1. HDDオーディオプレーヤー『HAP-Z1ES』
HAP-Z1ESは10/26(土)発売予定で税抜き価格21万円だ。ネットワークプレーヤーのNASやPCオーディオのUSB DACドライバー設定の手間を省くために1GBのHDDを内蔵したプレーヤーとなる。
この製品コンセプトはオリーブ・メディア社Olive 6HD・4HD・3HD デジタルミュージック・サーバーを思い出す。こちちらの製品は光学ドライブを内蔵していて単体でCDからのリッピングが行えたが、HAPシリーズは専用のPCアプリケーションを使いPC内の音源をHDDに自動でコピーするそうだ。この操作性の良し悪しがHAPの評価を左右しそうだ。
「DSDリマスタリングエンジン」で様々な音源をDSD信号に変換して高音質再生するという技術はEMM Labs社のMDAT(マイトナー・デジタル・オーディオ・トランスレータ)信号処理やプレイバック・デザインズ社の「AK Design : Audio DAC Module」と通ずるところがありそうだ。CDのPCM 44.1kHz/16bitがどこまで高音質になるのか興味深い。
2. ステレオインテグレートアンプ 『TA-A1ES』
TA-A1ESは10/26(土)発売予定で税抜き価格21万円だ。ソニーが高級ステレオプリメインアンプを出すのは2006年11月のTA-FA1200ES以来となるのだろうか?アナログ広帯域パワーアンプ搭載でUSB DACも内蔵しておらずカタログスペック的にはどこが「Hi-Res AUDIO」対応なのだろうと思ってしまった。(汗)
3. ウォークマン® 『NW-ZX1』
携帯音楽プレーヤーと書かず商品名で理解してもらえるブランド名の強さは流石だ。もっとも私の知人はソニーのアイポッドと呼んでいる。(冷汗)
ハイレゾ音源WAV 192kHz/24bit、FLAC 192kHz/24bit、Apple Lossless 192KHz/24bit、AIFF 192KHz/24bitに対応、「DSEE HX」192KHz/24bitアップコンバート機能搭載と音質面ではiPodに対して大きく水をあけた。もっともiPodの方はiPhoneとiPod touchで音楽再生以外のゲームや映像を楽しめることを強調している。
4. リニアPCMレコーダー 『PCM-D100』
2.8MHz/1bitのDSDと192kHz/24bitのリニアPCMの録音・再生に対応したポータブルレコーダーで11/21(木)発売予定、価格は10万円前後になるようだ。懐かしの「デンズケ」ブランドの生録レコーダーがあっても良いと思うのだが、マイク内蔵では相応しくないらしい。
次は是非TASCAM DA-3000の様な据え置き型ハイレゾレコーダーを発売して欲しい。その時にはFMエアチェック用にタイマースタンバイ機能をお忘れなく。
「mora」でのハイレゾ音源販売開始だけでなくハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」と「OTOTOY」とも連携するという話でソニーの本気が伝わってくる。4Kテレビの販売好調で体験してもらえば売れると自信を持ち、「Hi-Res AUDIO」の「空気感や臨場感」を知ってもらおうと考えているようだ。
AV Phileでない知人と話していていつも感じることは「百聞は一見にしかず」の意味は知識だけではなく、音質と画質においても通ずると言うことだ。うるさい電気店店頭で「Hi-Res AUDIO」を理解してもらうのは難しいのではないかと心配してしまう。(汗)
【関連リンク】
『高品位なオーディオ体験を実現するハイレゾリューション対応商品を全面展開』
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201309/13-127/
『テレビ、復活の狼煙か?』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20130918/253599/?n_cid=nbpnbo_bv_ru
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