3モデル共通仕様は、
1)HDMI8入力/2出力端子
2)3Dパススルー伝送、ARC対応
3)ネットワーク対応音声フォーマットは96kHz/24bit (WAV/FLAC), 48kHz (MP3/WMA/MPEG-4 AAC)
4)脚部に「A.R.T Wedge(Anti Resonance Technology Wedge)」を採用した5点支持構造
5)専用アプリケーション「AV CONTROLLER」対応
6)FM/AMチューナー内蔵
7)購入日より満5年間のメーカー保証
8)ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサー(ステレオ音声を最大96kHz/24bit分解能まで拡張処理)
9)VPS(バーチャル・プレゼンス・スピーカー)とダイアログリフト&レベル調整機能を搭載
10)4K映像パススルー/アップスケーリング
11)ZoneB対応HDMI出力を新装備
12)AirPlay対応
となる。今年のRX-Ax020シリーズで強化または追加された主な機能は8)以降の5点となる。
シャーシ構造、搭載DAC、ビデオプロセッサー、パワーアンプ数で各モデルに特徴を付けるというシリーズコンセプトは昨年と同様だ。3製品で松竹梅の価格付けというのは消費者の心理を考えた上手なラインナップで分かり易い。今年のトレンドとして「4K映像」にも対応している。
残念なのはネットワークオーディオ機能で192kHz/24bit やALAC (Apple Lossless Audio Codec)に対応していないことだ。既に同社のネットワークプレーヤーNP-S2000では再生可能なだけに、社内製品に気を使っていると競合他社製品との機能競争に負けてしまうと老婆心ながら危惧している。
3モデル固有の特徴は以下の通り。
RX-A3020 価格: 283,500円(税込) 2012年10月 発売
1)9.2ch AVレシーバー(最大11.2chまでの拡張対応)
2)ヤマハ独自の音場創成技術シネマDSP HD³(エイチディ キュービック)搭載
3)新型「YPAO-R.S.C.(Reflected Sound Control)」を搭載
4)IDT社の高性能HQVプロセッサーVHD1900を搭載
5)DSDダイレクト入力に対応(バーブラウンDSD1796を主要7chに投入)
6)金メッキスピーカー端子&ACインレット
RX-A2020 199,500円(税込) 2012年9月 発売
1)9.2ch AVアンプ(ch数の拡張に対応せず)
2)フルスペック・シネマDSP〈3Dモード〉
3)新型「YPAO-R.S.C.(Reflected Sound Control)」を搭載
4)IDT社の高性能HQVプロセッサーVHD1900を搭載
RX-A1020 126,000円(税込) 2012年9月 発売
1)7.1ch AVレシーバー
2)シネマDSP〈3Dモード〉
3)視聴環境最適化システムYPAO
となる。新型YPAO-R.S.C.搭載が今年の特徴の1つだからRX-A1020の魅力低下は否めないところだ。RX-A2020は価格帯的にもSC-LX56の良きライバルになりそうだ。
このニュースを見た時に「何故このタイミング?」と驚いた。記事を調べたら現行モデルは11/08/25(木)発表とあるので昨年に比べ実に6週間も早いことになる。SC-LX56やTX-NR5010(B)、TX-NR1010(B)といった強力なライバル機の発表に伴い前倒ししたのだろうか。または夏ボーナス商戦で現行モデルを値下げして売り切る作戦なのか?色々と考えさせられる新モデルの発表だ。
【関連リンク】
『AVアンプ製品ラインナップ』
http://jp.yamaha.com/products/audio-visual/av-amplifiers/
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