RCAケーブル・キットの内容はオヤイデ電気オリジナル PCOCC-A単線ケーブル1メートル×2本、ネジ止め式金メッキプラグ×4個となっている。お約束の実寸測定を行ったら100cmと実に正確、直径0.9ミリ単線2芯なので結構固く計り難かった。プラグはSteroのロゴの色でR/Lを判別できるようになっている。シルバーのケースとゴールドのプラグが美しい。
24ページの小冊子が付いている。その「P.6 RCAケーブル・キットの作り方」には写真付きで丁寧に手順が書いてあるので私でも作れそうだ。でも製作はいつになるだろう。(汗)
他の記事では「P.2 ラインケーブルを知る」「P.10 ネジ止め式RCAプラグ試聴レポート」「P.13 RCAケーブルに最適な切り売りケーブル」が続く。ケーブルにはスピーカーケーブル何本も取り上げられているので音の傾向が明快に書かれていて参考になる。
「P.15 RCAケーブル研究所」は興味深く読んだ。私もS-1EXへのスピーカーケーブルの接続方法違いで確かに音が変わったという経験があるだけにRCAケーブルの構造を変えると音が変わると言うレポートには納得してしまう。
実験7でフェライトコアを装着すると音の重心が下がるのでコアを”低域増強剤”と呼んでいる。我が家にも何個もあるから試すことが可能だが、ケーブルを締め付けるので昔は音の伸びやかさを殺す副作用があるとも言われていた記憶があるのだが…。
実験11ではプラグ内部に詰め物をしている。コットンの音質改善効果が高いそうだ。確かに空洞となっているプラグをダンプすれば音質が改善しそうだ。
全24ページの小冊子なのでサクっと読み終えたが、金メッキやロジウムメッキの音の傾向やフェライトコアの効果等、材質の性質や重さがそのまま音のイメージになっていて、知識が試聴に影響している様に見受けられた。まあ実際音を聞いているのは耳だが、その情報を分析して言葉に置き換えているのは脳なのだから仕方ないだろう。
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