「オーディオ・ホームシアター展2012」【詳細版】レポート第4回は「F5-5:サエクコマース試聴室」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
10/19(金)17:30〜18:10 F5-5:サエクコマース試聴室 「アナログレコードの魅力を語る」潮晴男先生
機器構成はスピーカー:mhi Evidence MM07A(25.2万円ペア)で他の機材は写真を撮り忘れて不明だ。(汗) 潮先生は「針圧ノイズがしない」とプレーヤーを褒めていた。
途中musical heart instrumentsのEd Kojima氏が登場しEvidence MM07Aの説明が行われた。潮先生は「2010年の試作機の音にダメ出ししたらショックで病に倒れてしまい発売が今年になってしまいました。」と笑いながら話していた。
発売まで2年かかった理由が分かったものの新興スピーカーメーカーの社長が倒れたら会社存亡の危機だっただろうと笑えない話だ。(冷汗)
試聴曲は以下の通り。全てアナログ盤だ。
1)「ジャーニー/ボストン」1978年発売 LPシングル45回転
2)「青い影/プロコル・ハルム」2009年発売LPシングル A面33回転モノラル、B面45回転モノラル、EPステレオの2枚組盤
3)「(曲目不明)/アートペッパー」
4)「(アルバム名不明)/リタ・クーリッジ」より「フィーヴァー」
最初「ジャーニー」を33回転で再生したので「これは何という曲だろう?」と真剣に悩んでしまった。これがあるからアナログは楽しい。(笑)
「青い影」ではモノラルの音圧とステレオの実在感を比較試聴した。梶原氏はこのアナログ盤は購入時8千円だったが今では2万すると語った。レコードの色は水色でユニバーサルミュージックが発売予定の「100% Pure LP」とは異なり健康に悪いと言う理由でカーボンが使われていないそうだ。潮先生は「体に悪い物は精神には良い。酒や煙草もしかり。」と解説した。
潮先生は「アナログは金食い虫なのでほどほどに楽しむように。」「電線病はハード価格の20%までを目安に付き合いましょう。」「オーディオは良い音で楽しもう。」「買い替える前に機材を使いこなさないともったいない。」といったアドバイスを幾つも語った。
サエクコマース試聴室は小さいが毎年3日間に渡り何人もの評論家の先生のトークショーが行われるので見逃せない。実に楽しい講演だったので「最初から参加すれば良かった」と空腹に負けたことを後悔した。(苦笑)
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