7/12(木)メリルリンチは金先物価格が来年2013年には1オンス2000ドルに達する可能性があると報じた。これはFRBが9月にでもQE3を実施することになり、余剰資金が金市場に流れ込むからだと説明している。
そういえば7/11(水)放送のモーニングサテライトでメリルリンチ日本証券の吉川雅幸氏が次ぎの様なコメントを出していた。
米国経済は雇用とデフレのリスクにさらされており、このまま雇用が改善されなければFRBは9月にでもQE3を打ち出す。
7/10(火)の西川氏の説と真っ向から対立する予想となる。
さてどちらを信じて良いのだろうか。
1)自国内の情報に関してはメリルリンチに利があるだろう。
2)バーナンキFRB議長は米国経済のジャパナイゼーション(Japanization)を恐れているので必要と思えば積極的な手を打ってくる可能性が高い。
となるとメリルリンチ優勢だ。
QE3実施には“経済状況がさらに悪化しない限りメンバーの総意を得ることは困難である”とのことだが、その米国雇用統計の目標数値が何万人なのか。企業の4-6月期決算の数字を見ていると7-9月期の改善は期待出来ないものの、大幅な悪化も考えにくい。金価格は2011年に1900ドル突破後急落しているだけに、この時期に強気の予想を発表したメリルリンチの意図を裏読みしたくなる。(苦笑)
消費税アップが確実になったことと79円前後という円高の条件を考えると、確かに日本では金を買うには良いタイミングかもしれない。この連休はネット証券会社だけではなく金投資の会社もコツコツと調べてみることにしよう。
【関連リンク】
『コラム:リーマン危機前夜に似た国際マネーの流れ=熊谷亮丸氏』
http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPTYE86201C20120703?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0
『史上最高値後に急落 2011年、金の10大ニュース』
http://www.nikkei.com/money/gold/toshimagold.aspx?g=DGXNMSFK26006_26122011000000&df=1
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