1)13:30〜14:00 アニ玉祭PRステージ「ちばてつや先生スペシャルステージ」
漫画家としての経歴が紹介され今回アニメ化された『風のように』の紹介と、この漫画が描かれた時代背景が語られた。途中アニメ主題歌の「恋歌」を松本佳奈さんが歌うライヴがあった。松本さんの歌声と歌い方は手嶌 葵さんや井筒香奈江に通じるものがあり好みのヴォーカリストになりそうだ。
2)14:30〜15:30 国際会議室 ちばてつや先生特別トークショー&『風のように』上映会
1969年少女フレンドに掲載されたちば先生の40ページ読み切り漫画のアニメ化だ。丁度「あしたのジョー」では矢吹丈と力石徹の死闘を描いていた時期で先生は描き分けるのに苦労したと語っていた。
17歳でプロとしてデビューした漫画家という仕事は家の中に引き籠って行う仕事なので、花を求めて日本中を旅する養蜂家になりたいと思うようになった。60年から70年代の自然破壊と公害に心を痛め、自然を大切にと思いを込めてこの漫画を描いたと言う。
ベテラン作画・作画監督の本多敏行氏がこの漫画のアニメ化の企画を立ち上げ、話を持って来た時には地味な読み切り漫画を選んだことに驚いたそうだ。
丁度私が座った席の前に小学3,4年生と思われる男の子がいて、ギャグシーンではしっかり笑って楽しんで観ていた。私的にはこの21世紀に手書きセルアニメが観られるとは思っていなかったので懐かしさを味わった。劇場版アニメーションというより昔懐かしいテレビ漫画と言った方が印象は伝わるだろう。
ベテラン作画家が子供の為に制作したアニメだけあって動きは良いが1969年の漫画原作をそのままアニメ化したと思われるシナリオに関してはツッコミ所が多い。現代的にアレンジした方が今の若い人達にも共感してもらえるのではないかと思った。
上映後は「恋歌」のCD販売が行われ税込1,000円という価格と購入者には松本佳奈さんがサインを書いてくれるとのことで購入してきた。自宅のオーディオシステムで聴いてみたところ、録音は及第点で松本さんの歌を楽しむことが出来た。
公式ホームページには「主題歌入り予告編」があるので興味を持たれた方は観てはいかがだろうか。
【関連リンク】
『風のように公式サイト』
http://www.kazenoyouni.com/
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