特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、収録していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
ここ数年全然お客様ではないが、ホームページの特別招待状を印刷して持参したところ特製布カレンダーを頂いた。「ありがとうございます。」
Part.1 11:00〜12:15 :国産システムで鳴らす海外スピーカー
他に「ドイツ真空管2ブランドを個性的なスピーカーで」「DSD 再生の魅力をスーパーハイエンドシステムで」と3つのシステムの競演となった。フルTADやESOTERICシステムで鳴らすB&W 802 Diamond(税抜200万円)は試聴会のリファレンスと言った貫禄があり安心して聴いていられる。
MCの5555 4F/島氏と天野氏両名ともロック好きということで音量が大きくMAGICO S1M-COAT(税抜200万円)ではド迫力のある「Smells Like Teen Spirit/ 2cellos」を聴かせてもらった。(冷汗)
FM Acousticsの価格は円安でどんどん値上がりして現在ではホームページに価格表示が無く時価で販売しているとのこと。スイスフランの値上がりも影響しているからその日の為替レートで取引されるのも仕方ない。(苦笑)
Part.2 12:30〜13:45 :「記憶に残るサウンド」
パワーアンプFirst Watt SIT-1 (税抜120万円)の左チャンネルの音が出ず急遽オクターブの真空管アンプを使うと言うトラブルがあった。
Part.3 14:00〜15:00 :音楽のエネルギーを体感する
MAGICO Q3(税抜550万円)とLINN AKUBARIK(税抜240万円)の競演だ。LINNのシンプルな構成も良いが、Q3のベリリウム振動板ツイーターの艶のある高音と力強く正確な低音の方が私の好みだ。スリムで圧迫感の無い外見も良いが重量は113kgだから床が抜けそうだ。(汗)
Part.4 15:15〜16:30 :古くならないサウンドと音楽を求めて
TANNOY Canterbury GR (税抜290万円)は入荷したばかりの鳴らし始めとのこと。同軸フルレンジの音は見た目通り周波数特性が狭く感じられたものの、これで聴く50〜60年代のジャズは味があって良いと思う。
Part.5 16:45〜18:25 :「LIVE!- 響き」
「LIVE!- 響き」ではKiso Acoustic HB-X1(税抜170万円)、「LIVE!- 空間」ではTAD TAD-R1MK2(税抜700万円)、「LIVE!- 情熱」ではDANIEL HERTZ M1 Reference Speaker System(税抜1200万円)が使用された。コンパクトなHB-X1から出る音の量感と響きの美しさには毎回感心させられる。TAD-R1MK2の音を聴くとオーディオの音としてのゴールがそこにあると思ってしまう。
dCS Vivaldi Transport(税抜427万円)+dCS Vivaldi DAC(税抜355万円)+dCS Vivaldi Upsampler(税抜221万円)+dCS Vivaldi Clock(税抜174万円)でDSD化された「上を向いて歩こう/坂本九」の高域の伸びはないものの録音の古さをあまり感じさせず新鮮な気持ちで聴かせてもらい帰り道つい口ずさんでしまった。(笑)
今年も夢のようなハイエンド機器の音を楽しませてもらい感謝している。例年マラソン試聴会は驚くほど商売気はないのだが、今年は「体験、感動、セールス」と是非店に来て視聴して購入してもらいたいと言う意気込みが感じられた。輸入オーディオの値上がりラッシュが一段落して販売が一段落したのかもしれない。次は来年4月の消費税アップまでの特需に期待しているのだろう。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image