10/19(金)14:00〜15:05 F5-6:パイオニア試聴室 AVアンプSC-LX86 山本浩司氏
今年も整理券を配っていたので13時に配布が始まると同時に2回目の良い座席位置を希望してもらっておいた。最前列の左端には山本氏の知人が座っていた様だった。
機器はAVアンプ:SC-LX86、プレーヤー:BDP-LX55、フロントSP:S-1EX×2、センターSP:S-7EX、リアSP:S-3EX×2、サラウンドバックSP:S-3EX-T×2、サブウーファー:S-W1EX×2、プロジェクター:ビクターDLA‐X90R、スクリーン:キクチ147インチ、オーディオラック:B-PM1000の7.2chハイエンドシアター構成だ。ラックにあるBDP-LX91は万が一のバックアップ用なのだろうか?
AVアンプ以外は昨年と同じ構成だと思っていたが、【詳細版】を書くにあたって昨年の記事を読みなおしたら部屋が専用となったことで7.2chに大スクリーンと大幅に豪華になっていることに今更ながら気付いた。(汗)
パイオニア担当者がルームチューニング後Advanced MCACCのフロントアラインで設定した後に耳でEQ設定を行い微調整したとの説明があった。山本氏は3世代に渡りパイオニアのAVアンプを使ってきて今はSC-LX85を愛用しているが、先日自宅でLX86を試聴して着実な進歩を確認したので入れ替えを検討していると話した。
試聴曲は以下の通り。
1)USBメモリのハイレゾ音源:リンレコードから(曲目不明)
2)NASのハイレゾ音源:ポール・マッカートニー「キス・オン・ザ・ボトム」から「手紙でも書こう」
リンのハイレゾ音源はステージ収録なのだろう。舞台の広さからコーラスの立ち位置までまるで見えるかのように聴かせてくれる。LX86のステレオ再生の実力の高さを確認出来た。
視聴映像は以下の通り。
3)WOWOWエアチェック:ポール・マッカートニー「キス・オン・ザ・ボトム」から「手紙でも書こう」を使い「アドバンスド・サウンドレトリバー」機能のオフ/オン比較試聴
4)TOTO BD-ROMライヴから「アフリカ」を使い「オートフェイズコントロールプラス」機能のオフ/オン比較試聴
5)「ジョイフルノイズ」から「マン・イン・ザ・ミラー」の合唱シーン
6)「借りぐらしのアリエッティ」から「初めての台所と少年・翔の部屋」のシーン
7)「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」からチャプター05「クレムリン大爆発」のシーン
8)「サイトウ・キネン・フェスティバル2007」より「ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ」
読者から「そんなに沢山BD-ROMは買えないのでBSで録画した映画のAAC音声を高音質で聴かせてくれるAVアンプを紹介して欲しい」と言った要望があったことを明かし「アドバンスド・サウンドレトリバー」機能を紹介した。「オートフェイズコントロールプラス」は低音が締まりグルーブ感も出て効果が分かり易い。
「ジョイフルノイズ」は教会の特有の響きがリアリティを感じさせ徐々に熱くなっていくコーラスのノリが楽しい。「アリエッティ」はサラウンドのショウケースといった音作りで虫の声や夜の家の環境音を聴き分ける面白さがある。「ゴースト・プロトコル」の爆発はサブウーファー2本ということもあり一瞬床が揺れたと思うような迫力に驚かされた。それが原因か不明だがその直後LX55が無信号状態になってしまい電源を入れ直すトラブルがあった。(冷汗)
LX85と比較試聴した訳でないので正直進歩度合は分かり難いが相変わらず音の良いAVアンプでUSB-DAC機能も付きPCオーディオへの対応も万全だ。SC-LX90とのリプレースを検討したいところだがiLINK端子が無くなることでペアとなるユニバーサルBDプレーヤーも欲しいし、次世代HDMIも気になるので今年も踏み切れそうにない。
最後は10/07(日)に急逝されたNHKエンタープライズの小林悟朗氏を追悼して、故人が手掛けた「サイトウ・キネン・オーケストラ」のBDが使用された。小林氏から初めてクラシックBDソフトを制作するに当たり相談を受けたと言う思い出話を山本氏が語った。
帰宅後購入してあった『「幻想」&「巨人」 小澤征爾・サイトウ・キネン・オーケストラ~ [Blu-ray]』のクレジットを見ると確かに小林氏の名前がある。素晴らしいBDソフトを残してくれたことを感謝するとともにご冥福をお祈りする。
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