プロジェクターとスクリーンの関係はオーディオで言うアンプとスピーカーの関係に例えられる程画質を左右するので決定するまで紆余曲折があった。
検討しなければならない項目は以下の3点だ。
1)マット種類
2)設置方法
3)サイズ
まずマット種類だがキクチでは以下の4種類が選択出来る。
1)ホワイトマットアドバンス(WA)
2)グレイマットアドバンス(AM)
3)150PROGアドバンス(PG)
4)シアターグレイアドバンス(AG)
ホワイトマットの自然な色合いは魅力的だったが、リビングシアターで「黒浮き」を抑えたいこと、迷光処理が後回しになること、3D映像用にピークゲインの高いマットが欲しかったことの3つの理由でビーズスクリーン系のシアターグレイアドバンスを選択した。
次に設置方法だが4通りの方法がある。
1)天井釣り:天井補強工事が必要で10万円以上掛かる。
2)床置き:スクリーンボックスを置く広さが必要だがスクリーンと一体型で安上がりになる。
3)壁掛け:大きなスクリーンを掛けられる壁面が必要となる。
4)スタンド利用:別途スタンド購入費用が必要となる。
設置場所の間取りや費用を考えて床置きと決めスタイリストリミテッドSD-100HDAG/Kを選択した。アバックで現物を見せてもらったがスタンドの立ち上げもスムーズでスクリーン面の平面性も問題ない。垂直性の問題は足のネジで調整すれば良いとのことだった。この動作はメカニックとして魅力的だ。(笑)
ところが帰宅して設置シミュレーションをするとセンタースピーカーS-7EXがスクリーンより40cm前に出ることに気付いた。床置きなのだから当然だ。(苦笑) これでは画面と台詞の一体感が損なわれてしまう。スタンド利用であればスクリーンの下にセンターSPが置けるので最終的にスタイリスト SR SS-100HDAG/Kとハミレックス SH-A100の組み合わせに決めた。
最後にサイズだがスクリーンスタンドの対応サイズが最大100インチまでとなっているのでそれで我慢するしかなかった。部屋幅は458cmあるのでビクターの投射シミュレーターによると120インチまで対応可能なだけに残念な点だ。
実際使用しての感想だが、
1)ピークゲイン1.50はさすがに明るい。2D映像だと眩しい位だ。お陰で3D映像の明るさ不足を感じることは無い。
2)色に不自然さは無い。ビデオ映像の色鮮やかさは魅力的だ。
3)半値角が15°と視野角が狭い点は3〜4人で横並びに観る程度では問題にならない。
4)サイレントアップ・ブレーキ・アシスト機構は快適だがフリーストップではない点が惜しい。
我が家の環境では最適のスクリーンを選択できたと思う。良い買い物だった。
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