6月のLX57発表で予想された通りの仕様強化となっており、昨年のLX86/LX76との主な違いは、
1) ダイレクト エナジーHDアンプの最適化
2) ESSテクノロジー社のSABRE32 Ultra DAC採用
3) AUDIO SCALER 搭載(Hi-bit32 Audio Processing/Up-sampling/Digital Filterによる音楽コンテンツハイレゾリューション化)
4)DSD音源2.8/5.6MHzネイティブ再生対応
の4点だ。
ソニーやデノンが搭載しているネットワークハブ機能は今モデルも搭載していない。DACの変更でLX57の音は変わっていたがLX87はどう高音質化されるのか興味は尽きない。
『AVアンプ仕様一覧』PDFを見るとLX87とLX77の主な違いはパワーアンプ出力以外では、
1) 7.1chマルチチャンネル入力
2) USB DAC機能とリアUSB 入力端子
3) 専用チューンの電源トランスを搭載
4) コンポーネントビデオ出力端子
の4点のようだ。この点は歴代モデルと同じ差別化だ。
昨年のSC-LX56登場からパイオニアの秋モデルの仕様が簡単に予想出来るようになってしまい新鮮な驚きが無くなってしまった。ヤマハのAVENTAGE3モデルの様にSCシリーズは3機種同時発表の方が良いように思える。
一方BDプレーヤーはBDP-LX55以降、SCシリーズとペアになる価格帯のモデルは発売されていないが、今年も期待出来そうにない。LX55はオッポやデノンの最新ユニバーサルBDプレーヤーと比較すると機能的に見劣りするが、AVアンプとのペアで考えると意外とその差は小さくなる。AVアンプに開発リソースを集中することは適切な戦略の様だ。
ここまで音質向上に注力した成熟AVアンプであればSC-LX90から買い替えても後悔しないと思いつつ、「ドルビーアトモス」サラウンドモードの追加や「次世代HDMI規格」の噂を聞くとその発表まで待ってみたくなる。まあ2014年4月の消費税アップが確実になれば6年ぶりに買い替える気にもなるだろう。(笑)
【関連リンク】
『パイオニアAVアンプSC-LX87』
http://pioneer.jp/components/avamp/lx87/index.html
『AIR Studiosテクニカルディレクターに聞く、パイオニア「SC-LX87/77」の音作り』
http://www.phileweb.com/interview/article/201308/07/184.html
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