その箱の中の1つに「Stereo」編 誰でもできる! 自作でオーディオアクセサリー: 特別付録:電源ケーブル・キット (ONTOMO MOOK) [単行本] 著:福田雅光 価格:4,200円 発売日:2012/10/19 出版社:音楽之友社 が入っていてやっと読むことが出来た。
冒頭に”本誌はステレオ誌で連載している「使い方を知るSオーディオの新常識」から主に自作部分をまとめたもの”と書いてある。雑誌記事の総集編をムックにして発売すると言うことは各出版社が行っているが付録を付けて売るというのは目新しい。
電源ケーブル・キットの内容は電源プラグ:IECコネクター オヤイデOY-ON1、電源ケーブル:ゾノトーンOPC-2.5 長さ1.2mだ。お約束の実寸測定を行ったら124cmと長めになっているので好感度が高い。コネクターも透明なブルーでケーブルとお揃いだ。<ホログラム・シール>が貼ってある理由は本誌裏表紙のオヤイデ電気の広告で分かった。非常に良く似た外観をした模造品が流通していることへの対策だ。
「P.4 付録電源ケーブル・キットの製作」には丁寧に手順が書いてあるので私でも作れそうだ。作者試聴の評価は1〜2万円程度の実力とのこと。今週末は「2012東京インターナショナルオーディオショウ」があるので製作は後になるだろう。
他の記事では「P.33 スピーカーケーブルをアレンジ」「P.66 Yラグ/バナナプラグ音質レポート」が嬉しい。サラウンド用5本のスピーカーケーブルの末端処理をしたいと前々から思っていたが、どのバナナプラグが良いのか悩んでいた。フルテックFP-200B(R)の評価が高いので5セット、いや将来的に9.1chを見据えて9セット買ってしまおうかという気になる。
「P.39 ZOBEL回路」は興味深く読んだ。SPECのミュージックDD(RSP-301,RSP-101)を試聴した時に確かにその効果を実感したが、それに近い音質改善が期待出来るようだ。正直に”効果のメカニズムは不明”と書いてあるのが好ましい。詳しい研究結果の続報が待ち遠しい。
「P.47 インシュレーターの製作」では金属は副作用があるので素材は木材を勧めている。ところが最後にタングステン・スリップシンカー(釣りの重り)を”素晴らしい”と褒めている。確かにコストと簡単な制作方法から私でも試すことが出来そうだ。
「P.62 CDに塗布する」ではナノテック・システムズのCUG-1を本来の目的ではないCDレーベル面へ塗布して、その効果を確認している。なかなか面白い話だ。塗るだけなら試してみようと言う気になる。
「P.78 OPアンプ音質レポート」ではLXA-OT1のOPアンプ交換試聴の結果がまとめられている。LXU-OT2もOPアンプが交換できるそうなので参考にして欲しいとのことだ。
全80ページの本なので気軽に読み終えたが、ロジウムメッキお勧め!木材お勧め!と何やら宗教本を読んでいるような気分で心地悪くなってきたのは、またまだ私のオーディオへの信心が足りないからなのだろうか。(苦笑)
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