5回予定の「Audio Home Theater Exhibition 2013 」詳細レポートの第2回目は「2.18F/研修室183:ソニー 13:00〜13:45 VPL-VW500ES視聴会」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はVPL-VW500ES(税抜80万円)、AVアンプTA-DA5800ES(税抜26万円)、スピーカーSS-NA2ESシリーズによる9.2ch構成、スクリーンはマリブ120インチ(税抜74万円)だ。
視聴したソフトは次の通り。
1)BD『オブリビオン』から偵察機発進のシーン
2)BD『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』から店での待ち合わせシーン
3) Mastered in 4K『アメイジング・スパイダーマン』から下水道に張る蜘蛛の巣のシーン
4) Mastered in 4K『天使と悪魔』からラストの室内シーン
5)DSDマルチチャンネル『リヒャルト・ワーグナー/イゾルデの「愛の死」』
6)BD『007/スカイフォール』からバイクチェイスシーン
7) native 4K『THE世界遺産 京都』
8) native 4K『THE世界遺産 エジプト』
BDソフト2枚を再生しつつ「ピクチャープリセットのシネマ フィルム1は元気な絵作りになっているとのこと、フィルム2はVW1000ESのシネマ フィルム1と同じ画質設定」との説明があった。「オートキャリブレーション機能は長時間使用のランプの色ずれを本体のみで簡単に補正できる」利点を強調していた。
粗を探そうと映し出された映像をスクリーンに穴が空く程に観ていたが、さすが4K。その情報量から感じるリアリティについ、作品世界へ没入してしまう。
「“Mastered in 4K” Blu-ray Discsでは暗部の諧調の良さと色情報量の多さが分かり易い」とのことで暗いシーンを選んで上映した。通常BDとの比較していないのでその差は分からないが、確かに暗いシーンの見通しが良くなっているようだ。
4K撮影の『THE世界遺産』から京都やエジプトを視聴したが、これはBDとは別の美しさとなる。残念だったのは転送速度が追い付かないのか一瞬画面にノイズが入ることが何度もあったことだ。
この精細な画を見せられたら「HDMI 2.0はYUV4:2:0のみ対応の10.2Gbps」とか実用上問題ないと思えてしまう。説明員も「コンパクトで軽量になりましたから、大きくて置けないなんて言い訳はもう通用しません。是非ご自宅に。」と煽る煽る。(笑)
なおVW1000ESのアップデートサービスの詳細は11月中旬にホームページに掲載するそうだ。
DA5800ESは9/25(水)のファームウェアのアップデートでDSD音源の再生が可能になったとのことでマルチチャンネル再生が行われた。機能追加のアップデートが何度も行われていることは既存ユーザーにとってありがたいだろう。ただ今年はこのままAVアンプの高級機の新製品が発表されないとしたら寂しいことだ。
ホームページを見るとDA5800ESの4Kパススルー対応のHDMI In端子は1,2,9で、信号は3840×2160 p29.97/30Hzが最高のようだ。すると4K/60pの信号が入ってきたらどうなるのだろうか。これは気になる。
【関連リンク】
『4Kパススルー、4Kアップスケール対応』
http://www.sony.jp/audio/products/TA-DA5800ES/feature_2.html#L1_320
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