西川氏は「QE3だけで景気浮揚は難しい」のが一因と語り、これ以外に3つの理由を挙げた。
1)年末の「財政の崖」回避で減税と歳出削減延長が行われる可能性があり実施の正当性を主張出来ない。
2)大統領選挙、議会選挙を前に共和党がQE3に反対しており動き辛い。
3)雇用市場は年後半増加傾向にあるので実施する時期ではない。
といった旨のことを説明した。
7/2(月)以来のモーサテ記事だがQE3実施の有無が為替や株価等に影響を与えるので記録しておく。
6/17(日)のギリシャ再選挙を無事乗り切り金融市場はリスクオンになりつつも統計情報に一喜一憂、6/21(木)の記事の通り乱高下相場になりつつある。過去のこの状態を打破したのがQE3やLTRO実施だったのだが、西川氏の説明によれば年内実施は望み薄となる。確かにFRBとしては万が一の金融危機発生時の切り札として温存しておきたいので、しばらくは「用意がある」といった発言で市場の実施期待を維持するつもりだろう。
7/10(火)「EU財務相会合」で7月末スペインに約3兆円融資の方針が決まったこともあり、7/20(金)最終決定まではリスクオンといったトレンドになりそうだ。市場が落ち着いていれば7/12(木)の「日銀金融政策決定会合」は現状維持という結論だろう。
ところで7/2(月)に「2026:i穀物」ETFの値上りについて書いたが、恥ずかしながらその時は本当の理由を知らなかった。(冷汗) 「熱波で米国の穀物収穫量が減少の恐れ」といったニュースを知ったのは、この2〜3日後のことだ。私の見落としかもしれないが、それまでモーサテやWBS、日経でこの様なニュースを見聞きした記憶が無い。さすがプロは1ヶ月も前からしっかり天候情報を収集しているのかと感心した。
既に”過去最高値を更新”している状態で買いに入るのはリスクが高いので指をくわえて見ている方が良さそうだ。(苦笑)
まずはいい加減ネット証券選びを始めなくては・・・。
【関連リンク】
『世界的な食品価格高が再来か、熱波で米穀物相場が急騰』
http://jp.reuters.com/article/jpUSpolitics/idJPTYE86904220120710
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