12/16(日)に続く『神のみ』の話題だが、アニメ版のみのファンの皆様には「ネタバレをお許し下さい」という内容になっているのでご注意下さい。
20巻:ヴィンテージの野望を阻止した桂木桂馬は日常生活に戻ろうとしていた。ところが一歩校門をくぐるとパラレルワールドに入ってしまう。天理=ディアナはある女の子を救う目的の為女神達の力を借りて桂馬を10年前の世界へ送るが・・・。
あれだけ盛り上げて楽しませてくれた「女神編」の次の話をどうもってくるのか気になっていた。19巻で回収されていない伏線も残っているのだから、まさか女神達とのハーレムラブコメをやるとは思えないし、単純に以前の駆け魂回収エピソードに戻る筈はない。そこにタイムトラベルものを持ってきたのは意外性がある。
ただ既にもう沢山のタイムトラベル関連の物語はあるので何らかの新奇性が出せるのか気になるところだ。また『神のみ』は、ゲームの世界を理想と思っている桂馬が、思い通りにならない現実(リアル)にどう立ち向かうかという物語構成に面白さがある。今回は時間軸を守るためのアイテムが登場し失敗時のコンティニュー回数に制限がある等、設定自体がゲームになっていてその部分を損ねている。この2点に関して今後の展開に一抹の不安を覚える。
パラレルワールドで女神ハーレムドタバタコメディやBL駆け魂狩りといった設定で笑わせてくれて、新章の掴みはバッチリなので謎の少女の正体がバレバレな点を差し引いても次巻が楽しみだ。
そしてOVA「邂逅」だが作画クオリティは当然前編と同じだが、今回はDVDパッケージの中に「コアクマのみぞ知るメガミ」という新作4コマ漫画6本が収録された小冊子が入っており満足度は高い。
「女神編」では当たり前に登場していたノーラ登場のエピソードでもあり女神編で回収されていた伏線の幾つかを見ることが出来「なるほど」だ。(笑) 天理というキャラの重要性が良く分かる過去エピソードだが、まだまだ彼女は何かを知っており「過去編(?)」でも鍵を握るヒロインとして活躍しそうだ。
エンディングアニメでは「女神編」のヒロインたちが多数登場しており「これはもしかして!?」と思っていたら案の定終了後に「中川かのんスピンオフOVAの制作決定!」「アニメ第3期の制作決定!!」そしてインフォメーションでは『2013.4.21 パシフィコ横浜「神のみぞ知るセカイ」×「ハヤテのごとく ! 」ジョイントコンサート』開催の告知があった。
嬉しいニュースではあるが第3期TVアニメのクオリティとキャラデザは第1期水準に戻って欲しい。それとこの天理エピソードはどうするのか興味がある。始まったら当然の様に天理とノーラが登場していたら一般視聴者は混乱するだろうし、かと言ってOVAをそのまま流したら芸はないし再編集でもするのだろうか。色々楽しみな第3期だ。
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