に制約があるのでソフトシンセを使った楽曲が多い。良い作品なのに音質が残念なものがある」「CDだと作り込んだ細かい音が埋もれてしまうがハイレゾだと聞こえるのが嬉しい」といった発言もあった。

テクノボーイズって誰?と思いながら参加したが「ウィッチ☆アクティビティ/KMM団」の作詞作曲アーチストと聞き感激。その名曲をアキュフェーズのフラグシップとProject K2 S9900の組み合わせで聴けるとは夢の様だ。(笑) アニソン制作者の中にハイレゾ理解者がふえてくれれば今後の音質向上も期待出来ると確信出来たイベントだった。

2014年10月30日

【詳細版】音展2014「パイオニアポタアンXPA-700は外見と音質を俺好みにカスタマイズするのが楽しい!」

去る2014/10/17(金)〜10/19(日)の3日間『オーディオ・ホームシアター展2014』が青海地区のTOKYO INFORMART EXPRESS 24で開催されたので週末土日と2日間通った。

配られていたタイムテーブル表10/18(土)のヤマハのイベント予定が逆になっていたことで計画が狂い、整理券がまだ残っていたイベントに参加することにした。

音展2014」詳細レポートの第4回目は「14/10/18(土)11:00〜12:00 3F/西5:パイオニア ポタアンXPA-700トークショウ」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

 ポータブルヘッドフォンアンプXPA-700発表記念の林佑二主事、野村ケンジ氏、佐藤純之介プロデューサー3名のトークショウでシステム構成はXPA-700のみ!実際は途中で個人の持ち物のイヤホンやデジタルミュージックプレーヤー等が登場した。

林氏は、
「2012年8月に発売されたSONY ポータブルヘッドホンアンプ PHA-1に刺激を受けてXPA-700が誕生した」
「最後発となるパイオニアはどうメーカーとしての個性を出すか検討したのがXPA-700だ」
「ハードウェアとして使い勝手が良い物とした」
「アメリカS社の開発者は今無い音のヘッドホンを作ることを目標としている語った。製品は違うが私も想いは同じだ」
「日常持ち歩くものだからうっかり落とすことはある。それでも壊れない物を作りたくて米国防省の基準をクリアした」
「ケーブルを最短距離で引き回せるL字プラグが好きだ」
「バランス端子の規格が乱立しているが変換コネクタといったオプションを検討している」
と語った。

野村氏は、
「カスタマイズ性の高さはガンプラやミニ四駆みたい」
「後継機の型番は700そのままでMK2とかXTとか付けて欲しい」
「人の耳の感度が良い1kHz前後の音の解像度を気にしている」
と話した。

佐藤氏は、
「林さんが140枚のスライドを用意して来て私に1時間半に及ぶプレゼンを熱心に行ったことがあるが、その殆どはアニメが好きと言うことばかりだった(笑)」
「女性層を無視した突き抜け感が良い」
「米国防省の耐衝撃性能をクリアしているのだから今度戦車に踏ませてみましょう」
「他社では苦労しているとの噂もあるESS最上位DAC ES9018K2Mをさらりと使いこなしているのが凄い」
「シングルエンド方式のヘッドホンだと7万円以上のクラスでないと音に満足できない。バランス端子のメリットを感じさせる音質の良さだ」
と評した。

佐藤氏から林氏へiPhone6と組み合わせ綺麗にまとめるよう問題が出された。林氏はLightning-USBカメラアダプタを使っても自立出来るように仕上げた。ケーブルの長さで攻める方向を決め、まるで逆知恵の輪の様なことをやっていると笑った。

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デジタルミュージックプレーヤーに真空管ポータブルアンプを組み合せXPA-700で聴くとの出題には3個の機械が何本ものケーブルで接続され、「これを持っていたら爆弾と間違われて絶対飛行機には乗れないですよね」と参加者を笑わせた。

私はスピーカー派なので荷物になるポタアンには興味はないのだが、マニアックな話は面白く、この様なこだわりを持った尖った製品が売れてくれるとオーディオがもっと盛り上がり楽しくなるだろうと思った。

2014年10月29日

【詳細版】音展2014 10/19(日)「パイオニアSC-LX88 のMCACC ProでDolby Atmosは見事な180度サラウンドを実現する」

去る2014/10/17(金)〜10/19(日)の3日間『オーディオ・ホームシアター展2014』が青海地区のTOKYO INFORMART EXPRESS 24で開催されたので週末土日と2日間通った。

10/18(土)の失敗を活かして、ヤマハの試聴会が終わるとすぐに整理券配布待ち列に並んだ。この時間に発生していたパズドラ「超ルビドラ降臨!」をクリアするのに丁度良いタイミングだった。(笑)

音展2014」詳細レポートの第3回目は「14/10/19(日)14:00〜15:05 3F/西5:パイオニア SC-LX88 & BDP-LX88フラグシップ視聴会 山本浩司」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成は昨日同様AVアンプ:SC-LX88、プレーヤー:BDP-LX88、フロントSP:S-1EX×2、センターSP:S-7EX、リアSP:S-3EX×2、トップSP: S-CN301-LR×4、サブウーファー:S-W1EX×2、プロジェクター:SONY VPL-VW500ES、スクリーン:(未確認)の5.2.4chハイエンドシアター構成だ。S-CN301-LRを取り付けてある治具はパイオニアが今回のデモの為に特注で制作した物で、今後イベント毎に見掛ることになるとのことだ。

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視聴ディスクは以下の通り。
 1)BD ATOMOS『ネイチャー』より「ヌーを襲うワニ」
 2)DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER (フルバンドフェイズコントロール ON/OFF)
 3)BD『シカゴ』
 4)BD『青少年のための管弦楽入門/サンフランシスコ交響楽団』
 5)BD『ブルース・スプリングスティーン・トリビュート』より「10. アメリカン・スキン(41ショッツ)」
 6)BD『鑑定士と顔のない依頼人』
 7)BD-A『パニアグワの芸術<完全限定生産>』より古楽狂想「ラ・フォリア」
 8)BD ATOMOS『トランスフォーマー/ロストエイジ』より「UFOからの脱出」

山本氏からSC-LX88は無償機能アップデートでDolby Atmosに対応するとの説明があり、オーバーヘッドスピーカー設置が難しいのであればフロントハイを使いアトモスを楽しむ方法もあると語った。

山本氏も『ネイチャー』から「ヌーを襲うワニ」をデモに採用したのでヤマハのハイトスピーカーとパイオニアのオーバーヘッドスピーカーによるアトモスサラウンドの違いを比較視聴出来た。やはりオーバーヘッドSPだと音が頭上から降ってくるので鳥の囀り等がリアルに聞こえる。

フルバンドフェイズコントロール ON/OFFの比較試聴は貴重な体験だった。オフだと音の広がりにムラが感じられて180度音に包まれる感じが希薄になる。VSA-AX10 に初搭載された時からMCACCには信頼を寄せていたが Proになって、よりその効果が実感出来た。

BDP-LX88の画質に関しては『シカゴ』の暗部で肌に乗るノイズのざらつきが気になったが、これはソース通りなのかもしれない。BDP-105DJPやDMR-BZT9600とじっくり比較視聴しないと私には画質の差は見出せない様な気がする。(汗)

音質に関しては同じスピーカーS-1EXを使用しているのでSC-LX88 & BDP-LX88の方がSC-LX90 & DVD-A1XVの組み合せより良いと判断した。これを聴いてしまうと買い替えたくなるのにHDCP 2.2未対応と言うことが、その決断を鈍らせる。少なくとも2015 International CESが開催されるまでは情報収集に集中しようと思う。

最後に、昨日も同様だったが左隣西6のオンキヨー/ティアックブースからの試聴音楽の音漏れが酷かった。これはお互い様だろうが、防音が満足でない部屋を会場とすることを疑問に感じるタイム24での2年目の開催だった。


2014年10月25日

【詳細版】音展2014『アトモスサラウンドではないソフトはヤマハのシネマDSP HDで楽しもう!』

去る2014/10/17(金)〜10/19(日)の3日間『オーディオ・ホームシアター展2014』が青海地区のTOKYO INFORMART EXPRESS 24で開催されたので週末土日と2日間通った。

昨日は時間帯が合わず整理券をもらわなかったので今日は朝一番にヤマハブースに向かい2種類もらった。

音展2014」詳細レポートの第2回目は「14/10/19(日) 2F/206:ヤマハ 11:00〜11:45 RX-A3040視聴会」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成はAVアンプ:RX-A3040、ステレオアンプ:A-S2100、プレーヤー:OPPO BDP-105JP、BD-A1040、フロントSP: NS-F901×2、センターSP: NS-F901、リアSP: NS-F901×2、トップSP: NS-B901×4、サブウーファー:NS-SW901×2、プロジェクター:SONY VPL-VW500ES、スクリーン:(未確認)だ。

スピーカーレイアウトはRX-A3040にA-S2100の2chパワーアンプを使用した7.2.4ch仕様との話だったが、シネマDSP HD3用の9.2chしか設置されていなかったのでアトモスのデモはハイトスピーカーによる5.2.4chだろう。

最初ブルーレイディスクプレーヤーにOPPOを使用しながらアナ雪から10月下旬発売の新製品に切り替えた。最初からBD-A1040を使うのなら話が分かるのだが、どういった意図で交換したのだろうか。

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試聴ソフトは以下の通り。
1) 96kHz/24bit「涙そうそう/夏川りみ」

視聴ディスクは以下の通り。
 1)DOLBY ATOMOS DEMOよりAMAZE
 2)『ネイチャー』より「ヌーを襲うワニ」
 3)『アナと雪の女王』より「王女を探せ」 DSP:ドラマモード
 4)『ゼログラビティ』より「宇宙ステーションに乗り移れ」 DSP:RPGモード
 5)『ザ・ミリオンダラー・ピアノ~フューチャリング・トゥー・チェロズ』より「11. グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」
 6)「シューマン ピアノ協奏曲」
 7)『ワイルド・スピード EURO MISSION』より「離陸を止めろ」 DSP:スペクタクルズモード

ハイレゾ音源の情報量の多さ、微細な信号をちゃんと再現するアンプのSN比の良さに感心した。「AMAZE」は熱帯ジャングルを進むCG映像で、雷と言った天候も加わりアトモスサラウンドを楽しませてくれた。

昨日小原氏が「鰐の怖さを実感出来る」と言っていた『ネイチャー』の該当チャプターを見られたのも幸運だ。最初サスペンス的な音響とカット作りで緊張を高め、ワニが登場してからはアクション的な演出で盛り上げる。音の迫力はハリウッド映画並みでドキュメンタリーと言うより完全にエンターテイメント作品になっていた。(笑) 木々の小鳥の囀りが上から聞こえDolby Atmosを上手に使った作品と思えた。

今までのサラウンド作品はシネマDSP HD3で楽しんで欲しいとのことでそれぞれ最適なモードに設定して5本視聴した。『ゼログラビティ』は息の詰まるような緊迫感のある音響効果が楽しめた。ヤマハは疑似アトモスのドルビーサラウンドではなく自社のシネマDSP HDを押しているが、これらのデモを見るとその完成度には納得させられる。

RX-A3040は音の良さ、ドルビーアトモス対応、シネマDSP HDの楽しさと実に魅力的なAVレシーバーだと思う。


2014年10月23日

【詳細版】音展2014 10/18(土)『パイオニアSC-LX88試聴室は特注治具による5.2.4ch構成でアトモス効果が抜群!』

去る2014/10/17(金)〜10/19(日)の3日間『オーディオ・ホームシアター展2014』が青海地区のTOKYO INFORMART EXPRESS 24で開催されたので週末土日と2日間通った。

パイオニアのアトモス視聴会は1日2回しか行わないので1時間前の整理券配布に並ぶつもりだったが列が出来ていなかったのでのんびりとパズドラの「超ルビドラ降臨!」をクリアしていた。16時前に入口カウンターへ行ったら奥の通路にずらりと並んでいることに気付き既に規定枚数終了となっていた。(汗)

音展2014」詳細レポートの第1回目は「14/10/18(土) 3F/西5:パイオニア 17:00〜18:00 SC-LX88 & BDP-LX88フラグシップ視聴会 小原由夫氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成はAVアンプ:SC-LX88、プレーヤー:BDP-LX88、フロントSP:S-1EX×2、センターSP:S-7EX、リアSP:S-3EX×2、トップSP: S-CN301-LR×4、サブウーファー:S-W1EX×2、プロジェクター:SONY VPL-VW500ES、スクリーン:(未確認)の5.2.4chハイエンドシアター構成だ。

なおS-CN301-LRを取り付けてある治具は非売品でパイオニアが今回のデモの為に特注で制作したそうだ。

141023a.jpg


試聴ソフトは以下の通り。
 1)CD 「Face The Music/シーネ・エイ」より「1. What A Little Moonlight Can Do(月光のいたずら)」
 2)SACD Multi マーラー:交響曲「大地の歌」より第3楽章

視聴ディスクは以下の通り。
 1)DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER
 2)「グランド・マスター」より雨の中の対決シーン
 3)「Back to Front: Live in London/ Peter Gabriel」より「In Your Eyes」
 4)「トランスフォーマー/ロストエイジ」よりUFOの吸引と落下物のシーン

 整理券をもらい損ねたので立ち見でサラウンドエリア外の視聴となった。専門誌でタイトルだけは知っているドルビーアトモストレーラーのLEAFのデモ効果の高さに脱帽。ほんの1〜2分の映像作品だが、小鳥の囀り、木の葉の騒めきといった森の環境音に180度取り囲まれ、その中を羽の付いた種が回転して落ちて行く。

5.2.4chと天井スピーカーが無い5.2chで比較視聴したがトップSPが無いと頭上から聞こえるべき音が地面を這っているから映像とズレて違和感が半端ない。

『トランスフォーマー/ロストエイジ』は小原氏が「音の暴力、音が痛い」と解説し、「ジュラシック・パーク」のDTS版LDが発売された時と同じ様なインパクトがあると語った。実際の映画ではデモの様な分かり易いアトモスサラウンドシーンばかりがある訳ではないが、低音の迫力は通常サラウンド環境でも満喫出来そうだ。

小原氏はドルビーアトモスにはトップスピーカーの設置が一番、これが難しいのであればイネーブルドスピーカーを使うのもあり。とにかく挑戦して欲しいと言う。パイオニアもイネーブルドスピーカーの販売を検討中ということを確認していた。

さてドルビーアトモス初体験はサラウンドエリア外での視聴と残念な状況だったが、その効果は高く実に魅力的なサラウンドシステムだと分かった。だが現実問題として天井スピーカーの設置は難しいので、アーリーアダプターの皆さんが設置ノウハウを得るまで待つことになりそうだ。


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バンブーヤン
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