1977年に発表された惑星。クラシックは授業で聞かされる退屈な音楽と思い込んでいた学生時代、シンセサイザーによる惑星を初めて聴いた時には「これが未来の音楽の音か!」と驚いたものだ。またこれをきっかけに原曲の惑星にも興味を持つようになった。
2003年にはDVD-A盤で発売されたのだが、廃盤となった今ではこれまた入手は難しい。それが「イトカワとはやぶさ」という新曲まで追加されてSACDで再発売されたのだから”SACDの復権”は嬉しい現象だ。
4.0chSACDサラウンドを聴くと冨田氏が狙ったものがシンセによる惑星演奏ではなく耳によるプラネッツ・ツアーだったということが実感出来る。まるで映像を観るかのように太陽系の旅が楽しめる。と同時に発売当時作曲者ホルストの遺族から苦情が来たという話も信じられる改変ぶりだ。普通の惑星を聴きたいのであれば通常演奏盤をお勧めする。(笑)
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