12回予定の「aVACホームシアター大商談会2013ウインター」詳細レポートの第11回目は「11/24(日) 14:30〜15:20 ROOM2:marantz SA-14S1&PM-14S1&B&W CM10」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はスピーカーB&W CM10、SACDプレーヤーSA-14S1、プリメインアンプPM-14S1、後半はSACDプレーヤーSA-11S3、プリメインアンプPM-11S3を使用した。13はキリスト教国では縁起の悪い数字なので使わないでくれと言われたので、11シリーズの技術を流用して14シリーズを起こしたとのこと。
担当者はCM10のアルミトゥイータは40kHzまで再生可能になった、この成果は大きい。以前は30kHzまでだったので人の可聴領域15kHzに音質的悪影響が出ることがあったが、今は20kHzなので実際に聴こえる人は殆どいない、と説明していた。
試聴曲は以下の8曲。
1)SACD「ショスタコーヴィチ:交響曲第5番」
2)マスターCD-R「津軽海峡・冬景色」「風の盆恋歌」/石川さゆりより「風の盆恋歌」
3)「アダージョ・カラヤン DX」より「カノン」
4)「(曲目不明)ジャズピアノ曲」
5)「サキソフォン・コロッサス/ソニー・ロリンズ」より「セント・トーマス」
6)「Best of Jacintha」より「「Waters Of March」(ダニーボーイ)」
7)川の流れのように/美空ひばり
担当者のトークが軽妙、しかも機材説明と試聴の時間の取り方が絶妙で50分間楽しい時間を過ごすことが出来た。機能説明が長すぎるソニーとパイオニアはこのテンポを見習って欲しいと思う。(笑)
貝山先生に試聴機を持って行くと「クラシックは全曲聴かないと音の良し悪しは分からない」と言うので1時間以上試聴に付き合う羽目になる話とか、石川さゆりの8400円のCD-Rは自腹で購入したとか、クラシックのCDは1000枚売れればヒットと言われているのに、e-onkyo musicでアニソンを扱ったら5万曲ダウンロードされて担当者も驚いたととか試聴曲に関するエピソードが色々聞けて実に面白かった。
美空ひばりには”テイク・ワン伝説”と言うものがあり、どんな曲でも一回で収録OKを出したと言う。ところが「川の流れのように」の録音に立ち会った秋元康は「良かったですが、もう1回お願いします」と言って関係者を驚かせた。その2回目の歌唱は1回目を上回り良かったという”秋元康テイクツー伝説”の話を聞くとこの曲もまた味わい深い。担当者も昔はオーケストラも一発録りだったので緊張感が伝わってくると語っていた。
デノンの後だったのでCM10の音は小さくまとまった箱庭的な音場に聴こえたが、SA-11S3&PM-11S3に交換したら途端にスケール感が出て低音も沈むようになった。14シリーズでは聴こえなかったリップノイズまで生々しく聴こえ音の余韻が美しい。CM10はプレーヤーとアンプの実力を正直に出す怖いスピーカーの様だ。
【関連リンク】
『ランティスのハイレゾアニソン、2週間で1万DL。「あずまんが大王」など今後の予告も』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20131127_625378.html
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