『ハンダ付けなしで誰でもできる!USB DACキットではじめる高音質PCオーディオ』
ページ数:24P
サイズ:B5判
付録: USB DACキット「DVK-UDA01」
発売日:2012/04/06予定
販売価格:5,985円 (税込)
「DVK-UDA01」の主な仕様
入力:USB 1.1
アナログ出力(ライン出力/ヘッドホン出力兼用):ステレオミニ
デジタル(S/P DIF)出力:RCA
対応サンプリング周波数:44.1/48KHz
興味が湧かない仕様のキットというのが第一印象だ。16bit 44.1/48KHzしか対応していないのであれば普通にCDプレーヤーで再生した方が簡単に音楽が聴ける。ハイレゾ音源に対応していないUSB DACに6,000円近い金額を出す価値があるのだろうか?そう思っていたところ発行元のインプレスジャパンが”開発者の中田潤氏による開発記を3回に渡って”掲載し始めた。
第1回:USB DACを作るにいたったワケ 〜“PCオーディオのノイズ”を知る 〜
http://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/dackit/20120302_513902.html
この広告記事を読んだら結構興味が出てきた。ポイントは4つ。
1)開発者が”旧カノープス(現グラスバレー、MEDIAEDGE)で高級・高画質ビデオカード「SPECTRAシリーズ」の設計を手掛けた中田潤氏”ということ。昔カノープスは憧れのビデオカード・ブランドだった。これだけで期待してしまう。
2) コンセプトが「信号測定による客観的な評価」ということ。”近年のUSB DACは回路設計のこだわりや測定結果をあまり表に出さず、オーディオマニア受けしそうな部品のグレードを語ることに力を入れているように思えるのだ。”という苦言には思わず同感だ。特に最近のオーディオ・アクセサリーは同じ素材を使用していてもオーディオ用となると値段が1桁上がると揶揄される程だから、このコンセプトを応援したい。
3)”もちろん、最終的に音が悪ければ意味がないので、メーカーに都合よく作られた数字だけが一人歩きするような状況は避けなければいけない。”というバランス感覚があること。オーディオ機器はカタログ数字の周波数特性や歪率、パワーでは音の良し悪しは分からない。”客観的な評価”と”聴感による主観的評価”をどう折り合いを付けて製品化したのか気になるところだ。
4)キットに使われているDACがTexas Instruments社製USB DAC PCM2704DBということ。写真の型番から検索してみたが結構定番のDACらしく他社からも「USBオーディオキット」が発売されており比較試聴等後々の楽しみもありそうだ。
あと残り2回の開発記を読んでから予約しても間に合うかな、そう考えが変わっているのだから私は見事にすくわれてしまったようだ。(笑)
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