輸出モデルと型番が変わるのは良くある話なので不思議には思わないが何故”888”なのか。末広がりの”八”ではなく、社内試聴会で拍手が出たのでニコ動のコメントでお馴染みの拍手の”888”を採用したと想像しているが事実はどうなのだろうか。(笑)
スペックのプリメインアンプの特徴である 1)PWM方式デジタルパワーアンプ 2)高音質オーディオ用パーツ 3)高品質パーツ 4)木材インシュレーター に加えて ”888”では 5)初のスイッチング電源採用 6)横幅35cmコンパクトサイズの密閉構造 という特徴がある。
番組を見ていて上位モデルに比べてかなり小さくなったと思ったが、実際横幅が9cmも短い。他のコンポとサイズが合わないのが気になる人もいるだろう。
競合機種として日本のオーディオメーカーから30万円前後のプリメインアンプは4モデルか発売されている。
1)アキュフェーズE-260(304,500円):AAVA方式ボリューム・コントロール、音量レベルメーター搭載、リモコン付属
2)ラクスマンL-550AX(330,000円):純A級動作増幅回路採用、アナログメーター搭載、リモコン付属
3)トライオードTRX-88PP(32万円前後):Aクラス真空管アンプ、リモコン付属
4)デノンPMA-SA11(実売価格26万円前後):大電流型増幅素子UHC-MOS採用
オーディオ機器は音が肝とはいえ使い勝手を考えるとスピーカー端子や入力端子の数が多い方が便利だ。その点でこの4モデルの方がコストパフォーマンスは優れている。
これら老舗メーカーの物量アナログモデルに対し、最新デジタルパーツを採用しコストを抑えつつ、音質を練り上げ付加価値を付けると言う製品展開は米Nu forceを思い起こさせる。SPECが日本のニューフォースになれるか、このRSA-888の成否が握っている。その想いがこの型番にも込められている(かもしれない)。
【関連リンク】
『スペックRSA-888』
http://www.spec-corp.co.jp/audio/rsa-888/index.html
『RSA-717EX』
http://www.phileweb.com/news/audio/201305/21/13317.html
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