本格的に業務が行われるようになったからだろうか。20/06/24(水)オリンパス株式会社が「映像事業の譲渡に関する意向確認書の締結」のニュースリリースを発表した。
参考:「映像事業の譲渡に関する意向確認書の締結について」
https://www.olympus.co.jp/ir/data/announcement/2020/contents/ir00012.pdf
過去に何度も噂になっては会社側が否定してきたカメラ部門の身売りが決定した。「フォトパスサービス」終了はこの準備の段階の1つだった訳だ。スマホのカメラにマーケットを奪われ厳しい状況だったカメラ事業に新型コロナ不況がトドメを刺したという形になった。
譲渡先の日本産業パートナーズ(JIP)はソニーのパソコン部門をVAIO株式会社として立て直した実績等があると聞いている。もっともVAIOの失敗はパソコン製品を増やし過ぎてブランドイメージを損ねたのが原因という記事を読んだ記憶がある。今は法人向けモバイルノートパソコンを中心に製品化して成功しているとの話だ。
オリンパスのPENやOM-Dブランドはカメラ愛好家には知られているが一般消費者にはあまり認知されていない可能性がある。しかもカメラの市場は小さくなる一方だ。VAIOとは異なり立て直しは前途多難に思われる。熱心なファンがいることから、セガが家庭用ゲーム機のハード部門から撤退した時のことを思い出してしまった。
マイクロフォーサーズマウントを愛用してきた私としては手持ちのレンズを活かせる防塵防滴仕様の最新カメラボディが欲しいだけにやはりOM-D E-M1 Mark IIIが気になる。
同日にはパナソニックが海外でLUMIX G100を発表している。ビデオブログ用途に適した機能を搭載しているが、防塵防滴ではない、ボディ内手ブレ補正がない点が残念だ。コンパクトさが気に入ったので静止画撮影向けのモデルが出て欲しいと思う。パナソニックにはまだまだマイクロフォーサーズマウントにも注力して欲しいものだ。
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