各メーカーの長時間録画競争の成果でBDレコーダーのAVC長時間録画はかなり高画質になっている。専門誌でもHG(2倍モード)はDRと遜色ないと評価が高い。HX(3倍モード)も動きが速いスポーツ等苦手とする映像以外では十分使えると言う。
私もDMR-BW930を手に入れてからはHGやHXを愛用していた。両モードともソニー グランドベガ KDF-60HD800の60インチ画面で観る分には十分満足出来る画質だった。まあKDF-60HD800はフルHDでないのでDRを再生してもフルハイビジョンの高画質を満喫出来ないのが根本的な不満だった。(涙)
DLA-X3を購入しても特に画質比較テストをしていなかったのだが11/02/21にNHK BS Hiで放送された「5.1SS 華麗なるメトロポリタン・オペラ 歌劇カルメン」をBD-REに焼く際にテストをする必要に迫られた。3時間2分という放送時間のため一層ディスクに収めるにはHGモードに、DRだと一層の3倍も高価なBD-RE-DL二層ディスクを使うしかない。そこでHGのカルメンとDRのカルメンを100インチで見比べてみた。
HG(2倍モード)だと背景セットの壁のレンガが少しのっぺりして立体感が失われていた。それ以外は特に視聴上問題になる点は見つからなかった。それより問題は音質の方だった。HGだと明らかに音数が減っている。HX(3倍モード)だとその上に音が痩せてくる。TV内蔵スピーカーでは気づかなかったが画質より音の劣化が激しくてショックだった。もともと圧縮音声のAACを再圧縮しているのでこうなるのだろう。
それ以来 1)音楽番組 2)5.1chサラウンド番組 3)映画 4)3D番組 の4種類はDRで、それ以外のドキュメンタリー等音質にこだわらない番組はAVC長時間録画で保存することに決定した。
なお地デジ放送の場合はもとのビットレートと解像度が低いのでHGで録画すると逆にファイルサイズが大きくなることがあるので素直にDRで録画している。
最後にメーカーの方にお願いしたい。技術的に可能であれば音声をまったく圧縮しない録画モードを設けて欲しい。それにより1.5倍程度のモードになっても構わない。BD-REが安くなったとはいえ枚数を減らしてピッタリ1枚に収めたいニーズはあるのだから。
[カテゴリ]を変更しました。(11/11/20)
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