『AVアンプ仕様一覧』PDFを見るとLX86とLX76の違いはパワーアンプ出力以外では、
1) 7.1chマルチチャンネル入力
2) USB DAC機能とリアUSB 入力端子
3) 専用チューンの電源トランスを搭載
の3点のようだ。なおLX85に付属していた電波(RF)式リモコンはLX86/76共にオプションになってしまった。
私的に気になったのは、LX85は昨年10月中旬発売だったのに今年は9月中旬と1か月前倒しとなっている。これは7/12(木)のヤマハRX-Ax020シリーズ発表の時にも感じた違和感だ。こちらは発表が昨年より6週間早くなっているが発売は昨年同様9月からとなっている。
オンキヨーも11/09/16発売のTX-NA5009後継機のTX-NR5010を7月中旬に発売している。何故3社とも今年は冬ボーナスシーズン向けハイエンドモデルの発売が例年より早いのか。
どうやら原因は「次世代HDMI規格」の発表時期にありそうだ。本格的な4K対応機能強化等が見込まれることもあり、規格が発表された時点でHDMI1.4対応AVアンプは旧規格モデルになってしまう。新製品の商機を逃すまい、1か月でも商品寿命を延ばそうとこういった日程になっているのだろう。
なお「4K映像パススルー出力対応」モデルは「次世代HDMI規格」を考慮していると考えられる。4K信号をそのまま通してくれるのであれば端子の繋ぎ替えやケーブル配線経路の見直しは必要ないだろう。
さて残るはソニーだが去年は9月「CEDIA Expo」でTA-DA5700ESを発表し日本発売は11/12/10だった。このスケジュールではTA-DA5800ES(?)は短命に終わってしまいそうだ。業績等を鑑みると今年は現行モデルのまま乗り切るという選択肢もありえそうだ。(汗)
まったくデジタル物は旬が短過ぎる。メーカーも開発コストが回収できないまま在庫処分になっては商売にならないだろう。HDMI1.3対応AVアンプに泣いている私としては残念ながら今年もAVアンプの買い替えは見送ることになりそうだ。
【関連リンク】
『SC-LX86』
http://pioneer.jp/components/avamp/lx86/index.html
『AVアンプ仕様一覧』
http://pioneer.jp/components/avamp/spec.pdf
『【CES】次世代HDMIで4K対応を強化へ。'12年後半に規格化』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120112_503700.html
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