またレンズ周囲は吸気口になっていて内部のメカニムズが見える程風通しが良い。X3の様な密閉性がないので内部に埃がたまりそうで心配だ。
ラックに置いてから探し回ってしまったのがAC電源端子の位置。クイックリファレンスマニュアルには書いてない。右側は接続端子、左側はスイッチ類、後面は吸気口しかない。よくよく見ると左側後面の奥まったところに隠れていた。右側に端子群なので接続したケーブル類が目立つ。
気になっていたレンズキャップは、ヤカンの蓋みたいにレンズに被せるタイプで使い易い。これなら電動スライドレンズカバーでなくても構わないと思える。
付属のCD-ROMに取扱説明書のPDFファイルが入っているが、ソニーのホームページからダウンロードして設定を行った。25センチもあるリモコンを見て最初長過ぎるしボタンも多いと思ったが、機能の設定変更を行うメニューをダイレクトに呼び出せるボタンが9個もあるので重宝しそうだ。
画面位置調整は3つのLENS ADJUSTMENTボタンで簡単に出来る。まずSHIFTボタンで投映位置を合わせ、ZOOMボタンでスクリーンサイズに合わせ、最後にFOCUSボタンでピントを追い込む。パターン画面の外枠に合わせてズーム量を決めた。
ところが実際に投映したら一番外の破線は1.85:1アスペクト比だったので画面サイズが少し小さくなってしまった。パネルが4,096×2,160だからこんな画角もサポートしているのだ。1.78:1の破線に合わせてやっと16:9の100インチで楽しめるようになった。
ちょっとB(青)が下にずれている様に見えたので「設置設定メニュー」の「パネルアライメント」で色ずれを微調整した。これで準備完了。歓迎視聴会を始めた。
最初に『4Kマスターブルーレイディスクサンプラー 珠玉の自然映像集』と『THE世界遺産4K PREMIUM EDITION ‐ハイビジョン版‐』を観る。まるで3D映像の様に、桜の花と枝の前後がはっきりと分かり、空に浮かぶ雲の形にも立体感を感じる。見慣れた日本の風景映像などはまるでスクリーンが大窓になったかの様だ。
『サウンド・オブ・ミュージック』『ムーランルージュ』『オペラ座の怪人』を観ると、役者の細かな表情の動きが分かりドラマに引き込まれてしまう。クリスティーヌの美しさも際立ち恋をしてしまいそうだ。2Dなのに立体感があるのが不思議だ。(笑)
明るく力強い映像にちょっと目が疲れたので、「画質設定メニュー」の「ランプコントロール」でランプ出力を”低”に、「シネマブラックプロ/アドバンストアイリス」を”リミテッド”にした。暗室にキクチ シアターグレイアドバンス(ピークゲイン1.50±10%)だとこの程度が丁度良い。ビーズスクリーンとの相性良く一安心だ。
3Dメガネ(アクティブシャッター方式)TDG-BT500Aは値段相応の作りだが、軽いので装着感は良好。ただしPK-AG1の様な収納ケースが付いていないので別途購入しないと保管に困ってしまう。
また使用するコイン型リチウム電池の種類がCR2025と、PK-AG1のCR2032と異なるのは流用出来ず不便だ。充電式の方が便利なので今後追加購入する時には他モデルも検討しよう。こんな時フルHDグラス・イニシアチブ互換なので助かる。
最後に『アバター』『塔の上のラプンツェル』を観たが、X3に比べて明るくクリア、しかも4Kで情報量が増えてまるで別物の映画の様だ。これは凄い。VW500ESを選んで正解だったと大満足だ。
11/26(火)のブログで好き勝手にVW500ESの印象を書いたが、自宅で視聴して、その実力に感服した。
「ソニーさん、ごめんなさい。そしてVPL-VW500ESをありがとう!」
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