美しい女性のイベントコンパニオンのアナウンスでプレゼンテーションが始まった。例年ソニーの試聴会は機能プレゼンテーションが中心になっているので今年は幾つ説明するのだろうと思いながら、早めに整理券を手に入れておき良い席に着いた。
「オーディオ・ホームシアター展2012」【詳細版】レポート第3回は「 F6-5:ソニー試聴室」だ。ソニーだけは撮影録画録音禁止というアナウンスがある上に部屋を暗くされてしまうのでリアルタイムにメモを取り難い。終わる頃まで曲名を覚えていられない程度の記憶力を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
15:30〜16:15 F6-5:ソニー試聴室 AVアンプTA-DA5800ES
機器構成はAVアンプ:TA-DA5800ES(27.3万)+BDレコーダー:BDZ-EX3000 (実売価格19万)+SACDプレーヤー:SCD-XA5400ES(17.6万)+プロジェクター:VPL-VW1000ES(168万)+フロントスピーカー:SS-NA2ES (19.9万)+センタースピーカー:SS-NA8ES(15.7万)+サラウンドスピーカー:SS-NA5ES (13.6万)×4本+サブウーファー:SA-NA9ES (19.9万)+NAS QNAPだ。今年はSA-NAESシリーズが完成したことでスピーカーシステムが一新されて9.1chとなっていた。
試聴曲と視聴映像は以下の通り。
1) ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調作品78『雨の歌』
2)192kHz/24bitハイレゾ音源(曲名失念)
3)マルチチャンネルFLAC音源(曲名失念)
PCオーディオブームを踏まえ今年は「USB-DAC機能」と「高音質ハブ型高速ネットワークエンジン」が中心のプレゼンとなっていた。音質に注力したハブをAVアンプが内蔵している利点としてNASと直結出来ることを力説した。5800から未使用ポートの回路停止が可能になったことや小型静音ファンは回路保護用なので回ることはまずないと言う説明が聞けた。
音質を考慮していないPC用のハブを使うデメリットを理解しているのならVAIOブランドでネットワークオーディオ用「高音質スイッチングハブ」を発売すればニーズを掘り起こしてヒット商品になるだろうにと思わずにいられなかった。
4)BD「世界侵略:ロサンゼルス決戦」から「ガソリンスタンド爆破」のシーン
5)BD「NHKクラシカル 小澤征爾 ベルリン・フィル 「悲愴」 2008年ベルリン公演」よりチャイコフスキー作曲「交響曲第6番 悲愴」
ソニーもNHKエンタープライズの小林悟朗氏を偲んで小澤征爾作品が上映された。担当者はTA-DA5400ES(2008/11/20発売)の開発中でHDMIの音の悪さに苦労していた頃に初めて小林氏と会いBD-ROMの音について色々話し合ったと言う。「勿論今はHDMIの音が悪いことなんてないです」とちゃんとフォローも忘れなかった。
機能デモが整理され映像に集中して楽しめられる様になったのが嬉しい。今年の5800はLX86に負けず劣らず良い音だと感じたのはスピーカーシステムがSA-NAESに統一されて9.1chの音質が底上げされたことが大きいようだ。「バーチャルフロントハイ」も使用する必要がなくなり音の鮮度が上がって聴こえる。効果音の情報量が増えサラウンド感も良好だ。それだけにリアパネルが金メッキ端子でないことがチープに見えて残念だ。
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